育てて楽しい、飾ってかわいい今年は本物のクリスマスツリーを飾ろう

Christmas 6 Topics

 育てて楽しい、飾ってかわいい今年は本物のクリスマスツリーを飾ろう

街のショーウィンドーに並ぶクリスマスツリー。
小さい頃にお家でクリスマスツリーを飾った楽しくワクワクした気持ちを思い出します。
定番のプラスチックのツリーもお手ごろですが、今年は
本物の植物を活かした「ボタニカルなクリスマスツリー」を飾ってみませんか?!
『クリスマスツリーは何の木?

じつは…クリスマスツリーの原型はもみの木ではありません。
「ユール」と呼ばれるキリスト教以前、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「冬至のお祭」で木をシンボルとして飾られていたのがツリーの始まりと言われています。その木は、もみの木ではなく「かしの木」でした。

キリスト教会は「ユール」で使われていた「かしの木」をキリスト教の三位一体である「父と子と精霊」の象徴として三角形の形をしている「もみの木」に変えることで、現在のクリスマスツリーの形が誕生します。
ヨーロッパでは「ヨーロッパもみ」がツリーに使われてきましたが、現在では世界各国で「もみの木」以外に冬の間も青々と葉を保つ常緑樹のコニファー類がクリスマス時期に飾られています。

クリスマスツリーに おすすめの木の種類と育て方
今回ご紹介するのは、園芸店やホームセンターでも比較的手に入りやすいコニファー類をご紹介します。
ヒノキ科イトスギ属のゴールドクレスト。
コニファーの中で、定番の木です。小さな3号サイズから揃っているので、庭木としてだけでなく、寄せ植えの植物としても使用できるところが魅力です。 お値段もとてもお手ごろなので、クリスマスツリー初心者にはもってこいのコニファーですね。
——— 育て方 ———
< 置き場所 >
日当たりの良い、風通しの良い環境で育てましょう。
< 水やり >
乾いたらたっぷりと与えましょう。冬の水やりは控えめにしましょう。
< 肥料 >
1年に1度の植え替えのタイミングか、寒肥(かんごえ)といって冬に肥料を与えます。
< 植え替え >
大きくなったら、一回り大きい鉢に植え替えましょう。
< 剪定 >
自然にしていれば樹形が整う性質をもっていますので、そのまま育てましょう。
特にコニファー類は金気を嫌うので、金物のはさみで刈り込むと葉色が赤褐色に変色してしまいます。形を整えたい時は、手で葉先を摘みましょう。
エルウッディー
ヒノキ科ヒノキ属のエルウッディー。
針葉は薄い青緑色でシルバーが良く似合う、シックな雰囲気が人気のコニファー。垂直に伸びたスマートな円錐形の樹形になる見た目にも美しいところが魅力です。生育はとても旺盛で、環境が合えば1年で30~40cm程も伸びることも。
——— 育て方 ———
大変美しい品種ですが、やはり他のコニファーと同様に暑さや過湿に弱いため、涼しい地方の方が育てやすいでしょう。
< 置き場所 >
直射日光の当たらない、明るめの日陰を好みます。風通しの良い環境で育てましょう。
< 水やり >
多湿が苦手なので、乾燥気味に管理します。土が乾いてから、水をたっぷり与えてください。
< 肥料 >
1年に1度の植え替えのタイミングか、寒肥(かんごえ)といって冬に肥料を与えます。
< 植え替え >
大きくなったら、一回り大きい鉢に植え替えましょう。
< 剪定 >
自然にしていて整う性質です。やみくもに剪定せずに、そのままの形をいかして育てていきます。
特にコニファー類は金気を嫌うので、金物のはさみで刈り込むと葉色が赤褐色に変色してしまいます。形を整えたい時は、手で葉先を摘みましょう。
シマナンヨウスギ(アローカリア)
ナンヨウスギ科アローカリア属のシマナンヨウスギ。
日本の暑さが苦手な他のコニファー類と違い、このシマナンヨウスギは南太平洋ニューカレドニアのノーフォーク島が原産地のため、日本の気候にとても合う品種です。幼木には、耐陰性もあり暖地では露地に植えても冬期間も元気に育ちます。生長すると、60m級の大木に生長します。
——— 育て方 ———
< 置き場所 >
直射日光の当たらない、明るめの日陰を好みます。風通しの良い環境で育てましょう。
< 水やり >
土が乾いたらたっぷりと与えましょう。
< 肥料 >
1年に1度の植え替えのタイミングか、寒肥(かんごえ)といって冬に肥料を与えます。
< 植え替え >
大きくなったら、一回り大きい鉢に植え替えましょう。
< 剪定 >
自然にしていて整う性質をもっていますので、そのまま育てましょう。
特にコニファー類は金気を嫌うので、金物のはさみで刈り込むと葉色が赤褐色に変色してしまいます。形を整えたい時は、手で葉先を摘みましょう。
本物の木を使うからこそこだわりたい。おすすめの飾り方

