LOVEGREEN 植物と暮らしを豊かに。

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑101-110件 / 全1361件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

さつまいも(サツマイモ)

  • さつまいもは、肥大した根の部分を食用にするヒルガオ科の野菜です。土を這うように蔓をぐんぐん伸ばし、たくさんの葉をつけて生育します。メキシコ~中米の熱帯地方原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わり「さつまいも」と呼ばれるようになりました。 さつまいもは他のイモ類と比べて甘く、お菓子の食材としても利用されています。炭水化物、食物繊維、ビタミンC、カリウムなど様々な栄養素を含みます。高温や乾燥に強く、連作しても障害が出にくく、無肥料でも育つ丈夫な野菜であるため、数々の食糧難の危機を救ってきた歴史があります。 さつまいもは品種によって、皮の色、実の色、形などが異なり、食感もほくほく系、ねっとり系、しっとり系など様々あります。 さつまいもの花は、同じヒルガオ科・サツマイモ属のアサガオの花に似ています。熱帯や亜熱帯気候ではよく開花しますが、日本では沖縄県を除いてはあまり開花することはありません。

ヤブコウジ(十両)

  • ヤブコウジは十両とも呼ばれる、赤い実を付けるサクラソウ科の常緑低木です。藪柑子という名前は、ミカンの一種の柑子に似て、藪に生えているのが由来です。江戸時代にはさまざまな葉の特徴の品種が作出され、斑入りなどの美しい品種は高額で取引されたこともあった古典植物です。現在でも十両という名前から万両や千両とともにお正月の縁起物として扱われています。 樹高は15cmから大きくてもせいぜい30cm程度です。自生種は山の藪のような場所に群生していることが多く、庭木としては寒さや日陰にも耐えるため、下草、庭園のグランドカバー、盆栽などに利用されています。 7月~8月にうつむきがちに白い花が開花します。大きくなっても30cm以内の樹高のため、下を見ながら歩いていないと気付かないことも。花が終わると結実し、晩秋から冬の足元を華やかに彩ります。 主に和風の庭に利用されますが、斑入り種は洋風の庭の暗くなりがちな日陰のグランドカバーとして使っても効果的な素材です。

アリッサム(スイートアリッサム)

  • アリッサムは地中海沿岸原産の多年草です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。本来は多年草ですが、湿気に弱いため日本では一年草扱いをされていることが多いようです。環境にあえば多年草化することもあります。 アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えや花壇に植える花として人気があります。カスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸品種も登場しています。

百両(カラタチバナ)

  • 百両(カラタチバナ)は、冬に赤い実をつける常緑低木です。同じヤブコウジ属の万両(マンリョウ)、センリョウ属の千両(センリョウ)と並んで、冬でも常緑で赤い実をつける縁起物の植物として人気があります。 樹高は70cm前後と低めなので下草として使われます。日陰にもよく耐えるので和風のシェードガーデンなどで活躍します。 夏に白い花が俯くように開花しますが、非常に小さく、よく探さないと見逃してしまうほどです。その後結実し、冬に向かって少しずつ実が赤く色づきます。光沢のある深いグリーンの葉の下の方に、秋から初春にかけて長い期間真赤な実がついているので、花が少ない冬の庭に彩りを与えてくれます。

クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)

  • クリスマスの季節に鉢物や切り花として出回るクリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)は、モチノキ科の常緑樹です。 名前にヒイラギとありますが、節分に使われるヒイラギはモクセイ属、クリスマスホーリーはモチノキ属なので、分類としては違う植物です。和名の「西洋ヒイラギ」は、ギザギザの葉がヒイラギの葉に似ていることにちなみます。ギザギザした葉は年月を経ると少なくなるため、樹齢によって葉の形状に違いがあります。 丈夫で育てやすく萌芽力があるので、庭木のほか生け垣として使われることもあります。春から初夏にかけて白い花が開花し、晩秋に赤い実がなります。 ちょうど実が赤く色づくのが晩秋のため、クリスマスの季節に鉢ものや生花として流通し、アレンジやリースの花材としてもよく利用されています。 ホーリーとはモチノキ属の植物(Ilex)のことです。本来はクリスマスホーリーというと西洋ヒイラギのことをさしますが、クリスマスホーリーの名で流通しているのは、シナヒイラギなどIlex類の総称として出回っているようです。育て方にさほど違いがあるわけではありませんが、葉の形や最終樹高が違います。

ハボタン(葉牡丹)

