アベリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アベリア
学名

Abelia × grandiflora

英名
Abelia
和名
花衝羽根空木(ハナツクバネウツギ)
科名
スイカズラ科
属名
ツクバネウツギ属
原産地
中国

アベリアの特徴

アベリアは生垣や下草、公園、川沿いの緑道、街路樹などにとてもよく使われている半常緑低木です。(一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。)最近では、マンションなどのエントランスの植栽にも、アベリアを使用されているのを見かけます。

アベリアは性質が丈夫で、特別な手入れをしなくても生長する手入れが簡単な植物です。また、花の時期が5月~初冬までと、とても長く咲き続けるのも特徴のひとつです。花は白やピンクですが、花びらが散ったあとにガクがきれいに残るので、その状態も観賞価値があります。

▼アベリアについて詳しくご紹介しています。

アベリアの詳細情報

園芸分類 常緑
草丈・樹高 0.5~2m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 5月~初冬

アベリアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花

アベリアの栽培環境

日当たり・置き場所

アベリアは日当たりと水はけのよい、強風が直接当たらない場所を選んで植え付けます。性質が強く、日陰気味の土地でも育ちますが、花つきは日当たりのよい場所に比べて悪くなります。

用土

アベリアは水はけのよい場所なら、特別に土質を選びません。鉢植えでアベリアを育てる場合は、花用の培養土で問題なく育ちます。

アベリアの育て方のポイント

水やり

地植えのアベリアは根付いてからは水やりの必要はなく、降雨だけで育ちます。鉢植えのアベリアは、土の表面が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。

肥料

地植えのアベリアは肥料をやる必要はありません。鉢植えのアベリアは、2月~3月と花の開花中の年2回程度、緩効性肥料をやる程度で十分です。

病害虫

アベリアは特別目立った病害虫の害はなくとても強いことから、道路の植栽などにもよく使われます。病気にかかるとすれば、常に強風が当たるような場所に植えると株が弱る可能性があります。

アベリアの詳しい育て方

選び方

アベリアは品種が数品種ある花木です。葉の色は緑や斑入りなどがあります。花の色は白とピンクがあります。品種によって丈が若干違うので、植え付ける場所にあわせた品種を選びましょう。株は葉っぱが生き生きとして株元まで葉っぱがきれいについている、姿が好みの株を選んでください。

植え付け

アベリアの植え付けの適時は、陽気のよい春と秋が適しています。真夏や真冬の植え付けは、木にとってストレスがかかる時期なので避けましょう。

仕立て方

アベリアは刈り込みに堪えるとても性質が強い花木なので、好きな丈、株姿に仕立てることができます。背丈を伸ばしてトレリスなどに添わせる場合は、伸びる品種を選びましょう。

剪定・切り戻し

アベリアはとても生長が早く、萌芽力もある花木です。自由な株立ちを楽しむこともできますが、生垣など、整った状態を維持したい場合は、定期的に剪定しましょう。アベリアの剪定の適時は2月~3月ですが、これ以外でも伸びたら剪定しても特に問題ありません。ただし、アベリアの花は5月頃から晩秋まで咲くので、その間に大幅に剪定すると、花芽を切ってしまうことになります。花を楽しみたい方は注意しましょう。とても伸びる花木なだけに枝が混み合いすぎると風通しが悪くなるので、混み合いすぎた場合は適度に間引く剪定が必要です。

植え替え・鉢替え

鉢植えのアベリアは数年に一回は植え替えをします。生長力が強い花木なので、放置しておくと、鉢が根でいっぱいになり、病気や花つきが悪いなどの現象が出ます。植え替えは、土を落として傷んでいる根を切り、一回り大きな鉢に植え替えるのが基本です。

アベリアの花は、5月から晩秋まで長く開花します。年の気象によっては、年末まで花が開花しているのを見かけることもあります。白やピンクの花が散った後のガクの状態も美しいのがアベリアの特徴です。花の片づけが比較的楽な花木です。

夏越し

アベリアは特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

アベリアは特別な冬越しの必要はありません。一般的には常緑ですが、寒冷地では落葉する場合があります。また、年の気象によっては葉が紅葉することがあります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アベリアは挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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