パイナップルの切り方・栄養・食べ頃・ヘタの育て方|丸ごと買って楽しもう♪

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戸松敦子

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パイナップルの切り方、栄養、旬、種類、食べ頃の見分け方、保存方法をご紹介します!パイナップルを葉付きで丸ごと買うと、美味しく食べた後、ヘタを育てて観葉植物として楽しむことができます。実際に育ててみた生長の様子についてもお話しします。

目次

パイナップルとは|旬・種類

パイナップルは通年安定して輸入(ほぼフィリピンからの輸入)されているので旬は無いと言えますが、国産にこだわって言うと、石垣島のパイナップルは4月下旬~7月下旬、沖縄本島のパイナップルは5月中旬から8月初旬ごろが旬となっています。  その中でも、芯まで食べることができる「スナックパイン」は初夏の短い期間だけ収穫される話題沸騰のパイナップルで、甘く良い状態のものが沢山出回る旬は5月から7月中旬辺りまでです。 この写真はスナックパインです。

スナックパイン

パイナップルとは

パイナップルはアナナス科アナナス属の多年草で、原産地はブラジルを中心とする南アメリカです。

パイナップルという名は、実の形が松かさ(松ぼっくり)に似ていて、味がりんごのように甘いことからパイン(松の実)アップル(りんご)と呼ばれるようになったことに由来するそうです。

温暖な気候を好むため、日本では沖縄などで栽培されています。一般にお店で見るものはほとんどがフィリピンからの輸入品です。

パイナップルの旬と種類

パイナップルは通年安定して輸入されているので旬は無いと言えますが、国産にこだわって言うと、石垣島のパイナップルは4月下旬~7月下旬、沖縄本島のパイナップルは5月中旬から8月初旬ごろが旬となっています。

最近では、芯まで食べられるパイナップル「スナックパイン」も登場しています。スナックパインの甘く状態の良いものが沢山出回る旬は5月から7月中旬辺りまでです。

桃のような甘い香りがして、やわらかくて瑞々しい「ピーチパイン」もあります。実が少し小さめで、皮は赤みがかった色、果肉は白っぽい色をしています。

また、パイナップルは実の形が可愛いことから、生花ではミニパインが花束やアレンジメント用に使われることもあります。

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パイナップルの栄養

パイナップル 栄養 ビタミンC

パイナップルにはビタミンA、B、Cなどが含まれていますが、特にビタミンCが豊富です。生食はもちろん、ジュース、缶詰などの加工品にもされます。

タンパク質分解酵素が含まれているため、お肉とパイナップルを一緒に炒めるとお肉がやわらかくなります。酢豚にパイナップルが入っているのは理にかなっているのですね。

また、パイナップルには食物繊維も豊富に含まれていて、整腸作用を促す効果があるとも言われています。

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パイナップルの食べ頃の見分け方

丸ごとのパイナップルは、食べ頃かどうか切ってみないとなかなかわかりませんよね。そこをなんとか見分ける、食べ頃パイナップルの特徴はこちらです。

  1. 形がややしもぶくれである。
  2. 葉は深緑色で枯れていない。
  3. 実の色が黄みを帯びている。
  4. おしりの部分が柔らかすぎず、青々としすぎず、カビが生えていない。
  5. 甘い良い香りがする。

このポイントをチェックして、熟しすぎておらず、未熟すぎないものを選びます。実を押してチェックしたいところですが、商品を悪くしてしまうといけないので控えましょう。

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パイナップルの切り方

普通のパイナップルは、芯の部分が非常に固くて食べられません。葉とおしりの部分を切り落とし、芯を取って食べやすいサイズに小さくカットしましょう。

普通、パイナップルは芯の部分が非常に固くて食べられません。なので切り方といえば、皆様おおよそこんなイメージですよね。  まず、葉を切り落とします。(葉の根元を持ってぐるっとねじってはずす方法もあります。) この写真は普通のパイナップルです。

まず、葉を切り落とします。(葉の根元を持ってぐるっとねじってはずす方法もあります。)

 

次に、おしりの部分を切り落とします。(この部分が一番甘いので切りすぎに注意します。)

次に、おしりの部分を切り落とします。(この部分が一番甘いので切りすぎに注意します。)

 

そして、縦半分に切ります。さらに4分の1、8分の1に切り分けます。

そして、縦半分に切ります。さらに4分の1、8分の1に切り分けます。

 

芯の部分を取ります。その後、皮と実の間に包丁を入れて切り離し、一口大に切り分けます。

芯の部分を取ります。その後、皮と実の間に包丁を入れて切り離し、一口大に切り分けます。

 

一方、スナックパインは芯がやわらかく、芯まで食べる事ができるので芯を取る必用がありません。 この写真はスナックパインです。

スナックパイン

一方、スナックパインは芯がやわらかく、芯まで食べる事ができるので芯を取る必用がありません。

 

