【新生活】植物と暮らすために知っておくべき事は?

熊木健二
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引っ越して新生活を迎える方だけでなく、お部屋を掃除して気持ちを切り替えて新しい春を迎えてみてはいかがでしょうか。
目次
新生活シーズン到来!
春は引っ越しや新生活シーズン。新しい生活を迎える前は、わくわくな気分ですよね。せっかく新しいおうちやお部屋で暮らすなら、おしゃれな空間にしたり、自分好みのものを置いて楽しみたいところ。
新しいお部屋にグリーンもおすすめです。植物のある暮らしは、気持ちをリラックスさせてくれるだけでなく、生長する姿や時間を楽しめます。他にも毎日、植物を見ていると小さな変化にも気づけたり、少しやさしくなれる気がしたり。
植物のある暮らしをはじめよう
休日は、お部屋で植物に囲まれてリラックス。好きな音楽を聴いて、あたたかいモーニングコーヒーを入れて心地よい時間が過ごすのもすてきな時間。
植物の大きさや樹形、種類によって、お部屋の雰囲気も変えることも。最近は吊るして飾ったり、壁にかけたりとアレンジも様々。植物の飾り方をこだわるのも楽しみのひとつです。
植物のある暮らしの準備は何が必要?
植物と暮らすために確認しておきたいことは?ポイントをご紹介します。
窓の有無や光の入り方は、どのくらい?
植物を育てる上で、風通しや陽の入り方は大切なポイント。日が足りないと、ひょろひょろとした姿になってしまったり風通しが悪いと虫が湧いてしまったり、病気になってしまいます。
お部屋の環境を見極める
室内のそれぞれの環境もあるので自分の暮らす部屋の環境に合うかも見極めないといけません。日当たりや風通し、窓辺はスペースがあるか、水をあげられるスペースなど。
必要な道具は?
植物を育てる上で必要なものは、ジョウロや霧吹き用のスプレー、あとはバケツがあると便利です。また植え替えが必要な時期には鉢はもちろん、土も必要になってきます。メンテナンスのできるスペースも確保することを考えておきましょう。
置く場所や水を流す場所
植物を飾る場所を考えるのも大事ですが、水を流す場所を考えることも大切です。大きなベランダや庭があれば、水やりはラクですが都内の一人暮らしの場合は、お風呂場やキッチンシンクなどを使うようになることも。また寒さに弱い観葉植物は、ベランダで冬を越すことは難しいのでその場合どこに置くか…。一年を通して置き場所や管理する場所を考えておきましょう。
お部屋の環境別おすすめ観葉植物
お部屋の環境別におすすめの植物をご紹介!
日当たりが良い部屋におすすめ
まずは日当たりの良い部屋。日当たりが良い部屋なら大抵の場合はうまくいきます。
フィカス・ウンベラータ
- フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカが原産の葉がハート形をした人気の観葉植物です。原産地では10mほどの高さになる常緑中高木ですが、日本で観葉植物として室内で育てられているフィカス・ウンベラータは50cm~1.5mほどのものが一般的になっています。ゴムの木に比べると葉が薄く、幅広で葉脈がしっかりと見えます。シーグレープという観葉植物の葉に雰囲気が似ていますが、フィカス・ウンベラータの葉がハート形なのに対しシーグレープは葉が丸くうねりがあるので区別することができます。フィカス・ウンベラータは気温が下がると葉を落とすことがありますが暖かくなってくれば新芽を出すようになります。
明るい室内におすすめ
直射日光は当たらないけれど明るい部屋で育てたい植物。直射日光が苦手な観葉植物は意外と多いんです。
エバーフレッシュ
- エバーフレッシュは、ボリビア原産のマメ科コヨバ属の常緑高木です。日本では観葉植物として人気ですが、現地では30mを超すほどの高木になります。涼し気な明るいグリーンの葉と華奢な樹形が人気です。 エバーフレッシュは同じマメ科のネムノキと同じく、夜になると葉を閉じて眠ります。これを就眠(睡眠)運動と言います。この就眠運動は、夜間に葉から水分が蒸発していくのを防ぐ為だと言われています。 エバーフレッシュは、春から夏に薄黄緑色の小さな花を咲かせます。花もネムノキの花を小さくしたような、直径2~3㎝程度の花です。花後には赤いサヤの中に黒い種子の入った実を付けます。これがアカサヤネムノキという和名の由来です。
明るい日陰におすすめ
熱帯雨林やジャングルの中の木々が生い茂るところにいる植物は、わりかし耐陰性があります。サトイモ科の植物(モンステラ、ポトス、クワズイモ…等)やシダ類は、明るい日陰で湿度が好きです。
アジアンタム
- アジアンタムはイノモトソウ科ホウライシダ属に分類されるシダ植物の総称です。世界の温帯~亜熱帯に分布しており、その数は200種を超えるそうです。 日本でも温暖な地域にはホウライシダ属が自生しています。 アジアンタムの特徴は薄く小さい葉です。非常に繊細な雰囲気を持ったものが多く、シャワシャワとした葉は観葉植物として人気が高いです。 アジアンタムはその葉の薄さから乾燥と寒さに弱いです。しかし、耐乾燥性と耐寒性は品種によって異なり、日本に自生しているようなホウライシダは0℃程度まで耐えられます。 一般的に観葉植物として販売されているアジアンタムはそこまで耐寒性があるわけではないので、冬場は室内などに入れると良いと思います。
植物を毎日、観察しよう
植物を育てる上で、愛情を注ぐことは、お水をたくさんやることではなく植物に時間をかけてあげること!
植物の様子を毎日観察することが愛情を注ぐことだと思います。水が足りないと、葉っぱにハリがなくなったり、いつもと違う触感だったり。お肌と一緒ですね。水をあげすぎると、土が乾かず根が腐って枯れてしまう可能性もあります。
水やりの頻度を確認しましょう
・表面の土が乾いているか
・土に指や割りばしなどを入れて、中も乾いているか
・鉢の底を触って乾いているか(小さい鉢なら確認できる)
乾いているなら、鉢の底から出るくらいたっぷりとお水をあげましょう。水やりの回数は、植物の様子と土をみて判断。また季節によって、植物の動きや土の乾く具合が変わります。基本的には夏場は多めに、冬場は少なめに。
植物と向き合う時間をつくりましょう。きっと生活にも余裕をもてる暮らしに。
植物の小さい変化を感じることのできる毎日って、とてもすてきなんです。お気に入りの植物と、新しい暮らしをはじめてみませんか♪
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