  • ハボタン(葉牡丹)は、キャベツの仲間。非結球ケールから品種改良されたアブラナ科の観賞用植物で、お正月の縁起物としても親しまれています。見た目も葉にふれた感触もキャベツに似ています。その形が牡丹のようにも見えることから「葉牡丹」と名付けられました。円形状の葉が幾重にも重なっていて、ふちをギザギザや丸でかたどっています。ヨーロッパから渡来したときには食用でしたが、その後は観賞用として改良されました。 昔は大株のタイプを花壇に植えることが多かったですが、最近は小型の品種改良が進み、様々な種類が豊富に出回り、ちりめん状の葉をしたもの、まるでバラのように見えるタイプ、アンティークカラー、黒葉、葉に光沢がある品種などもあります。種類によっては丈が100cmを超すものまであります。丈夫で育てやすく寒さに強いことから、秋から春の寄せ植えやハンギングバスケット、花壇植えに使う花苗として大活躍します。ハボタン(葉牡丹)は、花が少ない冬のガーデンを華やかに彩ってくれる貴重な草花の1つです。 本来は多年草ですが、ヨーロッパ原産で日本の高温多湿が苦手なため、秋に植え付けて春に茎が伸びて花が咲いたら引き抜く一年草扱いをされることが多いです。花が咲いた茎を株元でカットして脇芽を伸ばすと踊りハボタン(葉牡丹)ができます。

サンダーソニア

  • サンダーソニアは南アフリカ原産の球根植物です。春に球根を植え付けて、6月~7月頃にオレンジや黄色の小さなランタンのようなユニークな形をした花を吊り下げるように咲かせます。草丈は50~70cmほどで、笹に似た細い葉をもちます。 生花のアレンジメントに使いやすくて人気があり、一年を通じて切り花が出回っています。提灯のような花の形から「チャイニーズランタン」や「提灯百合(チョウチンユリ)」と呼ばれることがあり、英名ではクリスマスベルとも呼ばれます。 サンダーソニアの球根には有毒成分であるアルカロイドが含まれるため、子供やペットが間違って口に入れてしまわないよう注意が必要です。

ラナンキュラス ラックス

  • ラナンキュラス ラックスは、宮崎県の綾園芸さんが異種間交配によって作出した新しいラナンキュラスです。ラックスという名は、ワックスをかけたようなキラキラした花弁から、ラナンキュラス+ワックスを合わせて「ラックス」と名付けられました。現在は「ラックスシリーズ」として、毎年のように新品種が増えています。 花は一重~半八重で、1本の茎が分枝してスプレー咲きになるので、たくさんの花が楽しめます。耐寒性、耐病性に優れ、庭や花壇に地植えすると、水はけなどの環境があえば宿根草のように植えっぱなしで翌年開花するのも大きな特徴のひとつです。 一般的なラナンキュラスより背丈が高く多花性のため、庭や花壇に植え付けると目を引く存在になります。花の日持ちも良く、つぼみのうちにカットしても、すべての花がきれいに咲くため、切り花でも人気があります。

ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)

  • ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)はクローバーの仲間で、4月~6月に赤い花を咲かせます。本来は多年草ですが、暑さには弱いため日本では一年草として扱われています。 名前の通りいちごを逆さにしたようなかわいらしい形で、苗もののほか、切り花としても流通しています。ストロベリーキャンドル(クリムゾンクローバー)は、花畑に使われるワイルドフラワーのミックスの種にも入っていることもあります。

ツルボ

  • ツルボは、日本各地に分布するキジカクシ科の耐寒性多年草(球根植物)。日当たりの良い山野、畑のあぜ道、河原の土手などの丈の高い草が生えないような場所に自生しています。 日本に自生している植物のため、丈夫で繁殖力旺盛で植えっぱなしで管理できます。夏と冬は休眠し、春に出た葉は夏に枯れ、8月~9月に再び葉が出て株元から花穂を立ち上げ薄紫色の穂状の花が開花します。野草なので派手さはありませんがかわいらしい花は群生すると見栄えがします。 別名の参内傘(サンダイガサ)の名前の由来は、花の形が公卿が参内する際に従者がさしかけた長柄の傘をたたんだ形に似ていることにちなみます。古くから薬草として球根をすりつぶしたものを、神経痛、腰痛、膝痛、やけど、切り傷などの患部に貼る湿布薬として使われてきました。ただし、根の部分には毒性があります。

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

ミドラス