人気の球根クロッカス! 育て方や出回り時期、水耕栽培のポイントについて

LOVEGREEN編集部
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小さな球根で可愛らしい花を咲かせるクロッカス。水耕栽培でクロッカスに触れたことがある方も多いのでは? 今回はクロッカスの育て方や出回り時期、水耕栽培の方法などご紹介します。
目次
クロッカスの基本情報
地中海沿岸を原産地とする可愛らしい花を咲かせるクロッカス
クロッカスはアヤメ科クロッカス属の球根植物。小学生の頃、理科の勉強で触れた方も多いのではないでしょうか。
クロッカスの特徴として細葉が縦に長く伸び、その葉には白い溝があり、葉の間から蕾が出てきて花を咲かせること。小さな球根ながら、大きい花を咲かせるクロッカスは春の訪れを感じさせてくれる球根植物のひとつ。
クロッカスの種類は、およそ80種類以上あると言われています。花色も黄色から紫、白、赤紫など。 水耕栽培としても人気を誇る球根植物です。
クロッカスの出回り時期はいつ?
クロッカスには、春咲きと秋咲きの2種類あるので、種類によって出回り時期が異なります。
春咲きのクロッカスは、秋植えの球根として秋から冬にかけて出回ります。球根の植え付け時期でもあるので、球根の状態で並ぶのが秋口から年末にかけて。芽が出た球根の苗であれば1月~2月頃に園芸店に並んでいると思います。秋咲きのクロッカスは、夏植えの球根として夏季に出回ります。
▼春咲きの球根についてはこちら
クロッカスとサフランの違い
パエリアなどの料理に使われる香辛料として有名なサフラン。クロッカスとそっくりな花を咲かせます。
サフランは、クロッカスの一種なのですが咲く季節や花のめしべが異なります。秋咲きのクロッカスをサフランと呼び、春咲きのものをクロッカスと呼ばれています。サフランの花は、だらんと出た長い赤いめしべが特徴的です。
クロッカスの育て方のポイントは?
置き場所
日当たりがいいところ、水はけのいい場所。
水やり
クロッカスの土の表面が乾いていたら水をたっぷりあげましょう。
土の表面が湿っている場合は、球根腐れの原因になるので水やりは控えます。
肥料
クロッカスの花が終わった後に肥料を与えます。
カリ成分が入った液肥や固形肥料などの追肥を1~2回位行います。この追肥は葉が枯れるまでの間に行うのがポイント。
病害虫
球根や葉全体がかかる病気は、ウイルス病とモザイク病。
球根の葉がかかる病は、軟腐病、乾腐病、球茎硬化病。
茎の付け根が腐る首腐病、球根の病気は青カビ病があります。
風通しの悪い場所や長い間、球根が濡れた状態が続くと病害虫発生の原因となりますので気をつけましょう。
▼詳しいクロッカスの育て方はこちら
クロッカス
- クロッカスの見た目の特徴は、葉が細長く縦に伸び、その葉に白い溝があり、その細長い葉の間から蕾が出てきて花を咲かせることです。また、小さな球根ですが6枚の花びらを持った大きな花を咲かせます。クロッカスを注意深く観察するとわかりますが、春の暖かな晴天の日は、綺麗な花を咲かせますが、気温が下がると花は閉じてしまいます。クロッカスの花は種類も豊富で約80種類以上あると言われています。花の色も黄色、紫、白、赤紫、薄紫や縦の筋や網目状の模様が入っているものもあります。 クロッカスの大きな特徴は、一見茎が無いように思われますが、球根の部分が茎である球茎であり、春咲きと秋咲きの2種類あることです。
クロッカスの水耕栽培(水栽培)にチャレンジ
①クロッカスの球根を手に入れよう
9月~11月頃に春咲きのクロッカスの球根が園芸店などで出回ります。
②クロッカスの球根を冷蔵庫に入れて管理
なんで冷蔵庫に入れるのかというと春咲きの球根は冬の低い温度を体験しないと、花芽をつけない性質があります。
水耕栽培をするための球根を買ったら、球根を封筒や紙袋に入れて、冷蔵庫に2か月以上入れておきましょう。
③2か月ほど冷蔵庫で管理したあと取り出して器にセット
小さなお皿や器などに薄く水を張って、クロッカスの球根を置きます。根が出るまでは暗い場所で管理。根が出てきたら、明るい窓際などの場所で芽が出るのを待ちましょう。
※あまり球根に水がついてしまうとカビてしまうので注意しましょう。
コンパクトなサイズの球根なのでスペースを取らずに、水耕栽培ができるのもおすすめのひとつ。春咲きの球根の水耕栽培をお部屋で楽しんでみませんか♪
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