グミとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
グミ
学名

Elaeagnus

英名
Silverberry Oleaster
和名
茱萸(ぐみ)
科名
グミ科
属名
グミ属
原産地
東アジア

グミの特徴

グミとはグミ科グミ属の仲間の総称で、その品種は50~70種あると言われています。常緑も落葉もあります。日本で一般的に流通しているのは、主にナワシログミとナツグミです。ナワシログミは常緑低木で、葉の表面は銀葉、裏面が茶色という特性を持ちます。ナツグミは落葉低木で、名前の通り夏に酸味の強い赤い果実がなります。他にも園芸品種で斑入り種もあります。

枝を横に広げていくので、樹形もきれいです。銀葉のものは風で葉がそよぐ姿が、オリーブを思わせるような美しさです。非常に強健で、海辺などの風が強い場所でも日当たりが良ければよく育ちます。

グミの果実はほとんどが食用になります。余談ですが、お菓子のグミとは何の関係もありません。

グミの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑、落葉
草丈・樹高 1m~3m
耐寒性 有(品種による)
耐暑性
耐陰性 有(品種による)
花色 白~薄黄
開花時期 4月~5月頃

グミは日本の山野にも自生する落葉あるいは常緑の低木です。グミの仲間はほとんどの種類で、果実を食用とすることが出来ます。夏期に楕円形の赤い実を付けます。半透明のような光沢を帯びた見た目で、酸味の強い果実です。その昔は子供たちがその果実をおやつにしたと言います。酸味と時折渋みの強い果実もあります。

 

 

グミの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
結実

グミの栽培環境

日当たり・置き場所

半日陰でも育ちますが、果実を収穫したいのであれば日当たりがいいほうがいいでしょう。

用土

痩せ地でも育ちます。鉢植えは市販の培養土で十分です。

グミの育て方のポイント

水やり

表土が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

痩せ地でも育つ植物ですので、過肥の必要はありません。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

グミの詳しい育て方

選び方

株元から幹がしっかりと安定しているものを選びましょう。

植え付け

真夏と真冬を避け、春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

仕立て方

ツルグミなどのツル性のものは、不安定なので支柱を立てるようにします。

剪定・切り戻し

枝を横に広げていきます。邪魔になるようであれば適宜剪定しましょう。グミは秋に花を咲かせ、翌年の夏に結実します。果実を楽しみたい場合は、この秋の花に気をつけて剪定してください。

植え替え・鉢替え

真夏と真冬を避け、春か秋の暖かい日に行います。

筒状の小さな花を秋に咲かせます。見逃してしまうほど小さな花ですので気をつけてください。

収穫

夏に結実します。品種によっては、果実の酸味と渋味が強いことがあるので気をつけましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で容易に増やせます。

グミは日本の山野に自生していた植物です。日本の気候には馴染みやすい性質で、育てやすい植物です。園芸品種では、斑入りなど葉の鑑賞価値の高いものも出ており、庭木としても人気の樹木です。海辺などの過酷な状況でもよく育ちます。日当たりがよければ、痩せ地でもよく実を付けます。

 

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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