また、スナックパインの面白い所は、まるでトウモロコシを食べる時のように、実を芯からぽりっとはずしながら食べる事が出来ることです。  ちぎってはずしていくと芯がきれいに残りますが、芯も柔らかくて甘いので一口大に切って美味しく食べることができます。  ちぎったまま口に運んで食べる、盛り付け要らずのこの食べ方は、家族の食卓や友達とのパーティーなど、ワイワイと盛り上がる時に最適です。おつまみ感覚、おやつ感覚でいただきましょう。

また、スナックパインの面白い所は、まるでトウモロコシを食べる時のように、実を芯からぽりっとはずしながら食べる事が出来ることです。

ちぎってはずしていくと芯がきれいに残りますが、芯も柔らかくて甘いので一口大に切って美味しく食べることができます。

ちぎって口に運んで食べる、盛り付けいらずのこの食べ方は、家族の食卓や友達とのパーティーなど、ワイワイと盛り上がる時に最適です。おつまみ感覚、おやつ感覚でいただきましょう。

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パイナップルの保存方法

冷蔵庫で保存する

丸ごと買ってきたパイナップルは、冷蔵庫で1週間ほど保存ができます。新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室などの冷暗所に置きます。葉の部分を下にして逆さに置くと、おしりの方に集まっている甘味を全体に散らせることができるそうですよ。

切ったパイナップルはラップで包んで冷蔵庫に入れます。2~3日のうちに、なるべく早く食べきりましょう。

冷凍庫で保存する

冷凍する場合は、一口サイズに切って冷凍用保存袋に重ならないように広げて入れて凍らせます。冷凍しておくと、いつでもジュースや料理に使えて便利です。そのまま食べてもシャーベットみたいで美味しいですよ。1~2か月くらいは美味しく食べられます。

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パイナップルのヘタを育ててみよう!

パイナップルは熱帯アメリカ原産の多年草です。果実が食用になりますが、観葉植物としても利用されます。  パイナップルの葉の部分を水耕栽培して発根させ、その後土に植えると再びパイナップルができるそうです。ニンジンなどの水耕栽培よりかなりダイナミックですよね。この写真はスナックパインの葉です。

スナックパイン

パイナップルは常緑の多年草です。葉は観葉植物としても使われます。

パイナップルを食べ終わった後に、ヘタの部分を水耕栽培して発根させてから土に植えると、再びパイナップルができます。ニンジンや豆苗などのリボベジ栽培よりかなりダイナミックですよね。

 

10か月間ほど水耕栽培したパイナップルの葉の部分です。水耕栽培をはじめるとすぐに発根しましたが、しばらく水栽培で育ててきました。この写真はピーチパインです。

ピーチパイン

ピーチパインのヘタを10か月間ほど水耕栽培した様子です。水耕栽培を始めるとすぐに発根し、葉がイキイキとしています。

 

暖かくなったので、培養土に植え付けました。室内の明るいカーテン越しで育てます。

暖かくなった頃、培養土に植え付けました。室内のレースのカーテン越しに置いて育てていきます。

 

培養土に植え付けてから2ヶ月後の写真です。葉の色も濃くなり、ワイルド感が増してきました。  ミニパイナップルはできるでしょうか。これからの生長が楽しみです。

培養土に植え付けてから2か月後の写真です。葉の色も濃くなり、ワイルド感が増してきました。

 

植え付け後2年がたちました。3年ほどで実がなるといいますが、来年ミニパイナップルはできるでしょうか。これからの生長が楽しみです。

約2年後の様子です。葉の長さもぐんと長くなりました。

3年ほどで実がなると聞いて楽しみにしていましたが、実は3年を前にした冬、パイナップルの葉があまりにも大きく生長して室内での冬越しが難しくなり、ベランダで防寒対策をした冬越しに挑戦したところ、無残にも枯らしてしまい大反省でした。やはり暖かい気候を好むパイナップルは、東京の屋外では冬越しが難しいようです。

ちなみに、偶然にもお隣さんが同じ時期にパイナップルのヘタ栽培に挑戦していたようで、その1年後くらいに実がなっている姿を見せてもらいました。小さな可愛い実がなっていました!素晴らしいです。

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パイナップルを丸ごと買って楽しもう!

パイナップルを丸ごと買って切ってみると、もしや食べる部分より捨てる部分の方が多い?と、思うことがありますよね。でも、最近は芯まで食べられるパイナップルがあったり、葉の部分を観葉植物として育てて楽しむことができたりもするので、そう考えると捨てるところはそんなに多くないのかなとも思います。

先日、パイナップルを丸ごと買ったら、レジのお兄さんが「葉っぱ取りますか?」と聞いてくれたのでお願いすると、さっとねじって簡単に取ってくれてコンパクトに持ち帰れました。リボベジしないときは、その方法もいいですね。パイナップルは美味しくてビタミンや食物繊維が豊富です。ぜひ、丸ごと買ってワイルドに楽しみましょう!

 

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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