ムクゲ(木槿)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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ムクゲ(木槿)の花言葉と種類についてご紹介。ムクゲ(木槿)は夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつける夏の花。
ムクゲ(木槿)の花言葉
「ムクゲ(木槿)」の花言葉は「デリケートな愛」「尊敬」。
色別の「ムクゲ(木槿)」の花言葉は特にありません。
ムクゲ(木槿)について
科・属 | アオイ科・フヨウ属 |
和名 | 木槿 |
英名 | Rose of sharon |
学名 | Hibiscus syriacus |
原産地 | 中国 |
開花期 | 7月~9月 |
ムクゲ(木槿)の特徴
ムクゲ(木槿)は夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木です。非常に強健で刈り込みにも耐えることから道路脇の街路樹として利用されることもあります。ハイビスカスのような南国を思わせる花ですが、耐寒性が非常に強く北海道でも地植えにすることができるほどです。
ことわざで「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」や「槿花一朝の夢」と言ったムクゲ(木槿)を冠したものがありますが、これはムクゲ(木槿)の花が1日でしぼんでしまうことを栄華のはかなさに掛けた言葉です。本物のムクゲ(木槿)の花は次々に咲くので秋まで楽しむことができます。ムクゲ(木槿)は初心者向けの花木で場所も気にせず植えられますので庭の寂しい部分を埋めるように植えてあげると良いでしょう。
▼ムクゲ(木槿)の詳しい情報はこちらもどうぞ
ムクゲ(木槿)の種類
ムクゲ(木槿)は非常に花の種類が多く、花色は桃色、藤色、白色など白~紫まで多彩ですし、八重咲品種も多くあります。よく見かける白地で花の底が赤い花を咲かせる品種は「日の丸」と呼ばれますが、茶人の千 宗旦がこの花を茶花として非常に愛したことから「宗旦ムクゲ」とも呼ばれています。その他にも濃い桃色で八重咲のシャクヤクのような花を咲かせる「ポンポンルージュ」や淡い桃色が美しい「鳥取花笠」、藤色の八重咲品種である「紫玉」、青に近い藤色が涼しげな大輪の「夏空」などがあります。
種も花粉もちょっと変わっているムクゲ(木槿)
ムクゲ(木槿)の花をよく見ると一粒一粒の花粉が肉眼でもよく見えます。ムクゲ(木槿)の花粉はほかの植物より大きく0.1mmほどあります。肉眼では球形に見えますが、顕微鏡で見るとびっしりと棘が生えた変わった形をしています。ムクゲ(木槿)は花粉を虫に運んでもらう虫媒花なので、虫に上手くつくようにトゲトゲの生えた花粉に進化したのだと考えられます。また、ムクゲ(木槿)の種も一風変わっており、硬い短い毛がモヒカンのように片側にびっしりと生えています。花も美しいですが、実ができる頃に一度観察してみると楽しいですよ。
ムクゲ(木槿)とフヨウ(芙蓉)の見分け方
見た目がとても似ているムクゲ(木槿)とフヨウ(芙蓉)。一番簡単な見分け方は葉の形です。
ムクゲ(木槿)の葉の大きさは小さめで、形は鋸歯で切れ込みが入っています。一方、フヨウ(芙蓉)は大きな葉で手のひらのような形をしています。
葉の色はムクゲ(木槿)は深緑、フヨウ(芙蓉)は明るい緑色です。木全体としての樹形は、ムクゲ(木槿)が直線的、フヨウ(芙蓉)は放射状に広がるように伸びるので柔らかな雰囲気があります。
▼その他の見分け方もこちらでご紹介しています。
▼ムクゲ(木槿)の育て方など詳しい情報はこちら
- ムクゲは夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木です。ムクゲは非常に強健で刈り込みにも耐えることから道路脇の街路樹として利用されることもあります。ハイビスカスのような南国を思わせるムクゲですが、耐寒性が非常に強く北海道でも地植えにすることができるほどです。また、ことわざで「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」や「槿花一朝の夢」と言ったムクゲを冠したものがありますが、これはムクゲの花が1日でしぼんでしまうことを栄華のはかなさに掛けた言葉です。ただ、本物のムクゲの花は次々に咲くので秋まで楽しむことができます。ムクゲは初心者向けの花木で場所も気にせず植えられるので庭の寂しい部分を埋めるように植えてあげるとよいでしょう。
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