様々な顔を持つ花!クリスマスローズの魅力。

LOVEGREEN編集部
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ホームセンターや園芸店でクリスマスローズの苗がよく見られるようになってきましたね。古代のヨーロッパでは、クリスマスローズの香りが病人から病魔を除くと信じられ、ギリシアでは正気でない人を正気に戻すと考えられていたようです。
様々な花を咲かせるクリスマスローズの魅力についてご紹介!
クリスマスローズの話
クリスマスローズはキンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物のことで、ヘレボラス(学名: Helleborus)といいます。
本来、クリスマスローズという名前は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) を指した呼び方になるそうです。
薬用植物!?
クリスマスローズの根や茎などには有毒な成分が含まれていますので注意が必要です。
ヨーロッパでは、矢の先にクリスマスローズの毒を塗って鹿やなどの動物を狩っていたという歴史があるそうで、
中世では、有毒な効果から悪魔払いに使ったりしていたそうです。
日本には明治時代にクリスマスローズは入ってきたようで、そのころ日本では薬用植物として使われていたそうです。
預言の花
中世ヨーロッパでは、花の美しさや有毒から、悪魔払いに使われ、庭に植えられていたようです。また、ヘルボルスは「預言の花」としても知られ、天候予想などに使われていたといわれています。
神話の花
キリストが誕生したとき、祝福に訪れた貧しい少女が白い花(クリスマスローズ)をキリストに手渡したといわれています。
それ以来、クリスマスローズがキリスト誕生の象徴とも言われ、神話の花として語られているそうです。
同じ花は咲かない!?
クリスマスローズは株分けで大量に増やすことはできなく、種で増やすそうです。しかし種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲かないのがクリスマスローズ。そのため、クリスマスローズの種類は、園芸品種をつけられないほど増えています。育てていくと、自分だけのクリスマスローズを咲かせることもできるそうです!
花言葉
ヨーロッパでは昔、強い香りのするクリスマスローズで、人たちを落ち着かせていたと言われています。このような説から「慰め」「私の不安を和らげて」というような花言葉が付けられたそうです。戦場に出向くヨーロッパの騎士が恋人にクリスマスローズをプレゼントしたことから「私を忘れないで」という花言葉が付けられそうです。また、クリスマスローズに毒があることから「中傷」という花言葉もついています。
クリスマスローズの魅力がわかると愛着も湧いてきませんか?
ぜひ、この冬はクリスマスローズの花のある暮らしをお楽しみください。
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