さつまいも(サツマイモ)
- さつまいもは、肥大した根の部分を食用にするヒルガオ科の野菜です。土を這うように蔓をぐんぐん伸ばし、たくさんの葉をつけて生育します。メキシコ~中米の熱帯地方原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わり「さつまいも」と呼ばれるようになりました。 さつまいもは他のイモ類と比べて甘く、お菓子の食材としても利用されています。炭水化物、食物繊維、ビタミンC、カリウムなど様々な栄養素を含みます。高温や乾燥に強く、連作しても障害が出にくく、無肥料でも育つ丈夫な野菜であるため、数々の食糧難の危機を救ってきた歴史があります。 さつまいもは品種によって、皮の色、実の色、形などが異なり、食感もほくほく系、ねっとり系、しっとり系など様々あります。 さつまいもの花は、同じヒルガオ科・サツマイモ属のアサガオの花に似ています。熱帯や亜熱帯気候ではよく開花しますが、日本では沖縄県を除いてはあまり開花することはありません。