秋まで楽しむ!グリーンカーテンのオキナワスズメウリとミニトマト~garden note

金子三保子
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あっという間に10月。秋本番、ガーデニングに最適な時期です。
我が家でも来年の春の苗の準備をしつつ、夏に切り戻しておいた草花が、再び咲き始めたりしています。ただいま育てている植物の様子をご紹介します。
目次
オキナワスズメウリ
今年のトレリスのグリーンカーテンは、リーフチコリとミニトマトの予定のはずが、予想外にもう一種類増えたのが、こぼれ種で発芽したオキナワスズメウリです。
ここのところ、毎年こぼれ種が発芽しているオキナワスズメウリですが、2016年の東京の9月は、2日しか晴れなかったため、充実した実ができないままシーズンが終了してしまいました。そのため、今年は発芽しないだろうなと思っていたところ、ものすごい数が発芽。2~3年、土に眠っていた種だと思われます。
こんな風にトレリス全体があっという間にオキナワスズメウリで覆われ、トレリスに這わせていたリーフチコリは、終わってしまいました。ちょっと残念。
オキナワスズメウリはこの生長力なので、夏のグリーンカーテンとしては、ものすごく優秀です。緑が明るいトーンなので、明るい空間になります。
初夏に種まきで育てると、夏に実が出来始めます。うちの花壇は地面が半日陰のため、こぼれ種が発芽するのが夏になってからなので、実が出来始めるのは秋で、最近ようやく実が出来始めたところです。
まだまだ実りはじめで、花も開花中。木枯らしが吹く前に、実ができるかどうかが問題です。
オキナワスズメウリを種から育ててみたい方へ
花屋さんで売っているオキナワスズメウリの赤くなった実を乾燥させて種を採って、初夏に種まきしてみてください。気温が高くないと発芽しないので、それを注意すれば、簡単に発芽します。
ミニトマト
同じくトレリスに這わせているミニトマト。今はオキナワスズメウリのツルの生長がものすごいので、ミニトマトに覆ったオキナワスズメウリの葉を取り去るのが日々の仕事です。
夏は実が休みますが、秋になるとたくさんの実ができ始めました。
うちでは実がなるまで抜かずに育てています。抜き取るのは、実が外で色づかなくなったころ、毎年11月ごろです。
ひょうたんみたいな形のミニトマト。自然のいたずらでしょうか。たまにユニークな形に出会えるのも育てる醍醐味ですね。
トマトの苗の抜き取りについてはこちらで詳しくご紹介しています。
いつ抜くのかって悩むところではないでしょうか。参考にしてみてください。
四季咲きクレマチス
ヴィオルナ系クレマチス(ベル咲き)が、再び開花し始めました。この系統のクレマチスは、四季咲き性があるので、剪定をすると1シーズンで複数回花を楽しめます。もう10月なので、今年はこれが最後の開花です。咲き続けるまでツルを伸ばして、最後は地際でカットします。
ベル咲きクレマチスは、四季咲き性があって、花が小さいので、狭いスペースで園芸される方にはおすすめです。ツル植物は這わせるものさえ用意すれば、本来の園芸スペースより広がりを持つことができます。
ヴィオルナ系クレマチス
その他の草花
ジニア
ジニアは東京だと11月くらいまで咲き続ける開花期間の長い草花です。秋になるとニュアンスカラーのジニアが季節の色合いに目が行きます。最近のジニアのカラーバリエーションには目を見張るものがあります。
シソの花
シソは短日植物なので、日が短くなってくると、花が咲き始めます。一度植えると、毎年こぼれ種で発芽するので、枯れるまでこのままにしています。
ボリジ
なんとこぼれ種が発芽したものが、もう開花してしまいました。8月にも他の株が開花したのですが、その後、自然消滅。この株が春まで持つのでしょうか?
ボリジも繁殖力が強いので、環境に合うとこぼれ種でどんどん発芽します。
いかがでしたか?まだまだ夏の植物の勢いが強い10月です。また何か変化がありましたらご紹介させていただきます。
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