百合(ユリ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
百合(ユリ)
学名

Lilium

英名
Lily
和名
百合
科名
ユリ科
属名
ユリ属
原産地
北半球

百合(ユリ)の特徴

百合(ユリ)は、主に初夏から夏にかけて香りの良い花を咲かせる球根植物です。ユリは非常に種類が多い上に園芸品種もたくさん作られています。ヤマユリのような大輪咲きからオトメユリのような小ぶりな花まであります。

テッポウユリやヤマユリなどは、日本の山野でも見かけることができます。香りが良く、花の形状も美しいので、世界中で人気です。特に白ユリは「聖母マリアの花」とされており、神聖な花とみなされています。

百合(ユリ)の詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 20㎝~150㎝くらい
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 強い
花色 白、ピンク、黄、オレンジ、赤、黒
開花時期 6月~8月

百合(ユリ)には、たくさんの種類があります。ユリではないけどユリと名前についている植物も数多くあります。花びらが傷つきやすく繊細な質感と香りが魅力のお花です。百合(ゆり)は、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という諺がある様に、昔から女性を例える表現に使われてきました。

 

百合(ユリ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
肥料

百合(ユリ)の栽培環境

日当たり・置き場所

明るい半日陰を好みます。直射日光には弱い為、真夏は風通しの良い日陰に移動しましょう。
水はけの良い土と適度な保水性を好む為、梅雨の時期は土が雨で濡れ続けない様に、軒先などに移動しましょう。

用土

水はけ良く肥沃な土壌を好みます。市販の培養土で良く育ちます。

百合(ユリ)の育て方のポイント

日常の管理

花が終わったら、花がらを摘みます。黄色くなった葉がある場合は摘み取ります。

水やり

土の表土が乾いたらたっぷりと与えてください。真夏は早朝か夕方、陽ざしが弱い時間帯に与えて下さい。お水を与える際は土が葉の裏に跳ねない様に、根元にそっと与えます。土が跳ねるとカビが発生して病気の原因になります。

肥料

4~7月、新芽が出て来た開花前まで、液体肥料を規定の量に薄めて、2週間に1度水を与える際に一緒に与えます。花が終わったら、秋の休眠前に化成肥料を土の量に合わせた分量で与えましょう。

病害虫

特に目立った病害虫被害はありません。カビていたり腐敗している球根を植え付けると、健康な花が咲かないだけでなく、周囲の株も弱ってしまいます。植え付け前に球根を確認するようにしてください。

百合(ユリ)の詳しい育て方

選び方

根元からしっかりと茎が真直ぐに出ているものを選びます。球根であれば、カビていたり腐っていることはないか、きちんと確認しましょう。

植え付け

球根の場合は、秋10~11月に植え付けます。鉢植えの場合は、あたたかい日に培養土等、ふかふかの土に植え付けましょう。

仕立て方

花が大きく茎に負担がかかりやすいので、必ず支柱を立てましょう。

剪定・切り戻し

ユリは花が終わると種子を作ろうとします。翌年も花を楽しみたいのであれば、早めに花がらを処分します。種子を作らせないことによって、球根に栄養が回ります。

植え替え・鉢替え

秋から冬、球根が休眠期に入ってから植え替えます。

百合(ユリ)の花は7~8月に開花します。

夏越し

百合(ゆり)は、夏の直射日光で土が温まってしまうと球根が弱ってしまう為、マルチング等をすると直射日光から球根を高温から守る事が出来ます。

冬越し

百合(ゆり)は球根が霜など冬の寒さで凍ってしまわない様に土の上にマルチングなどをしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

百合(ゆり)は種で増やす方法と、百合(ユリ)の球根は鱗片が集まって出来ている為、鱗片をはがして増やす方法があります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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