カシス(クロスグリ)
- カシスは、果実を食用とするスグリ科スグリ属の落葉低木。真っ黒で宝石のような実を付ける美しい植物です。カシス(Cassis)というのは仏名で、英名はブラックカラント(Blackcurrant)、和名はクロスグリです。レッドカラントと呼ばれるフサスグリや、グーズベリーと呼ばれるセイヨウスグリなどと近縁種で、主に果実を食用としますが、そのままでは酸味が強いのでジャムなどに加工されます。 樹高1.5mほどの低木で、根元から複数の枝を直立するように伸ばす株立ち樹形です。葉は手のひら状に3裂~5裂し、4月~5月に葉腋から黄緑色の小さな花を下向きに咲かせます。花の後に球形の実ができ、6月~7月に黒く熟します。近縁種のフサスグリの実は半透明ですが、カシスの実は透明感がなく光沢があります。 冷涼地を好むため、日本では主に北海道や東北地方などで栽培されています。暖地で育てる場合は、季節によって移動できるように鉢植えで管理します。実を付けるためには日照が必要となるので、秋から初夏は日当たりが良く、夏は風通しの良い半日陰で管理するようにしましょう。