エルダーフラワー
- エルダーフラワーは、レンプクソウ科の落葉高木。以前はスイカズラ科とされていましたが、分類体系の見直しにより、現在はレンプクソウ科とされています。属名の Sambucus は、古代の楽器を指すラテン語で、株立ちになる樹形がこの楽器に似ていることに由来します。また、種小名の nigra は、「黒い」という意味で、実が黒く熟すことによります。 樹高は3~10mで、5月~6月頃にマスカットのような香りがする、白い花を咲かせます。3~4mm程度の小さな花を集合させて、枝先にふわっと広がるように咲かせる様子が軽やかです。楕円形で鋸歯のある葉が対生に付く様子は、トネリコに似ています。 香りの良い白い花をハーブティーやシロップ漬けにしたり、7月~9月頃にかけて黒く熟す実をジャムにして食べることができます。シロップ漬けは「コーディアル」と呼ばれ、炭酸や水、アルコールなどで割って飲むと香りと甘みが楽しめることから、人気があります。また葉や枝、根には薬効があることから、生薬として利用されています。