不思議な形の多肉植物、鮮やかな花を咲かす帝玉の魅力

大曽根百代

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大きい石みたいな形の帝玉(ていぎょく)

こんな多肉植物みたことありますか?
Pleiospilos

 

多肉にハマっている人はご存知かと思います。南アフリカ原産のプレイオスピレスという植物で、帝玉(ていぎょく)という品種が有名です。

おしりみたいと親しまれているリトープスやコノフィッツムの仲間で、それらより大型の品種になります。大きさはげんこつ大程の大きさになるものもいます。

この仲間は花も魅力的で、中でもプレイオスピレスは花も大きく、とても鮮やかな色の花を咲かせてくれます。真ん中がパカっと割れてそこから蕾が顔を出します。

花色は黄色~オレンジ、ピンクとあり、暗くなると花を閉じます。そしてまた翌日日が差すと開いてくれます。これを何度か繰り返し1週間くらい咲きます。

開花期は秋~春、夏は休眠します。
Pleiospilos sp. flower

 

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イソギンチャクのような派手なお花ですね。

 

おひさま大好き

非常に日光の大好きな品種で、真夏の直射日光にあてても枯れることはあまりありません。むしろ株の成長のためと翌年の花芽を付けさせるために夏場の日光は必要となります。

高温多湿に弱いので風通しを良くして、常に土を湿らせた状態は良くありません。

通常リトープスなどの仲間は、夏は休眠するので、なるべく涼しいところで水は一切あげないという管理方法ですが、この植物は少し違うようです。

常に日光を必要としますので、夏に冷房の効いた室内などに置いては日光不足になり、溶けて枯れてしまうことも…

 

水やり

水やりの目安は、葉っぱがぶよぶよにやわらかくなったら水やりのサイン、葉っぱにかからないよう与えてください。

夏場の水やりは、早朝や夕方の涼しい時間に与えてください。翌日が雨の天気の時は避けた方がベターです。梅雨時期も控えめに。

高温多湿が苦手です。

 

花が咲いたら挑戦!実生(種)から増やしてみよう

プレイオスピレスは、脱皮して増えていかず、株分けで増やす事ができません。種でしか増やす事ができないのです。少々お高い理由はそこかもしれませんね。

種でしか増やせない植物は、発芽率が高いパターンが多いです。プレイオスピレスも同じく意外に発芽率がいいので、挑戦してみてください。

発芽しないと思って、試しにばら撒きをしたら大変なことに…(笑) ちっちゃくても形はあの形なんですね。
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花が咲いたら、花粉を雌しべにつけてみてください。できれば二株用意して、異株に受粉してあげたほうが種ができやすいそうです。
Pleiospilos

 

ぎっしり雄しべがあるので、交配しやすいですよ。

花が咲き終わって、交配が成功していると実が出来ます。その実がカラカラになったら、収穫して実を割ってください。

細かい粒の種が沢山入っていたら成功です。粒子の細かい土に撒いてみてください。撒き時は秋が最適です。

花が咲いていたら、ぜひ挑戦してみてください!

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大曽根百代
大曽根百代

千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。