油かすを使用するときは気を付けて!正しい油かすの使用方法や注意点を知っておこう

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油かすを使用するときの注意点

植物由来の環境にも優れた油かすですが、使用方法を間違えると一気にトラブルが発生しやすい肥料でもあります。

肥料焼け

油かすは粗蛋白質や可溶性窒素物を多く含んでいるため、土壌で栄養を分解される速度は遅い性質があります。そのため、油かすを土に混ぜてすぐに作物を育てたり種をまいたりすると、油かすの分解に伴いアンモニアガスや亜硝酸ガスが発生して、作物の生育を邪魔してしまうことがあります。

あらかじめ醗酵させていない油かすを肥料として使用する際は、油かすを土に混ぜてから2週間ほどおいて種まきや苗の植え付けを行いましょう。

虫の発生

家畜の飼料にもなる油かすはタネバエなどの幼虫が発生したり、野ネズミなどの動物が寄ってくるなどの被害が起きることあります。虫などの発生を防ぐためには、油かすを他の堆肥や有機肥料とともにボカシ肥にしてから畑に施肥するなどの対応をした方が良いでしょう。

 

臭い

油かすは土に混ぜ、発酵させることで土の栄養分として完成し、匂いが無くなります。そのため発酵前の段階ではどうしても臭いがしてしまうため、土に投入する際は深めに穴を掘り油かすを入れ厚めに土を被せた方が良いようです。

また、液肥を作っている時に生じるガスは大変臭いのです。ペットボトルの蓋をしめて保存するのですが、ガスが充満し爆発してしまった時の臭いは大変臭いため、管理にはくれぐれも注意しましょう。

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油かすの使用方法

油かすは土壌の微生物を増やし、土壌の団粒化を促す土壌改良材としても優れた肥料です。ゆっくり効果が持続する緩効性肥料のため元肥として使用されることが多い有機肥料です。

畑の元肥として

種まきや植え付けの2週間前に油かすを入れ、土によくすき込みましょう。

種まきや植え付けの2週間前に油かすを入れ、土によくすき込みましょう。

鉢やプランターの追肥として

水をやった後、鉢の周りに油かすを入れ、自然に醗酵させながら使用しますが、匂いや虫の発生に注意しましょう。

水をやった後、鉢の周りに油かすを入れ、自然に醗酵させながら使用しますが、匂いや虫の発生に注意しましょう。

庭木

樹の根元から離れたところに施します。目安として葉先の広がっているところの土の下10cmほどの穴を掘って油かすを施します。

 

植物由来の油かすは、私たちが調理で使用する油を作る際に出る絞りかすから作られます。その油かすを作物を作る時に再利用することは、地球にも私たちにもとっても優しいリサイクル活動ですね。

みなさんも油かすの特徴を理解して、上手に使いこなしてくださいね。 

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