ネモフィラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ネモフィラ
学名

Nemophila

英名
Baby blue eyes
和名
瑠璃唐草(るりからくさ)
科名
ムラサキ科
属名
ネモフィラ属
原産地
北アメリカ

ネモフィラの特徴

ネモフィラは、春にかわいい小さな花をカーペットのように咲かせる一年草です。近年、国営ひたち海浜公園などの一面に広がる青いネモフィラがメディアで紹介され、春の風物詩となっています。

花色は、透明感のある青、シックな黒、白などがあります。繊細な切れ込みの入った葉がこんもりと生い茂る姿は、花に負けず劣らず魅力的で、斑入り品種もあります。

ネモフィラは、庭や花壇へ地植え、プランター、寄せ植え、ハンギングなど様々な条件で栽培でき、横に広がる性質を持つためグランドカバーとしても人気があります。

 

ネモフィラの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 青、黒、白、複色
開花時期 3月~5月

ネモフィラの種類

ネモフィラ

ネモフィラ・インシグニス

一般的なブルーのネモフィラ

ネモフィラ・ペニーブラック

ネモフィラ・ペニーブラック

黒い花で縁が白のシックな花色のネモフィラ

ネモフィラ・プラチナスカイ

ネモフィラ・プラチナスカイ

見元園芸登録品種※
葉がシルバーリーフのネモフィラ

※登録品種
種苗法により保護された品種

ネモフィラ・ファイブスポット

ネモフィラ・マクラータ

別名ファイブスポット

白地に5つの斑点がある品種

ネモフィラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け(地植え)
肥料
開花

ネモフィラの栽培環境

日当たり・置き場所

ネモフィラは、日当たりと風通しが良いところを好みます。半日陰程度でも栽培可能ですが、日当たりが良い方が花付きが良くなります。

用土

水はけが良い土であれば特に土質は選びません。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

ネモフィラの育て方のポイント

水やり

水のやりすぎは根腐れの原因になります。

地植えは、根づくまでは土が乾いたら水やりを行い、根づいた後は降雨に任せます。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

肥料

過肥は好みません。

地植えは、周囲の草花が問題なく開花している土なら特に与える必要はありません。

鉢植えは、元肥以降は草花用の緩効性肥料か液体肥料を控えめに施します。

病害虫

灰色かび病

日当たりや風通しが悪く、多湿や過肥だと発生しやすくなります。

アブラムシ

春に発生しやすく、放っておくと大増殖するため早めに対処しましょう。

ネモフィラの詳しい育て方

選び方

ネモフィラ

ネモフィラの苗は、お正月を過ぎた頃から4月ごろまで流通しています。葉の色がきれいで徒長していない、株がしっかりとしている苗を選びましょう。

ネモフィラは直根性で移植を嫌うので、ポット苗の時点でたくさん花が咲いているよりは、若い苗のうちに購入し、早めに植え付けることをおすすめします。

種まき

種まきは9月~10月に行います。直根性なのと茎葉が折れやすいため、ポットやセルトレーにまくとよいでしょう。直まきにも向いています。

ネモフィラの種は嫌光性なので、種まきをしたら軽く土をかけて種に光が当たらないようにしましょう。発芽したらよく光を当てて、夜間のみ凍らないように管理すると、引き締まった丈夫な苗に育ちます。

植え付け

ネモフィラは移植を嫌う直根性の植物なので、根を崩さないようにして植え替えましょう。

横に這うように広がる性質です。株と株の間は15~20cm程度あけましょう。

仕立て方

ネモフィラ 花言葉 夢が叶う

ネモフィラは這うように生長するので、花壇の前部分に植栽するのに向いています。広い空間にネモフィラだけを植えこむと、春に花のカーペットのように咲き誇り、見ごたえのあるグランドカバーになります。

 

アネモネ ネモフィラ 寄せ植え デザイン 作り方 管理方法

鉢植えのネモフィラは、ハンギングバスケットやプランターの縁に植えこむとよいでしょう。

剪定・切り戻し

大幅な剪定は必要ありませんが、株元の黄色くなった葉を取り去り、風通しを良くすると元気に生育します。

ネモフィラ

ネモフィラは、3月~5月に開花します。種を採る目的がないなら、花がらはこまめに摘み取った方がたくさんの花を楽しむことができます。

収穫

5月頃の花期後半には花茎が伸びるため、小さな花あしらいの材料になります。茎が折れやすいので優しく扱いましょう。

冬越し

耐寒性はありますが、植え付け直後に霜が当たると株が弱ります。地面への植え付けは、秋のうちか霜の心配がなくなったころに行いましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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