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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑1-10件 / 全1350件

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カンパニュラ・アルペンブルー

  • カンパニュラ・アルペンブルーは、キキョウ科の耐寒性常緑多年草です。初夏に淡い紫色の星形の花が無数に開花します。星形の花から、和名では星桔梗(ホシギキョウ)と呼ばれます。アルペンブルーは品種名で、花色は紫以に白やピンクがあります。カンパニュラ・ポシャルスキアナという学名で流通していることもあります。 カンパニュラ・アルペンブルーは、ほふく性で這うように生長します。環境に合えば次第に広がり、踏みつけないような場所のグランドカバーとして利用されています。垂れるように伸びる茎は、ハンギングや高さのある鉢に植えると、鉢からあふれるように花が開花し、魅力を生かすことができます。 高温多湿には弱いものの、基本的には性質は強く、繁殖力旺盛です。環境に合うとこぼれ種でも増えていきます。

芝桜 フロックストロット

  • フロックストロットはハナシノブ科の多年草で、芝桜(シバザクラ)の一種です。芝桜の中では、最も大輪の500円玉サイズのピンクの花が4月~5月に開花します。適した環境に植えれば、株は次第に広がっていきます。 花の大きさ以外に特徴的なことは、一般的な芝桜は地を這うように生長し、地際で花が咲くのに対して、フロックストロットはやや立ち上がるように花茎が伸びることです。 芝桜同様、グランドカバーや生垣の植栽として利用できます。やや立ち上がる茎を生かして、同じ時期に咲く草花と混ぜ込んで花壇に植栽するのもよいでしょう。

デルフィニウム

  • デルフィニウムは、初夏に青や紫の穂状の花を咲かせるキンポウゲの多年草。和名「大飛燕草」は、ひとつひとつの花の形をつばめが飛ぶ姿に見立てたことにちなみます。本来は多年草ですが、標高の高い土地に自生し高温多湿に弱いため、日本では一年草として扱われることが多いようです。 豪華で華やかな雰囲気のあるエラータム系、スプレー咲きで花序に花がまばらにつくシネンセ系、エラータムとシネンセの中間的なベラドンナ系などの系統があります。どの系統のデルフィニウムも切り花としても人気で、生花としては通年流通しています。 直線的なフォルムながらも、優し気な雰囲気もある草姿は、ナチュラルガーデンやイングリッシュガーデンの植栽として好まれます。バラと同じ時期に咲くため、バラの周囲に植え付けると、フォルムの違う植物同士が美しく競演します。 品種によって草丈がかなり違い、近年は矮性品種や耐暑性、耐病性などを高めたハイブリッド種なども流通しています。  

ジギタリス

  • ジギタリスは、茎をすっと伸ばし、ベル型の花を穂状に咲かせるゴマノハグサ科の多年草。存在感のある花は、開花時期が同じバラの周囲に植栽されることが多く、イングリッシュガーデンの定番としても人気があります。 ジギタリス(狐の手袋)は、ヨーロッパ、北東アフリカ~中央アジアの森林、岩山の斜面、海岸の崖など幅広い環境で自生し、その中で美しい花を持つ数種がジギタリスとして流通しています。 本来は多年草ですが、高温多湿な気候に弱いため、日本では二年草として扱われることがほとんどです。東北以北では、2年を超えて立派に育てることができます。もともとは丈夫な性質で、環境に合えばこぼれ種でも増えることがあります。 花の色は、紫、白、ピンク、オレンジ、黄、茶、複色などがあり、次々に新色が登場しています。品種がとても豊富で、高性のものは2m近く、矮性のものは30cm程度と品種によって背丈が様々です。ジギタリスと言えば、花にブロッチ(斑点、斑紋)があるものが一般的ですが、最近はブロッチがない品種も登場しています。  

フロックス・ピロサ

  • フロックス・ピロサは、春から初夏に淡いピンクの香りの良い花が咲くハナシノブ科の耐寒性多年草。フロックスの仲間のフロックス・ストロニフェラと同じく、ツルハナシノブの名で販売されることもあります。 ストロニフェラ種よりはまばらに這うように広がり、花の時期になると株元から多くの花茎を立ち上げ、たくさんの花が開花します。性質は強く、適所に植えれば放任で次第に増えて広がっていきます。 淡い色の花と細めの茎は繊細な雰囲気で、ナチュラルガーデンの植栽として相性が良く、春から初夏に咲く草花と合わせたり、バラの下草などに利用されています。主張が強くない色なので、周囲の植物の色との色合わせによって、さまざまな雰囲気を演出できます。

アゲラタム(カッコウアザミ)

