ダチュラ(チョウセンアサガオ)
- ダチュラは、ナス科のチョウセンアサガオ属の一年草。標準和名は「チョウセンアサガオ」ですが、「ダチュラ」という名前で親しまれています。 草丈1~1.5m程度で、葉は8~15cmの先の尖った楕円形、ラッパのようなフォルムの芳香のある白い花を上向きに咲かせます。花は白の一重咲きが一般的ですが、八重咲きや紫色、黄色の花を咲かせる品種もあります。花の後に付く実は風船のような球形で、表面には複数のトゲがあります。 ダチュラは、江戸時代に薬草として渡来し、栽培されました。江戸時代の医師「華岡青洲」がダチュラを使用して麻酔薬を作り、1804年に日本で初めて乳がんの外科手術に成功した話は有名です。葉や花、実、根に至るまで全草にアルカロイドを含んでいるのが特徴で、毒性が非常に強いため、誤食すると深刻な中毒症状を引き起こします。絶対に口に入れないでください。また、汁液が目に入ると瞳孔を開く作用があるので、ダチュラを触った後は、必ず手を洗うようにしましょう。 ダチュラとエンジェルストランペットの違いは? ダチュラとエンジェルストランペットは、同じナス科ですが属が異なる別の植物です。ダチュラがチョウセンアサガオ属なのに対し、エンジェルストランペットはキダチチョウセンアサガオ属に分類されます。以前はエンジェルストランペットも同じチョウセンアサガオ属に分類されていたため、現在でも混同されたり、どちらも「ダチュラ」と呼ばれたりすることがあります。 ダチュラは草丈1~1.5mの草本ですが、エンジェルストランペットは1~3mの低木です。ダチュラの多くはラッパのようなフォルムの花を上向きに咲かせますが、エンジェルストランペットは下向きに咲かせます。