ティランジア(チランジア)の知っているとちょっと面白い名前の由来

松本卓

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ティランジアは、チランジアやエアプランツと呼ばれている中南米原産の植物です。土が要らない植物として有名ですが、しっかりとした根を出し綺麗な花を咲かせます。

今回はタイトル通り、エアプランツの知ってるとちょっと面白い話を紹介しようと思います!

知ってるとちょっとだけエアプランツを買ったり育てたりするときに面白くなると思います♪

 

目次

ティランジア属の名前の由来

人名由来のエアプランツ

日本人由来のエアプランツ

花色、草姿が由来のエアプランツ

 

ティランジア属は何でティランジア属って言うの?

エアプランツはイネ目ブロメリア科ティランジア属に分類されています。今回のお話はこのティランジア属の由来についてです。

結論から言ってしまえば、スウェーデンの医師・植物学者であるエリアス・ティルランツ(Elias Tillandz)氏が由来になっています。

と言っても、ティルランツ自身が命名した訳では無く、同じくスウェーデンの植物学者であり、分類学の父と呼ばれているカール・フォン・リンネ(Carl von Linné命名しました。

命名に至った経緯は残念ながら不明なのですが、確かにTillandzとTillandsiaは似ていますよね!

ですが、なぜリンネはTillandzではなくTillandsiaに変更したのでしょうか。そこには国際命名規約が絡んでくるのです!

国際命名規約によると、植物と菌類は属名を人名由来にする場合は、語尾に-a-ia-eaをつけて人名を女性化(使用言語はラテン語)しなければならないんです。

では実際にTillandzを女性化してみましょう。国際命名規約では人名の語尾が子音の場合は-iaにしなければならないので、Tillandziaとなります!簡単ですね。

なお、TillandziaがTillandsiaになった経緯については不明です…!

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人名由来のエアプランツの種類

属名だけでなく、種小名にも人名由来のものがいくつかあります。

例えば以下のようなエアプランツは人名由来です!

 

ティランジア・エーレルシアナ(Tillandsia ehlerusiana)

ティランジア・スプレンゲリアナ(Tillandsia sprengeriana)

ティランジア・セレリアナ(Tillandsia seleriana)

ティランジア・エディシアエ(Tillandsia edithiae)

ティランジア・カウツキー(Tillandsia kautsky)

ティランジア・ハリシー(Tillandsia harrisii)

ティランジア・ドゥラティー(Tillandsia duratii) など

 

何か気づいたことはありませんか?

そうです、語尾や名前に含まれているアルファベットに規則性があるんです!

-ana-aekが含まれている-ii、これらが名前に含まれていれば、まず人名か地名などの固有名詞由来で間違いありません。

kが含まれていると固有名詞になる理由ですが、非常に単純なことでラテン語にはkが存在しないからなんです!

種名はラテン語で書かれますが、ラテン語に存在しないkが名前に入っているということは、他言語の言葉を無理やりラテン語に直したということになるんです。

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日本人が由来のエアプランツ

多くはヨーロッパなどの学者さんの名前がついているエアプランツですが、日本人の名前がついたエアプランがあります!

 

ティランジア・マツダエ(Tillandsia matudae) – 松田英二さん由来

ティランジア・エイジー(Tillandsia eizii) – 松田英二さん由来

ティランジア・タキザワエ(Tillandsia takizawae) – 滝沢弘之さん由来

 

これらは全て日本人の名前が由来となっています!

ティランジア・タキザワエの発見者である滝沢弘之氏は現在、日本ブロメリア協会の会長を務めています。また、アジア人で初めて国際ブロメリア協会の理事を務めた、日本が誇るブロメリア界の第一人者です。

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花色や草姿が由来のエアプランツ

人名や地名の他に花色や草姿が由来になることがあります。

ティランジア・イオナンタ(Tillandsia ionantha) – 花色のすみれ色を意味しています。

ティランジア・ヴィリディフローラ(Tillandsia viridiflora) – 緑色の花を意味しています。

ティランジア・カウレッセンス(Tillandsia caulecens) – 有茎の~を意味しています。

ティランジア・プセウドベイレイ(Tillandsia puseudbaileyi) – puseudは偽物の~を意味します。

ティランジア・ウスネオイデス(Tillandsia usneoides) – oidesは~もどきを意味します。  

 

こうしてみると意外と単純で面白いですよね。ウスネオイデスは和名をサルオガセモドキ(サルオガセの学名はUsnea)と言いますし、直訳したんですね!

 

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いかがでしたでしょうか。ちょっと小難しい部分もあったかもしれませんが、名前の由来が分かると面白いですよね!皆さんもぜひお店でエアプランツを見る時は名前の由来を想像してみてください。

 

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松本卓

趣味はチランジアの管理と爬虫類の世話。些細なきっかけでチランジアを育て始めたが、チランジア好きが派生して現在は日本ブロメリア協会にも所属。チランジアは小型で花の綺麗なものが好きで、チランジアを眺めているときが至福のひと時。最近の悩みは自宅で育てているチランジアが多くなりすぎて置き場所が無くなってきたこと。

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