コロニラ・バレンティナとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
コロニラ・バレンティナ
学名

Coronilla valentina

英名
Scorpion vetch、Mediterranean crownvetch
別名・流通名
コロニラ、コロニラ バレンティナ バリエガータ、コロニラ・バリエガータ
科名
マメ科
属名
コロニラ属
原産地
南ヨーロッパ

コロニラ・バレンティナの特徴

コロニラ・バレンティナは、南ヨーロッパ原産のマメ科の常緑低木。春に黄色いマメ科らしい花がつる先に開花します。小さく仕立てた苗が多く出回っているため草花のように見えますが、翌年以降は株元が次第に木質化し、最終的に1m程度まで生長します。

園芸店で「コロニラ」の名で出回るのは、黄色い斑が美しい「コロニラ バレンティナ バリエガータ」が多く、カラーリーフとして扱われています。

コロニラ・バレンティナの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 25~100cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 黄色
開花時期 3月~5月

コロニラ・バレンティナの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

コロニラ・バレンティナの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所を好みます。カラーリーフとして扱う場合は、半日陰程度でも育てることができます。

真夏に直射日光が一日中当たり続けるような環境では、葉焼けを起こすことがあるので注意しましょう。

用土

水はけの良い土を好みます。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

コロニラ・バレンティナの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水があふれ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

マメ科の植物のため、過肥は好まず、やせ地でも育ちます。

地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

鉢植えは、肥料分が入っている土なら特に与える必要はありません。与える場合は、窒素分の少ない肥料を春と秋に控えめに与える程度で十分です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

コロニラ・バレンティナの詳しい育て方

選び方

コロニラ

つる先から株元まできれいな葉がついた株を選びましょう。寄せ植えに使い勝手が良い2.5号サイズの苗も流通しています。

植え付け

ある程度の寒さには耐えるため(-5℃程度)、地植えにすることもできます。植え付けの適時は春か秋です。移植を嫌うので、地植えは植え場所をよく考えてから行います。ただし、小さく仕立てられた苗はいきなり地に下ろさず、少しずつ鉢を大きくしてから植え付けた方が確実です。

鉢植えは、根をほぐさず植え替えましょう。

仕立て方

写真の寄せ植えは、オステオスペルマムを中心にビタミンカラーのイエロー系の草花を集めて作りました。  寄せ植えに使った草花  オステオスペルマム×2 宿根ネメシア コロニラ・バレンティナバリエガータ フォックスリータイム ロータスブリムストーン 斑入りワイヤープランツ

コロニラ・バレンティナ  バリエガータを使った黄色系の寄せ植え

明るい斑入りの葉は隣の植物を引き立ててくれるほか、伸びやかなつる性の茎は動きや広がりを演出できるため、ハンギングや寄せ植えなどによく使われています。

剪定・切り戻し

特に剪定の必要はありませんが、大きくしたくない場合は、花後に株元で剪定し、つるを更新していきます。

斑入り種なのに緑の葉が出てきたら、株元で剪定します。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、2年に1度程度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

春に黄色い花が開花します。

夏越し

鉢植えは、夏の水切れに注意しましょう。強い日差しが長時間当たり続けると、葉焼けを起こすことがあるので、鉢を半日陰程度の場所に移動させます。

冬越し

温暖地では、冬も常緑を保ちます。多少の霜には耐えますが、寒冷地では冬は室内管理するか、常に挿し木で株を更新しておくとよいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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