ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)
学名

Gymnaster savatieri

英名
Gymnaster
和名
都忘れ
科名
キク科
属名
シオン属
原産地
日本

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の特徴

ミヤコワスレ(都忘れ)は江戸時代から茶花などに用いるため栽培されてきた、日本人にとってなじみ深い山野草です。小さい花ですが特に濃い紫のものはよく目立ちます。 ミヤコワスレ(都忘れ)の草丈は品種によって20cmから70cm程度と様々。矮小種は鉢植えで大きく育つものは切り花用に庭植えするのが一般的です。しっかり肥料を与えるのが育成のポイント。芽のたくさんついた、大きな株に育てることができます。よく日の当たる場所より半日陰の方がよく育ち、花色も鮮やかになります。シェードガーデンにうってつけな花です。

ミヤコワスレ(都忘れ)は切り花としても流通しています。

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20cm~70cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 やや強い
花色 紫、薄紫、ピンク、青など
開花時期 4月~6月頃

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料
開花

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の栽培環境

日当たり・置き場所

ミヤコワスレ(都忘れ)は半日陰で育てるのが適しています。

用土

ミヤコワスレ(都忘れ)は水はけがよく、肥沃な弱酸性土壌を好みます。

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の育て方のポイント

水やり

ミヤコワスレ(都忘れ)は水切れに弱いので、特に夏場の水切れに注意します。腐葉土などでマルチングすると乾燥を防げます。

肥料

元肥として遅効性の肥料を与えます。開花中と花後も同じ肥料を施しておきます。夏場、暑さで株が弱っているようならいったん止めます。

病害虫

春先からアブラムシがつきやすくなります。また、梅雨の時期には株元や地面に白い糸のような菌のつく白絹病があります。株は取り除き、用土は日光消毒します。

ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)の詳しい育て方

選び方

茎が徒長しておらず、新芽のなるべく多い苗を選びます。

種まき

ミヤコワスレ(都忘れ)の種の流通は少なく、主にポット苗で購入し株分けや挿し芽で増やします。株分けは9月~10月にもできます。

植え付け

ミヤコワスレ(都忘れ)の植え付けの適時は春と秋です。

剪定・切り戻し

春の生育期に切り戻しを行うことで、脇芽の発育をうながし、つぼみを増やすことができます。花がらや枯れた葉はこまめに摘んで風通しをよくします。

植え替え・鉢替え

ミヤコワスレ(都忘れ)の植え替えの適時は春と秋です。毎年同じ場所で育てているとしだいに衰えてくるので、地植え、鉢植えとも数年おきに植え替えます。同時に株分けもできます。

ミヤコワスレ(都忘れ)の花は、4月~6月に開花します。花後は地際付近で切り戻しておきます。

夏越し

ミヤコワスレ(都忘れ)は半日陰程度の方がよく育つ草花です。鉢植えのミヤコワスレ(都忘れ)は、真夏は木陰の下などに鉢を移動させるなどの工夫をするとよいでしょう。地植えのミヤコワスレ(都忘れ)は、最初から真夏の日差しのことを考えた場所に植え付けましょう。

冬越し

寒冷地では霜よけなどの対策をします。基本的にはミヤコワスレ(都忘れ)は寒さには強い草花です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分け時期は春と秋。根を傷つけないよう、丁寧に掘り上げ、均等に芽がつくように切り分けます。 挿し芽は先端から2~3節を切り、下の葉を落とした後、切り口を一晩水につけておきます。赤玉土に植えたら水を切らさないようにして、発根まで約1ヵ月、日陰で管理しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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