実のところ、クリスマスのお花だからと言って、特に色合いに決まりはありません。差し上げる方が好きな色をセレクトするのが一番ですが、クリスマスカラーには意味があるため、定番カラーは赤、緑、白の色合わせにすることが多いのです。
クリスマスらしい雰囲気の花贈りにしたい場合は、下記の色を選ぶと色合いだけでクリスマスらしい仕上がりになります。
赤
キリストの血緑
常緑(永遠の命)白
雪、純潔、純白フラワーアレンジメント
吸水スポンジに花を生けてあるものをフラワーアレンジメントと言います。花屋さんで希望の仕上がりのサイズや色を伝えて花屋さんに生けてもらいます。贈った花はすぐに飾ることができるのが利点です。花束(ブーケ)
お花を束ねて吸水性のあるティッシュで茎をくるんでラッピングされたものです。アレンジメントのように茎を短く切っていないのでボリューム感が出ます。ただし、花束はご自宅に戻ってから、ラッピングをほどいて花瓶に生ける必要があります。お花を生けるのが好きな方には花束でさしあげるのがおすすめです。鉢物
鉢物とは鉢に植えてある植物のことです。お花を楽しむ鉢物、葉を楽しむ鉢物まで種類は豊富です。育てるのが好きな方におすすめのギフトのスタイルです。冬に出回る鉢ものは、寒さに弱いのでおうちで育てるタイプのものと、お庭で育てるタイプの2種類があります。クリスマスの花で一番有名なのがポインセチアではないでしょうか。もっとも定番のカラーの赤を始め、最近は写真のような中間色の優しい色のポインセチアもあります。 日本ではポインセチアは冬の花のイメージですが、もともとポインセチアの原産地はメキシコ。寒いのは苦手な植物なため、日本ではおうちで飾る観葉植物として区分されています。
ポインセチアをサントリーフラワーズが改良して作ったプリンセチア。通常のポインセチアと比べて、キュッと締まったフォルムが特徴です。ミニマムなサイズ感なので持ち運びやすく、プレゼントとしても最適です。色はピンクの他、カラーバリエーションも豊富です。プリンセチアは寒いのは苦手な植物なため、日本ではおうちで飾る観葉植物として区分されています。
冬の鉢物のギフトとして人気があるシクラメン。比較的育てるのが簡単なのと、白、赤、ピンク、ブルー、複色など、豊富なカラーバリエーションなので、クリスマスの頃にはたくさんのシクラメンの鉢物が出回ります。 シクラメンは種類によって耐寒性に差があり、贈答用で贈る花は冬場はお部屋で育てるシクラメンですが、最近は寒さに強い「ガーデンシクラメン」もあり、ガーデンシクラメンは冬でも外で育てることができるシクラメンで、サイズも小さめで冬の寄せ植えの素材として人気の花となっています。 贈るときは、外で楽しむのか室内で楽しむのかを贈る方のライフスタイルにあわせて決めましょう。
コニファーはクリスマスの頃に出回る針葉樹で、最近はたくさんの品種が流通しています。プレゼントとして贈る鉢もののコニファーは、ツリー型のタイプを選ぶと、クリスマスツリーとして使うこともできます。小さめから大きなものまでサイズも豊富です。花屋さんで飾り付けて販売されていることもあります。
純白の花が美しいクリスマスローズ・ニゲルは、原種のクリスマスローズです。冬が早くやって来るイギリスやドイツでは、ちょうどクリスマスの頃に咲くことからクリスマスローズの名前が付きました。 ニゲルはクリスマスの頃に咲く冬咲きですが、オリエンタリス系など流通しているほとんどのクリスマスローズは春咲きです。日本では純白のニゲル種の開花株がクリスマスの頃にギフト用として流通しています。クリスマスローズは寒さに強く、性質も強いことから、育てやすい花として人気があります。また、ひとつの花の開花期間が長いのも人気の理由のひとつです。最近では色合い、咲き方などが魅力的な新品種が次々とできることから、コレクターがいるほどの人気の花です。
