マダガスカルジャスミンとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
マダガスカルジャスミン
学名

Stephanotis floribunda

英名
Madagascar jasmine
科名
ガガイモ科
属名
シタキソウ属
原産地
マダガスカル

マダガスカルジャスミンの特徴

マダガスカル地方原産地の熱帯植物です。成長期は春と夏。マダガスカルジャスミンは常緑性低木なのでほぼ一年中葉が覆い茂り花が咲かない期間でも楽しむことが出来ます。また、つる性植物なので、上へ上へと壁などを伝いつるが成長していきます。つるが伸び、葉が常に茂っているので緑のカーテンとしてもしばしば使用されることがあります。春から夏ごろに掛けて花が咲きます。花は小ぶりで色は真っ白。純白と言える澄んだ色をしています。花びらが5枚ついており、直径は3cmから5cmに満たないほどです。通常一つの茎の先端から別れて、5つ前後同じ個所に花を咲かせます。

 

マダガスカルジャスミンの詳細情報

園芸分類 草花
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 4月~9月頃

マダガスカルジャスミンの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

マダガスカルジャスミンの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。

用土

初心者の方が用土を準備する場合、観葉植物用のものを使用するとよいでしょう。ご自分で配合することも出来ます。赤玉土、腐葉土を配合し混ぜ合わせると丁度良いです。水はけの良い土づくりを心がけましょう。

マダガスカルジャスミンの育て方のポイント

水やり

水の与え過ぎはよくありません。水を与え、土が乾いてから2、3日経った後にやっと与えるくらいでちょうど良いです。保水のし過ぎは根が腐る原因になります。特に冬はより間を空けても支障ないでしょう。

肥料

追肥を与える期間は成長期である春と夏。秋冬は成長が一時緩くなるので与えなくても良いでしょう。追肥を行うのは月に二回ほど液体肥料を与えてください。また肥料の管理が苦手と言う方は、徐々に溶け出す固形肥料を置いておくと良いです。

病害虫

マダガスカルジャスミンには害虫が付いてしまうことがあります。代表的な害虫はカイガラムシアブラムシです。葉の裏側などについているので、見つけ次第そぎ落としましょう。直接触れるのが嫌な場合は茎ごと除去し駆除します。

マダガスカルジャスミンの詳しい育て方

選び方

苗を購入し植え付けで育てる場合、苗は葉の緑が濃いものを選ぶと良いでしょう。黄色に変色していると病気にかかっている可能性、またはこれから悪化する可能性があります。よく根の張ったものが力強く成長します。その見極めは苗ポットの底を見ましょう。底まで根っこが出てくるようであれば、先の成長も見込めます。

種まき

マダガスカルジャスミンに種はありますがあまり市販に流通していないので、ご自身で育てたマダガスカルジャスミンから種を取ることになります。また種をまく際ですが、プランターなどを用意して等間隔に蒔き芽が出るのを待ちましょう。ただし時間が掛かります。挿し木で増やす時でさえ1年以上かかると言われているので種まきから育てるのはあまり一般的ではありません。

植え付け

植えつけを鉢で行う場合は苗よりも一回りから二回り大きい鉢を用意しましょう。小さな鉢の環境では根が成長する際に土のなかで絡まってしまいい、根詰まりを起こす可能性があります。

剪定・切り戻し

葉が枯れた、茎の先端が萎れてきている等の不調が出た際はすぐに取り除いてください。マダガスカルジャスミンは花が咲いたら同じ茎からまた花が咲くことはありません。咲き終わり次第次に生えてくる枝や花咲を増やすために剪定を行ってください。

収穫

マダガスカルジャスミンのタネは非常に小さく軽いので採取するには細心の注意を払いましょう。増やすのであれば挿し木が簡単ですが、どうしても種が採りたいと言う場合は小さめのビニール袋を花に被せて多い種が地面に飛び散らないようにしましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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