リプサリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
リプサリス
学名

Rhipsalis

別名・流通名
森林サボテン
科名
サボテン科
属名
リプサリス属
原産地
中央アメリカ~南アメリカ中部、西アフリカ、東アフリカ、マダガスカル、スリランカ

リプサリスの特徴

リプサリスは紐のような見た目が特徴的なサボテンです。主に熱帯雨林に分布しており、樹木の幹や枝に着生していることから森林サボテンとも呼ばれています。サボテンの一種ではありますが、とげは無く、多肉植物のような見た目をしています。開花時期になると葉先に可愛らしい花を咲かせます。

リプサリスの詳細情報

園芸分類 サボテン、リプサリス
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
耐陰性 普通
BARREL AMATERAS LED 20W
BARREL

リプサリスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

リプサリスの栽培環境

日当たり・置き場所

リプサリスは真夏の直射日光に弱いため半日陰で管理してください。

【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、夏の直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。 遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

寒さには弱いので霜に当たらない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てられている方は、肌寒くなってきた位から室内に取り込んで下さい。気温が低くなってくると生長が緩慢になります。

用土

水はけのよい多肉植物用の土か、コルクやヘゴなどにミズゴケで着生させることができます。

リプサリスの育て方のポイント

水やり

土が乾いたら鉢底穴から流れるくらいジョウロでたっぷりと与えましょう。

【春・秋】
午前中に水やりをしましょう。

【夏】
夕方~夜に水やりをします。夏の午前中や昼間の水やりについては、昼間は気温が上がることにより、高温で株が蒸れる原因になります。

【冬】
昼間の気温が高いうちに水やりをし、気温が0度を切る場合は水やりを控え完全に断水します。小さい苗は乾燥で枯れてしまう場合もあります。気温が5度以上あり、乾燥している場合は月に1回様子をみてお水を与えてもよいでしょう。その場合は気温が上がっている昼間に与えるほうが良いです。暖かい日が理想です。低温時にあげることで根が傷んだり、根腐れの原因になります。

肥料

春と秋の生長期に緩効性肥料を1~2か月に1度、または液体肥料を2週間に1度与えるといいでしょう。

病害虫

乾燥によってハダニが発生することもあります。ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、リプサリス自体が枯れていきます。カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。

リプサリスの詳しい育て方

選び方

リプサリスを買う時は必ず病害虫に注意してください。ハダニアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々リプサリスが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

剪定・切り戻し

枝垂れるタイプはどんどん下に伸びますので、邪魔になる場合はお好きな位置で剪定しましょう。

植え替え・鉢替え

根が回り鉢がパンパンになったら、古い根の整理も兼ね、根をカットして同じサイズの鉢に植えるか、一回り大きな鉢に植え替えましょう。春か秋ごろに行いましょう。その際水やりは1週間後に与えましょう。梅雨時期、真夏、冬場は根が傷む可能性がありますので控えましょう。

夏越し

屋外で育てる場合、猛暑日は日陰に移動してください。30%~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が低くなったら生長が緩慢になるので、水やりを土が完全に乾燥してから行うようにしてください。霜に当たると枯れてきてしまうので、霜に当たらないように肌寒くなったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

春頃に葉を節で切り取りそのまま2~3日おいて切り口を乾燥させてください。発根したら、乾いた土に差します。お水をあげて風通しのよい場所で管理しましょう。葉先が乾燥してきた場合は霧吹きで葉水を与えましょう。その後は土が乾いたらお水をたっぷり上げます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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