1年中、流通しているバラ。贈る花で最も使われる花のひとつです。クリスマスカラーの赤をはじめ、白、黄色、オレンジ、ピンク、紫、アプリコット、茶系などカラーバリエーションはとても豊富です。 最近は複色と言って、一輪の花の中に複数の色が含まれているような色のバラや、グリーン色の葉の色のようなバラもあります。クリスマスの時期は気温が低いので、つぼみから満開までがゆっくりと開花するので、とても長く楽しめます。
ダリアは、花色・咲き方・大きさのすべてがとにかく豊富です。今回はクリスマスということで赤いダリアをご紹介していますが、赤だけでもたくさんの品種があります。生花としては通年出回る花材になりつつあります。秋冬のダリアは花色が深い色あいでとても美しい季節なので、たくさんの品種のダリアが流通します。一輪でも豪華で華やかな雰囲気の花です。
丸い形がキュートなガーベラ。明るく元気なイメージなのでアレンジや花束に人気の主役の花です。ガーベラは通年出回っている花材ですが、特に秋冬のガーベラは日持ち抜群です。カラーバリエーションがとても豊富でたくさんの品種が流通しています。赤系だけでもたくさんの品種があります。最近は通常の咲き方以外にも、糸咲きや八重咲きなど、咲き方も色々な品種が出てきました。
秋から冬にかけて出回るリューカデンドロン。リューカデンドロンはたくさんの品種があり、写真のような花のようなフォルムのものもあれば、実もののようなフォルムのものもあります。咲き方も1本の茎に1つの花のものとスプレー咲きがあります。 リューカデンドロンは、ドライフラワーにもできる花材で、花の中央の部分が次第に木の実のような形になるので、クリスマスの花材として人気の花です。花束、アレンジの他、リースやスワッグにも使えるので、クリスマスの花材として大活躍です。
モカラは蘭の仲間です。たくさんある蘭の品種の中でも、モカラは小ぶりでかわいらしい雰囲気です。蘭と言うと胡蝶蘭を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、モカラは高級感もありつつ、カジュアル、キュートに仕立てることもできるので、アレンジや花束に大活躍する花材です。色は赤系だけでも数品種、その他、紫、黄色、オレンジ、恋ピンクなど発色のよい花が中心です。
主役とまではいかないけれど、アレンジや花束に入れるとクリスマスらしい雰囲気が演出できる「わき役」の花材をご紹介します。クリスマスの頃は、主役の花で華やかな花屋さんの店内ですが、クリスマスならではの「わき役」素材も素敵なものがいっぱい!ぜひ花屋さんで見つけてみてください。
クリスマスの葉ものとして大活躍のコチア。1本でもクリスマスツリーのような形をしています。シルバーリーフが木に雪が積った光景をイメージさせる姿で、アレンジや花束に使うとわき役ながら存在感たっぷりの花材になります。コチアは生花の他、鉢ものとしても流通しています。
クリスマスの季節に枝もので流通しているとげとげの葉と赤い実つきの西洋ヒイラギ。日本の節分に使われるヒイラギはモクセイ属、クリスマスホーリーはモチノキ属なので植物的には別のグループです。クリスマスホーリーには魔除けの力が宿っていると信じられており、クリスマスには欠かせない飾りです。アレンジに実ものとしてアクセントとして入ると、クリスマスらしい雰囲気に仕上がります。枝ものとしても出回っているので花束にも。
クリスマスのアレンジ、リース、ツリーの飾りつけに人気のコットンフラワー。枝に数個、綿がついている状態で流通しています。色は、ホワイトとブラウンの2色があります。ふわふわとした可愛らしい雰囲気で、アレンジのアクセントに。そのままドライフラワーにできるので、ドライフラワーのアレンジにも利用できます。
クリスマスの花屋さんに必ずと言っていいほど販売されている赤い実もの、サンキライ。赤い実つきのツル性の枝もので、アレンジの飾りやリースの花材として人気です。とても日持ちのする花材で、そのまま飾っておくとドライフラワーとして楽しむこともできます。
クリスマスの花屋さんに必ずと言っていいほどある実もの、姫リンゴ。小さな真っ赤な姫リンゴをアレンジに入れると、かわいらしいクリスマスのアレンジに仕上がります。