トクサ(とくさ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
トクサ(とくさ)
学名

Equisetum hyemale

英名
Scouring rush, dutch rush
和名
とくさ(砥草)
科名
トクサ科
属名
トクサ属
原産地
日本、北半球の温帯地域

トクサ(とくさ)の特徴

トクサ(とくさ)はヨーロッパや北アジアに分布し、日本では中部地方よりも以北の山間に自生しています。草丈が30cm~100㎝くらいに生育するシダ植物です。スギナ(つくし)と同属の植物で生命力が強く、地中に地下茎を伸ばして、そこから明るい緑色をした茎を直立に地上に伸ばし群生します。茎の表面はザラザラしていて固く、その内側は空洞になっています。茎には節があり、引っ張ると節からスポッと抜けます。

 

 

トクサ(とくさ)の詳細情報

園芸分類 シダ・コケ
草丈・樹高 30cm~1m程
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
花色 茶色
開花時期 7~8月

トクサは天然のやすり?

トクサ(とくさ)の茎は表面に縦の細かい筋があり、ザラザラしている特徴を利用して、日本ではツゲの櫛などの木工品を磨くためのやすりとして使用されていた時代がありました。使用する時は湯を沸かかして煮込み、それを乾燥させたものを薄い板などに貼り付けて使用されていたようです。

トクサの茎は表面に縦の細い筋があり、ザラザラしている特徴を利用して、日本ではツゲの櫛などの木工品を磨くためのやすりとして使用されているようです。

 

 

 

トクサ(とくさ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料
開花

トクサ(とくさ)の栽培環境

日当たり・置き場所

トクサ(とくさ)は真夏の直射日光が苦手の為、西日や直射日光が当たらない明るい日陰が理想的です。真夏以外の季節は日のあたる場所で育てた方がよく育ちます。

耐陰性もあるので、日当たりが良くない場所でも育てる事が出来ます。

温度

トクサ(とくさ)は耐寒性はありますが、0℃以下にならない様に気をつけましょう。冬に霜がおりないような暖地ならば屋外での越冬が可能です。それ以外の地域では屋外で育てる場合、気温が5℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。気温が10℃前後になると生長が緩慢になります。

用土

トクサ(とくさ)の用土は水はけのよい土であれば、特に選ばず、どんな土でも良く育ちます。

トクサ(とくさ)の育て方のポイント

水やり

トクサ(とくさ)は乾燥には耐えられる植物ですが、湿地性のため、極端な乾燥を嫌います。春~秋にかけての生長期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬はあまり生長しないため、水やりは少なめで土の表面が乾いてから3日くらいたってから与えるようにしましょう。

肥料

トクサ(とくさ)は基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにしましょう。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

トクサ(とくさ)は特にかかりやすい病気やつきやすい虫はいません。冬場に霜に当ててしまうと枯れてしまうことがあるため、その点を注意しましょう。

トクサ(とくさ)の詳しい育て方

選び方

トクサ(とくさ)を買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと、後々トクサが弱ってしまったり、他の植物へ付着してしまう可能性があります。
茎が曲がっておらず、真っ直ぐ伸びているものを選びます。また茎は通常枝分かれをしませんが、先端が痛んでいると枝分かれすることがあります。そのため枝分かれしている茎がないか確認しましょう。

植え付け

トクサ(とくさ)は植え付けは4月~7月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。

 

剪定・切り戻し

トクサ(とくさ)は特に剪定や切り戻しの必要ありません。

植え替え・鉢替え

トクサ(とくさ)は植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は4~7月頃が最適です。

トクサ(とくさ)の花は7~8月に綿棒の先のような、楕円をした茶色の花がつきます。

夏越し

トクサ(とくさ)は夏の直射日光と西日が苦手の為、直射日光が当たる場所で育てている場合は、寒冷紗などで日よけをすると良いでしょう。

冬越し

トクサ(とくさ)の冬越しは0℃以上で、凍らせなければ冬越しする事が出来ます。冬場はよく日の当たる場所で管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

トクサ(とくさ)は植え替えを兼ねて株分けで増やします。まず株を抜き出して、地上の茎を2、3本つけた状態で地下茎をナイフやハサミで切り分けます。植え替えの時期は春ごろがお勧めです。この他にも挿し木で増やすこともできます。トクサは切り花にしたものを水につけているだけで発根する、と言われるくらい挿し木しやすい植物です。挿し木の方法は、トクサの茎を切り取り、しばらく水につけた後、湿らせた土に挿し、日の当たらない場所で発根するまで管理しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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