  • アゲラタム(カッコウアザミ)は、ふわふわとした質感の青や紫の花を咲かせる非耐寒性多年草。次々と花を咲かせながら、こんもりと茂って生長します。育てやすく花期も長いので、花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットによく用いられます。 寒さに弱いため、日本では一年草として扱われています。背丈の低い種類から高いものまで流通し、高性種は花壇や寄せ植えの背景として活躍したり、切り花としても人気があります。 アゲラタム(カッコウアザミ)の名は、ギリシャ語で否定を意味する「a」と「古くなる」という意味の「geras」が合わさって、「古くならない」「色褪せない」という意味が込められています。アゲラタム(カッコウアザミ)の花の鑑賞期間が長く、色褪せないことに由来しています。 和名の霍香薊(カッコウアザミ)は、葉っぱのかたちが薬草のカッコウ(シソ科の多年草)に似ていて、アザミのような花が咲くことから付けられました。 アゲラタム(カッコウアザミ)は英名で、「Floss flower」や「Pussy foot」、「Bluemink」という名前でも呼ばれます。Flossは英語で絹綿状のという意味があり、花びらの形が由来しています。Pussy footは忍び足という意味があり、自己主張せずにこっそりと咲き続ける花姿にちなんでいるそうです。Blueminkは、青色のミンクの毛という意味で、花のふわふわした質感のイメージから付けられたと言われています。 アゲラタム(カッコウアザミ)の仲間は約40種。花色はブルー系が一般的ですが、白やピンクの花が咲くタイプもあります。

芝桜(シバザクラ)

  • 芝桜(シバザクラ)は、北米原産のハナシノブ科の多年草。花詰草、花爪草などの別名もあります。フロックス属は非常に種類が多く、一年草のフロックスPhlox drummondii、宿根草の宿根フロックスPhlox paniculataやツルハナシノブPhlox stoloniferaなど、種類によって開花時期や草姿、性質などが違います。芝桜(シバザクラ)Phlox subulataは、這うように広がる匍匐性の性質の多年草で、4月~5月が開花時期です。 開花時期の春になると、地面が花で覆われるほどたくさんの花が開花します。好みの環境に植えれば、株は次第に広がっていきます。花の色は、ピンク系濃淡をはじめ、白、紫などバラエティー豊富です。最近は、複色や花の大きさが500円玉サイズの大輪種など、特徴のある品種も育種されています。 満開時の美しさは息を飲むほどで、公園や植物園などの広い敷地に植栽された場所は、春の観光名所となっています。 「芝桜(シバザクラ)」の名は、桜と同時期に桜に似た花を芝のように咲かせることにちなみます。英名では「Moss phlox」と呼ばれ、地面を這う姿が苔(Moss)にたとえられています。

ホワイトレースフラワー

  • ホワイトレースフラワーは、伸びた茎の頂部に小さな白い花がまとまって咲くセリ科の一年草。20個ほどの小さな花が集まって花序となり、その花序がさらに集まって直径10~15cmほどの傘状の繊細で美しい姿をしています。 繊細でフォルムの美しい花はナチュラルガーデンによく合い、初夏の庭で周囲の花を引き立てる役割をしてくれます。 切り花としてはレースフラワーの名で通年流通し、主役の花を引き立てたり、丈が長いため大型の装花にも使われています。 よく似た花として、ブルーレースフラワー(ウコギ科トラキメネ属)、オルレア(セリ科オルレア属)、ブラックレースフラワー(セリ科ニンジン属)があります。どれもホワイトレースフラワーとは属性が違うため、分類的には違う植物です。 和名「毒芹擬(ドクゼリモドキ)」は、猛毒を含むドクゼリに似ていることが名前の由来ですが、ホワイトレースフラワーには毒性はありません。

エゴノキ

  • エゴノキは、樹高7~15m前後になる落葉高木で日本にも広く分布しています。雑木林などに自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。 エゴノキの葉は、長さ4~8cmで互生します。春になると小さくてかわいいつぼみが少しずつ膨らみ、5月~6月頃に直径2cmほどの5弁の白い花が鈴なりに開花し、ぶら下がるように咲く姿は、独特の美しさがあります。散り方は、花びらを散らさずに咲いていた形のままで落下します。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしく趣きがあります。秋早くに果実が熟し、1果に1つだけ入っている種を出します。 株立ちのエゴノキは、華奢な幹と風が抜けるような涼し気な姿が美しく、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で、自然樹形で整うのも庭木として人気の理由で、花が美しいので公園や緑地などにも植えられています。

マーガレット

  • マーガレットは、キク科の半耐寒性多年草。代表的なものは花の中心が黄色で、白く細い花びらが特徴的です。葉はギザギザしていて、スラリとした茎を伸ばして花を咲かせます。一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど変化に富み、花色も豊富に流通しています。開花期は11月~5月と長く、草丈は品種によって様々で30~100cmまであります。品種によっては一年草扱いされることもあります。 霜に当たらなければ戸外でも冬越しができ、秋から春まで長い間花を楽しめます。高温多湿が苦手なため、梅雨時や真夏の高温期には花を休みます。(涼しい地域では夏場も花を楽しめます。) マーガレットは地植え、鉢植えどちらでも育てられます。地植えにして上手に夏越しできると、年々株が大きくなりたくさんの花を咲かせます。

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