植物にも栄養満点!納豆で作る米ぬかぼかし肥料の作り方

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米ぬかと油粕、魚粕などの有機質肥料を発酵させてつくる肥料を一般的にぼかし肥料といいます。有機質肥料を使用する以外にも、米ぬかにこうじ菌、乳酸菌、納豆菌、酵母菌などの自然の微生物を用いて作った発酵肥料もぼかし肥料の仲間なんです。

今回はお米屋さんや精米所で手に入る「米ぬか」と、朝ごはんのお供「納豆」でぼかし肥料を作ってみましたのでご紹介します。

目次

米ぬかとは

米ぬかとは、玄米を精米するときに出るお米の種皮や胚の部分の粉のことをいいます。

この米ぬかは、ビタミン、ミネラル類、脂肪、たんぱく質など多くの栄養素を含んでいるため、米油、ぬか漬けや各種加工食品として食べられています。

玄米からとれる米ぬかと白米は、栄養素の割合でいうと米ぬかが9割以上、白米は1割未満という分析結果も出ているほどです。こんなに栄養豊かな米ぬかを捨ててしまうのはもったいない!利用しない手はありませんね。

米ぬかはどこで売ってるの?

米ぬかは、お米屋さんで量り売りをしています。タケノコの季節には、あく抜きをする材料としてスーパーに売られています。他にもネット販売、精米所、農協などの直売所で入手できます。米ぬかを日常的に活用することに慣れてきたら、一家に一台精米機を購入してもいいですね。

米ぬかの酸化

なるべく新しい米ぬかを購入しましょう。というのも、米ぬかの酸化を防ぐためです。米ぬかは、精米した時から酸化がはじまります。保存状態にもよりますが、賞味期限は精米してから一週間ほどといわれています。

今回は肥料用として使用しますので賞味期限の有無は問いませんが、できるだけ早いうちに使用しましょう。

保存方法

生の米ぬかは虫が湧きやすいので使う分だけ購入するか、ジップロックやペットボトルのような密封できる容器に入れ冷凍庫で保管しましょう。

食用として米ぬかを活用しようと思っている方は乾煎りして冷ました後、密閉できる容器に入れ、冷凍庫または冷蔵庫で保存しましょう。

 

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納豆で作る米ぬかぼかし肥料の作り方

〜材料〜  ・米ぬか 1000g ・水   500~800cc ・納豆  1/4~1パック ・段ボール(30×20×20cm) ・ガムテープ  (用意する米ぬか、納豆の量はだいたいの目安で構いません。)

〜材料〜

・米ぬか 1000g
・水   500~800cc
・納豆  1/4~1パック
・段ボール(30×20×20cm)
・ガムテープ

(用意する米ぬか、納豆の量はだいたいの目安で構いません。)

 米ぬかぼかし肥料の作り方

段ボールの底をガムテープでしっかりとふさいでいきます。

段ボールの底をガムテープでしっかりとふさいでいきます。

 

虫が入り込まないように、隙間は埋めていきましょう。

虫が入り込まないように、隙間は埋めていきましょう。

 

発酵させるために必要な水を入れます。

そこに米ぬかを全量入れ、発酵させるために必要な水を入れます。

 

まんべんなく水分を含ませますが、この時大切なのは水の量です。  握ると固まりますが、手で簡単に崩れる位の水分量を目指しましょう。

まんべんなく水分を含ませますが、この時大切なのは水の量です。握ると固まりますが、手で簡単に崩れる位の水分量を目指しましょう。

 

米ぬかに混ざりやすいよう納豆に少量の水を入れて、米ぬかに加えます。

米ぬかに混ざりやすいよう納豆に少量の水を入れて、米ぬかに加えます。

 

よく混ぜ合わせ、空気をしっかりと入れることで発酵が進みます。  後は堆肥作りと同じで、段ボールのふたを閉めて、風通しが良いようにすのこなどの上に段ボールを置きます。

よく混ぜ合わせ、空気をしっかりと入れることで発酵が進みます。

 

ふたを閉めて…

ふたを閉めて…

 

風通しが良いように、すのこなどの上に段ボールを置きます。

段ボールのふたを閉めて風通しが良くなるように、すのこなどの上に段ボールを置いて管理しましょう。

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\米ぬかぼかし肥料が完成するまで/

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