素適な雑貨店でクリスマスの可愛いオーナメントを見つけては毎年買い足す楽しみもありますが、今年は「本物の木」を使って、ボタニカルの要素を取り入れた手作りオーナメントを飾り付けませんか? お家に生えている植物に、ひと手間加えたこの時期おすすめのオーナメントと飾り方をご紹介します。

巣ごもりツリー

小さなゴールドクレストの根元を守るような包み込むクリスマスツリー。3つのボタニカルオーナメントを作成すれば、赤い実やハツユキカズラなどの植物と組み合わせるだけで完成するお手軽さも魅力です。早速3つのオーナメントの作り方をご紹介しましょう。

ゼラニウムの 星作り
No.1 ゼラニウムの葉を用意します。萎れないよう葉を切り取ったらすぐに作業を開始します。
No.1 ゼラニウムの葉にゴールドのラッカースプレーをしっかりと両面にまんべんなく吹き付けます。
No.1 ゼラニウムの葉が完全に乾いたら、ゴールドクレストの長さに合うワイヤーを用意します。
No.1 グルーガンでゼラニウムの葉にワイヤーを取り付けましょう。
No.1 ゴールドクレストの枝の先に取り付けます。生のゼラニウムの葉の持続性は約1週間となりますのでご注意を。
リボン付け
No.1 ワイヤーを適当な大きさに切って、お好みのリボンを結びます。
No.1 ゴールドクレストに括り付けて完成!
リボン付け
No.1 タイムの茎葉にゴールドのラッカースプレーを両面にまんべんなく吹き付けます。
No.1 完全に乾かします。
No.1 タイムを根元にふんわりと置き、ハツユキカズラや赤い実をアクセントとして飾り付けたら完成!
ヤドリギのツリーヨーロッパではとてもポピュラーなクリスマス時期のヤドリギ。このヤドリギをモチーフに幸運を願うクリスマスツリーをイメージしました。2つのオーナメントを作り、あとはお好みで飾り付けるだけなので是非お試しください!
リボン付け
No.1 タイムの茎葉を用意します。
No.1 小さな輪を作っていきます。
No.1 輪にクルクルと茎を巻きつけるようにして留めます。
No.1 タイムの茎葉にシルバーのラッカースプレーを両面にまんべんなく吹き付けます。
No.1 完全に乾かしましょう。
No.1 ツリーの上部に飾り付けて完成!下部には赤い実を飾ると彩りもでます。
スプレーするだけ簡単ツリーイチョウなどと同じように古い地層から発見されているシマナンヨウスギは、生きた化石といわれている神秘的な樹木です。作成するオーナメントの松ぼっくりやユーカリはラッカーで塗装するだけでできるため、誰にでも作ることができるはず!
No.1 松ぼっくりにワイヤーを巻きつけます。
No.1 松ぼっくりにゴールドのラッカースプレーをまんべんなく吹き付けます。
No.1 完全に乾かし、ツリーの上部に飾りつけて完成です!
No.1 ユーカリにワイヤーを巻きつけます。
No.1 ユーカリにシルバーのラッカースプレーをまんべんなく吹き付けます。
No.1 完全に乾かしましょう。
No.1 ツリーのいろんな箇所に飾り付けて完成!
No.1 遠くから見るとこんな感じ。
\ 植物を楽しめるのはクリスマスだけじゃないっ /
おすすめ記事をチェックしよう!