アイビー(ヘデラ)の育て方|植物図鑑

植物名
アイビー(ヘデラ)
学名

Hedera

英名
Ivy
科名
ウコギ科
属名
キヅタ属
原産地
北アフリカ、ヨーロッパ、アジア

アイビー(ヘデラ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
肥料

アイビー(ヘデラ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日光
アイビーは必要な日光が足りないと葉が落ちてしまうので、出来るだけ日当たりのいい場所に置くようにします。

【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
アイビーは耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当てすぎてしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
アイビーは耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

アイビーは寒さ暑さにも強く、暖かい地域なら屋外越冬が可能です。
気温が5℃前後になると生長が緩慢になります。

用土

アイビーは地植えが可能ですが、鉢植えにする場合は、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

アイビー(ヘデラ)の育て方のポイント

水やり

アイビーは寒くなると生長が停滞するので、気温によって水をやるタイミングを変えます。
【気温が5℃以上のとき】
主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。
【気温が5℃以下のとき】
アイビーは気温5℃前後を切ってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
アイビーを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてアイビーの葉が萎れてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。
【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、定期的に霧吹きなどでするようにしましょう。

肥料

アイビーは基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。
【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがアイビーの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。
【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。
【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。
【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにアイビーを置いている場合は注意が必要です。

アイビー(ヘデラ)の詳しい育て方

選び方

アイビーを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々アイビーが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

種まき

アイビーは苗での販売が一般的です。簡単に挿し木で増やせます。10cmほどに切った枝の先端を湿らせた赤玉土やバーミキュライトに挿しておくだけで発根します。

植え付け

アイビーの植え付けは年中可能ですが春から秋の生育期が適しています。

仕立て方

アイビーは鉢植え、地植えどちらでも可能です。つる性なのでハンギングなどにしても楽しむことができます。
アイビーは大変繁殖力の強い植物です。アイビーの根は、葉っぱの後ろから出てきます。アイビーを地植えにする場合は、数年で地面をはじめ、近くの建物や木々などをつたって生長する可能性もあるので、地植えの植栽場所は数年後を考えた場所を選びましょう。それぞれの葉の下から出る根が吸盤のような役割をするため、一度生長してから取り去るのはとても大変な作業です。

剪定・切り戻し

アイビーは春~秋が生長期にあたるので、春~秋の間に剪定します。
古くなってきた葉や邪魔な葉は思い切って剪定してしまうことをおすすめします。切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定してください。
剪定した葉は花瓶などに生けたりすると、インテリアになりますし、いずれ発根することがあります。

植え替え・鉢替え

アイビーは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
アイビーの植え替え時期は5~6月頃が最適です。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

アイビーは寒さに強く、暖かい地域なら屋外越冬が可能です。アイビーは気温が5℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土が乾燥してから2~3日後に行うようにします。
気温が0℃を切ると弱って枯れてきてしまうので室内で管理しましょう。
外で管理しているアイビーは、低温に当たると葉に赤く色づくことがありますが、春になると元の色に戻ります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アイビーは挿し木や水挿しで増やすことができます。
挿し木
茎を10cm~15cmぐらいの長さで切り、用土を入れた鉢に挿します。
鉢は半日陰で乾燥を防ぎながら育てます。生長して伸びてきた茎を切り、水に挿しておくと根が出てきます。
水挿し
最低3~4節あるアイビーの茎を水に挿します。水が浸かっているいる部分の葉は取り去りましょう。水が腐る原因になります。アイビーの根は、葉の下から出てきます。水挿し後、1~2週間で環境に合えば発根します。

アイビーの増やし方・水挿し

まず、アイビーの葉が数枚残るようにして、長めにカットし、カットした茎を水の入った容器に挿します。この時、水に浸かる部分に葉があったら取ってしまいましょう。水の中に葉が残っていると、腐って水が汚れることがあります。

アイビーを水に挿したら、直射日光を避けた明るい場所に置いておきましょう。水はできるだけ新鮮なものに取り替えるようにしましょう。

アイビーの増やし方・挿し木

アイビーを挿し木で増やす場合は、水挿しと同じく茎を10cm~15cmぐらいの長さで切り、用土を入れた鉢に挿します。鉢は半日陰で乾燥しすぎないように水やりをしながら育てましょう。

アイビーを挿し木で増やす場合は、水挿しと同じく茎を10cm~15cmぐらいの長さで切り、用土を入れた鉢に挿します。鉢は半日陰で乾燥しすぎないように水やりをしながら育てましょう。

水挿しの発根後の管理

水挿しをして、ある程度根が伸びてきたら、土に植え替えてあげましょう。アイビーは水挿しのままでも生育はしていきますが、土で育てた方が状態は良くなります。

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  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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