ニラ（韮）の花言葉｜種類、特徴、ハナニラとの違いや見分け方

ニラ（韮）の花言葉や種類、特徴と名前が一緒のハナニラとの違いや見分け方をご紹介。ニラ（韮）は独特の香りが料理を引き立てる栄養価の高い野菜。

ニラ（韮）の花言葉

ニラ（韮）の花言葉は「多幸」、「星への願い」

ニラ（韮）について

ニラ（韮）の特徴

ニラ（韮）は独特の香りが料理を引き立て、炒め物や鍋物、餃子の具などに使われる野菜です。栄養面でも、カロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを含み栄養豊富です。

多年草で、一度植え付けると同じ株から数年収穫することができ、数年経過した後は株分けをするとさらに長く収穫することができます。畑だけでなくプランター栽培もできるので、家庭菜園向きの野菜のひとつです。

ニラは東アジア原産で、日本でも古事記や万葉集にも名前が出てくるなど古くから親しまれていました。古くはミラ「美辣」と呼ばれており、これは美味しいという意味で、野菜の種類が少なかった昔に大変重宝がられた野菜でした。

ニラは別名懶人草（らんじんそう）とも呼ばれます。懶人（らんじん）とは怠け者のことで、次々に収穫できるニラは畑や庭の隅に何株か植えるだけで、誰でも簡単に育てられる野菜という意味合いでつけられたようです。

ニラ（韮）の種類

ニラ

一般的なニラは、濃い緑色の葉を食べる「葉ニラ」で長さは30cmくらい。特有の香りを生かして炒め物や鍋物、餃子の具などに使われています。

黄ニラ

黄ニラは、やわらかくてほのかに甘味があり、香りもマイルドです。栽培に手間がかかるので、価格は普通のニラに比べてやや高めのため、あまり出回りません。そのため、家庭菜園で育てるなら是非チャレンジしてほしい栽培方法です。流通している黄ニラは、岡山県が全国の生産量の7割を占めています。　

黄ニラを家庭で栽培する場合は、収穫後ダンボール箱などで株を囲って10～15日程度、遮光させたものを黄化部から切り取り収穫します。香りが強すぎず、甘みがあり旨味がアップするため、生でも食べやすい味わいです。黄ニラには、葉ニラに含まれない脳の老化を予防すると言われているアホエンという栄養素が含まれています。

花ニラ

ニラは8月以降になると開花しますが、花を咲かせると株を弱らせてしまうため、蕾のうちに花茎を摘み取リます。つぼみも花茎もやわらかく、油で炒めるとシャリッとした独特の歯ごたえがあります。

最近は花ニラ収穫専用の品種もいくつか開発され、市場に出回っているのはそうした品種であることが多いようです。

「とう」収穫専用の花ニラ品種
テンダーポール、ニラむすめなど

花ニラ（韮の花）とハナニラ（イフェイオン）の違い

同じ読み仮名ですが、分類的にまったく違う「ハナニラ」という植物があります。特徴や違いをご紹介します。

ハナニラとは？

• 学名：Ipheion uniflorum
• 分類：ネギ科 ハナニラ属（イフェイオン属）
• 開花期:3月～4月

ハナニラは春に星形の花が開花する宿根草（球根）。流通は球根か芽出し球根のポット苗で出回り、学名のイフェイオンという名で出回ることもあります。一度植え付けると自然分球して増えていき、数ある植えっぱなし球根の中でも最も手入れいらずで年を追うごとに花数が増えます。

ハナニラという名前は、葉がニラの香りがすることからついたようですが、野菜のニラとは分類が違い、別の植物です。最も大きな違いは、ハナニラは観賞用で食用にはできないことです。畑の近くには球根を植えないことをおすすめします。

花の違いと見分け方

花ニラ（野菜のニラ）

1. 花ニラは1本の花茎の頂点に小さな白い花が集合して咲く。
2. ハナニラは1本の花茎の頂点に星形の花がひとつ咲く。
3. 花ニラの開花時期は8月～10月、ハナニラの主な開花時期は3月～4月（品種によっては11月～12月に咲くものもある）。

▼ニラ（韮）の育て方

▼観賞用のハナニラの育て方

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