アリッサム(スイートアリッサム)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アリッサム(スイートアリッサム)
学名

Lobularia maritima

英名
Alyssum, Sweet alyssum
別名・流通名
スイートアリッサム
科名
アブラナ科
属名
ロブラリア属
原産地
地中海沿岸

アリッサム(スイートアリッサム)の特徴

アリッサムは地中海沿岸原産の多年草です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。本来は多年草ですが、湿気に弱いため日本では一年草扱いをされていることが多いようです。環境にあえば多年草化することもあります。

アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えや花壇に植える花として人気があります。カスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸品種も登場しています。

アリッサム(スイートアリッサム)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10~15cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 ピンク、白、オレンジ、黄色
開花時期 10月~4月

夏に強いスーパーアリッサム

最近スーパーアリッサムというアリッサムより夏に強い品種も登場しています。写真はスーパーアリッサムの斑入り品種です。

最近スーパーアリッサムというアリッサムより夏に強い品種も登場しています。写真はスーパーアリッサムの斑入り品種です。

 

アリッサム(スイートアリッサム)の花言葉

 

 

アリッサム(スイートアリッサム)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

アリッサム(スイートアリッサム)の栽培環境

日当たり・置き場所

アリッサムは日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水はけと通気性が良く、適度な保水性のある土が向きます。市販の草花用培養土か赤玉土小粒、腐葉土を混ぜたものを使用するとよいでしょう。

アリッサム(スイートアリッサム)の育て方のポイント

日常の管理

アリッサムはたくさんの花を咲かせるので、きれいな株姿を保つには花がら摘みをまめに行うのが美しさを保つコツです。放置すると株元が蒸れてが汚くなるので注意しましょう。

水やり

地植えは、植え付け以外は水やりの必要はありません。

鉢植えは、乾燥を好み多湿を嫌うため、水をやりすぎないようにします。鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。蒸れると株が傷むので、水のやりすぎには注意しましょう。

肥料

植え付け時に元肥を混ぜ込んで植え付けます。花数が減ってきたように感じたら、追肥として置き肥を与えます。

病害虫

湿気がこもる状態が長く続いた場合、灰色かび病や菌核病のようなカビが原因の病気になりやすくなります。害虫はアブラムシに注意します。

アリッサム(スイートアリッサム)の詳しい育て方

選び方

アリッサム

こんもりと盛り上がり、葉がみずみずしい緑色でつぼみがたくさんついているものを選びましょう。株元の葉が黄色くなっている苗は避けるようにしましょう。

種まき

発芽適温は15~20℃程度です。ポットに数粒ずつまいて良い芽を残して育苗する方法だと移植の手間が省けます。種が細かいので覆土は種が隠れる程度にします。

植え付け

株と株の間を20cm程度あけて植え付けます。苗は秋から流通していますが、真冬の花壇への植え付けは霜にやられる可能性があるため避けましょう。

仕立て方

這うようにカーペット状に広がるので、花壇の縁、グランドカバー、寄せ植えの前側、ハンギングバスケットなど、いろいろな用途で使うことができます。

スイートアリッサム リース 秋から春の寄せ植え 寄せ植えに使う小花

アリッサム(スイートアリッサム)、葉牡丹、ビオラなどを使った秋から春の寄せ植え

控えめだけどたくさんの花が咲くアリッサムは、寄せ植えの脇役としても活躍します。晩秋から春に開花する草花と合わせると、主役を素敵に引き立ててくれる存在になります。

 

 

剪定・切り戻し

アリッサムは日本では一年草扱いのため、大幅な切り戻しを行う必要はなく、日々花がら摘みをしながら管理します。3月以降に大幅な切り戻しをすると一番の見ごろに花がなくなるので注意しましょう。

最近は夏に強い品種も登場しています。多年草として管理する場合は、春の開花が一通り終わったら全体的に切り戻しをしましょう。夏は花を休みますが、秋に再び開花が始まります。

スイートアリッサム 秋から春の寄せ植え 寄せ植えに使う小花 

10月~4月頃に花を咲かせます。花がら摘みをまめに行うと長くたくさんの花を楽しめます。

夏越し

真夏の暑さや梅雨の湿気には弱いので、夏前までの一年草として扱います。最近登場している夏に強い品種は、花が終わったら切り戻しをして株を休ませましょう。

冬越し

耐寒性はありますが霜に弱い性質のため、霜が降りる場所ではマルチングを行うか鉢植えで管理します。また、真冬に庭へ植え付けるのは避けるようにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング