ヒソップとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヒソップ
学名

Hyssopus

英名
Hyssop
和名
ヤナギハッカ
科名
シソ科
属名
ヤナギハッカ属
原産地
南ヨーロッパ

ヒソップの特徴

ヒソップはシソ科の半常緑低木でハーブのひとつです。ヒソップの葉は、ミントに似たさわやかな香りがします。花は初夏から夏の間に穂状の花が開花します。ハーブとして以外に、花がとても美しいことから園芸素材としても利用されています。苗として購入した時点では草の趣ですが、ヒソップは分類としては低木です。数年管理すると古い枝は木化してきます。

ヒソップの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 40~60cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 ブルー、ピンク
開花時期 6月~9月

ヒソップの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

ヒソップの栽培環境

日当たり・置き場所

ヒソップは日当たりがよく、風通しのよい場所、水はけのよい土に植えましょう。

用土

ヒソップは水はけがよいアルカリ土壌を好みますが、さほど神経質にならなくてもすでに草花が育っている場所なら問題なく育ちます。鉢植えのヒソップは、草花用やハーブの土で育ちます。土を自分で作る場合は、赤玉6、腐葉土3、バーミキュライト1の割合が一般的です。ポイントは水はけをよくすることです。

ヒソップの育て方のポイント

日常の管理

ヒソップは丈夫なハーブですが、蒸れには弱いので日常から過湿と葉っぱが蒸れないように風通しよくするのがポイントです。葉が蒸れると株元の葉が黄色くなったり、葉を落とすなどのサインを出します。

水やり

地植えのヒソップは、根付いてからの水やりは必要ありません。真夏の日照りで土が割れてしまうほど雨が降らない場合は朝か晩に水やりをします。鉢植えのヒソップは、乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。

肥料

ヒソップは肥料が控えめの方が香りがよくなります。あまり肥料をあげすぎないようにしましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ヒソップの詳しい育て方

選び方

ヒソップはハーブのひとつです。効用を意識して飲食用としてヒソップを使う場合は、無農薬、またはそれに準じた、ハーブショップなどで飲食用として販売されている苗を選ぶと安心です。ヒソップは花が美しいことから園芸の苗としても流通しています。葉っぱが黄色くなっていない、生き生きとした緑の葉で、株もとにも葉っぱがある苗を選びましょう。

種まき

ヒソップは種からも育てることができます。種まきの時期は春か秋、ポット苗などに種をまき、間引きながら状態のよい芽を残して育てていくのが簡単な方法です。

植え付け

ヒソップを地植えにする場合は、加湿に弱い性質なので、少し盛り土をして植え付けるとよいでしょう。

剪定・切り戻し

初夏に咲く花が一通り終わったら、風通しのよい株にするために、切り戻しをしましょう。切り戻す位置は、株の半分~三分の一程度です。

植え替え・鉢替え

鉢植えでヒソップを育てている場合は、根が回ったら一回り大きな鉢に植え替えましょう。

ヒソップの花は初夏の6月ごろから開花します。澄んだブルーやピンクの穂状の花は美しく、園芸素材としても利用されています。ヒソップは花が咲く頃が香りが一番感じられる時期です。

収穫

ハーブとして花を収穫する場合は、花の開花直前に刈り取りましょう。

夏越し

ヒソップは暑さには耐えることができますが、過湿、蒸れに弱いハーブです。雨の多い梅雨から真夏は、切り戻しをしてすっきりと風通しのよい株で夏越しします。

冬越し

晩秋に株を10~20cm程度の部分で剪定して冬を越します。ヒソップは耐寒性がありますが、寒冷地などの霜が降りる地域は、株元にマルチングをして防寒をすると安全です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ヒソップは挿し木で増やすことができます。挿し木は花のついていない茎を使います。挿し木の適時は初夏、花のついていない新しい枝を10cmほど剪定し、1時間程度水に入れて水揚げしてから、赤玉土または鹿沼土に挿します。土を乾燥させないように半日陰で管理すると数週間で発根します。しばらく同じ環境で育ててから定植します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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