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ヘリオトロープは香りの良いハーブとして知られている、一年草または多年草。紫や白色の花がドーム状に密集して咲きます。香りが似ていることから英名で「Cherry pie」とも呼ばれています。一般的に園芸店などで流通しているヘリオトロープの品種は、花が大きく観賞価値が高いのですが香りはあまりしません。耐寒性が弱く、冬には枯れてしまいます。一方、コモンヘリオトロープ(Heliotropium arborescens)は花にバニラに似た甘い香りがあり、香料として使用されています。コモンヘリオトロープは暖地であれば戸外で越冬することもあります。どちらの品種も乾燥に弱く、水切れすると葉が黒くなってしわしわになるので注意が必要です。ヘリオトロープは長い期間花が咲くうちに枝が暴れて姿が乱れてくることがあります。そんな時は不要な枝を切って整えます。花後に草丈の半分くらいまで切り戻しておくと状態良く育ちます。ヘリオトロープは挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は5月~6月頃です。茎の先を8㎝ほど切って下の方の葉を取り、水揚げをしてから挿し木用の土に挿します。発根するまでは明るい半日陰に置いて過湿にならない程度に水やりを続けます。ヘリオトロープの学名のHeliotropiumとは、ギリシャ語で太陽に向くという意味があります。ヘリオトロープが太陽に向かって咲くと思われてきたことに由来しています。和名の匂紫(ニオイムラサキ)は、甘い香りの漂う紫の花が咲くことが由来とされています。ヘリオトロープの花言葉はギリシャ神話に関係すると言われています。水の妖精クリュティエと太陽神アポロンは恋に落ちましたが、アポロンが他の女性を好きになり、クリュティエはアポロンを想いながら9日間地面に座り続けてヘリオトロープに姿を変えました。この話から、「献身的な愛」「熱望」という花言葉が付けられたそうです。
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