ピラカンサ(ピラカンサス)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ピラカンサ(ピラカンサス)
学名

Pyracantha

英名
firethorn
和名
常盤山査子(トキワサンザシ)
別名・流通名
ピラカンサス、トキワサンザシ
科名
バラ科
属名
トキワサンザシ属
原産地
南ヨーロッパから東南アジア

ピラカンサ(ピラカンサス)の特徴

ピラカンサは庭木や生垣として人気のあるバラ科の常緑低木です。春の終わりから初夏には小さな真白な花を枝いっぱいにたわわに咲かせます。秋から冬にかけては枝をしなるらせるほどにたくさんの果実を実らせます。あまり手をかけずとも毎年結実してくれるので、庭木として人気の樹種です。枝には細かいトゲがあり、常緑ということもあって、生垣として利用されることも多々あります。

ピラカンサというのは、ピラカンサ属の樹木数種類を指して使われる呼称です。赤い果実を付けるトキワサンザシ(Pyracantha coccinea)の他、黄色い果実のタチバナモドキ(Pyracantha angustifolia)などがあります。

 

ピラカンサ(ピラカンサス)の詳細情報

園芸分類 庭木
草丈・樹高 3~5m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 5月~6月

ピラカンサ(ピラカンサス)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え
結実

ピラカンサ(ピラカンサス)の栽培環境

日当たり・置き場所

ピラカンサは日当たりの良い場所を好みます。

用土

ピラカンサは肥沃な土壌の方が果実をたくさん実らせます。植え付け時にはたっぷりと腐葉土を漉き込むようにしましょう。

鉢植えのピラカンサは市販の培養土で問題なく育ちます。

ピラカンサ(ピラカンサス)の育て方のポイント

水やり

庭植えのピラカンサは根付いてからは特に水やりの必要はありません。極端に高温や乾燥が続いた時は、株元にたっぷりと水やりをします。

鉢植えのピラカンサは表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと与えます。

肥料

3月頃、花が咲く前に効いていく緩効性の肥料を与えます。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ピラカンサ(ピラカンサス)の詳しい育て方

選び方

ピラカンサは主幹がしっかりとしていて、葉に光沢があるものを選びましょう。

植え付け

ピラカンサの植え付けは、真夏と真冬を避けた春か秋の暖かい日に行います。

仕立て方

それほど樹形が乱れる樹種ではありませんが、棘のある枝を横に広げるので、不要な枝は適宜剪定しましょう。

剪定・切り戻し

ピラカンサは秋頃から翌年の花芽の準備に入ります。剪定は花後~9月くらいまでに済ませるようにしましょう。

植え替え・鉢替え

ピラカンサの植え替えは、真冬と真夏を避けた春か秋の暖かい日に行います。

5~6頃に真っ白な花をたわわに咲かせます。風に吹かれて飛んでいく花びらも粉雪のようで美しい花です。

5~6頃に真っ白な花をたわわに咲かせます。風に吹かれて飛んでいく花びらも粉雪のようで美しい花です。

収穫

ピラカンサの果実は10月の終わり頃から色づき時始めます。直径1cm程度の小さな粒が房状になって枝にたわわになります。真赤、あるいは黄色の果実は食用にはなりませんが、とても美しく観賞価値があります。

人間には食べられませんが、鳥たちがピラカンサの果実をついばんでいるのをよく見かけます。

夏越し

特に必要な夏越しの作業はありません。

冬越し

ピラカンサは常緑です。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ピラカンサは挿し木で増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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