記事カテゴリ

Special

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

1-10件 / 全1589件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

サンショウ

  • サンショウは雌雄異株のミカン科の落葉低木。爽やかな香りは古くから香辛料として親しまれています。樹高は2~5m、葉の付け根に鋭い棘があります。 葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、葉は葉山椒、花は花山椒、実は実山椒と呼ばれ、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があり、ウナギの薬味など、さまざまな料理に利用されています。 サンショウの花は、4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く色づきます。雄株は花は咲きますが、果実は実りません。果実を実らせるには、雄株と雌株の両方が必要です。

イソギク

  • イソギクは、キク科キク属の多年草。千葉から静岡の太平洋側の海岸、伊豆諸島の岩場に自生しています。磯菊の名の通り、磯を好んで自生することが名前の由来です。 イソギクは、草丈30~40cm、葉は厚く、縁に浅い切れ込みがあり、裏に短い毛が密集して銀白色をしています。葉の表に裏の密集した毛がはみ出し、まるで白く縁取りされているように見える、美しい葉です。葉が互生する様子を上から見ると、放射状に広がってバラの花のようです。葉の中心に集まって咲く花は、色は黄色、筒状花のみで構成されているので、花びららしい花びらはなく、茎の先にポンポンと黄色の毛玉が乗っているようなかわいらしさがあります。 花と葉の色のコントラストが美しく、潮風にも強く、荒地でも育つほど丈夫なことから、園芸植物として人気があり、お庭や花壇、庭園などに植えられています。

ダイモンジソウ

  • ダイモンジソウは、ユキノシタ属の多年草で、北海道から九州の、やや薄暗い山間の斜面や岩場を好んで自生しています。 葉は、切れ込みのある円形で、葉の切れ込みの入り方の差など、変種が多く確認されています。高さ10~30cm程度の花茎を分枝させて、数個ずつ花を咲かせます。花は直径1cm程度、上の3枚の花びらが小さく、下の2枚の花びらが長く垂れ下がっているような独特のフォルムが特徴で、ダイモンジソウ(大文字草)という名前の由来は、花のフォルムが大という字に似ていることによります。 日陰で育つことや楚々とした花姿が美しいこと、また花が少なくなる秋に開花することなどから、山野草としてもガーデニングの素材としても人気があり、赤やピンクの花色のものや八重咲きなど、多くの園芸品種が作出されています。

ヤマブキ

  • ヤマブキは、春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木。日本原産の植物で、北海道から本州に自生しています。 山吹色という色の名前は、このヤマブキの花の色が由来です。春に弓なりに伸びた枝一面に山吹色の花が開花する姿はとても美しく、庭木として親しまれています。花は、一重のほか八重もあり、白い花が咲くシロバナヤマブキもあります。 葉の色は若々しい緑色で、花のない季節もあたりを明るくしてくれる存在です。とても強健で育てやすい植物で、植え付け後はほとんど手間がかからず、毎年株元から新しい枝が出て、次第に大株に生長します。

コブシ

  • コブシは、モクレン科モクレン属で春に咲く花の美しい庭木のひとつで、公園や街路樹、シンボルツリーとして全国に植栽されています。4月頃に直径5~7cm程度の白い花を枝いっぱいに咲かせます。花には爽やかな芳香があります。桜と同様、葉よりも先に花が咲きますが、開花時に1枚だけ花の下に葉を付けるのが特徴です。花が終わってから葉が繁るので、開花中は、木が花で覆われたような美しい景色を眺めることができます。 樹高5m以上になる木なので、鉢植えよりも庭植えで育てるのが一般的です。

シロヤマブキ

  • シロヤマブキは、春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられました。 適度な湿気を好むので、夏に西日が当たりすぎるような場所に植栽するのは不向きです。適した場所に植栽すれば丈夫で育てやすく特別な手間が必要ないので、庭木の他、公園樹としても植栽されています。

フヨウ

  • フヨウは、アオイ科の落葉低木。夏に大輪の華やかな花を枝一面に咲かせ、夏の花の代表のような存在です。10~15cm程度の大輪の花が8月~10月に開花します。フヨウのひとつひとつの花は一日花で、朝に開花し、夕方にはしぼみますが、夏から秋までたくさんの花が次から次へと開花します。 花とともに目立つのが手のひらのような形の大きな葉です。葉の色は明るい緑色、樹形は放射状で株立ち状に伸びやかに広がるため、柔らかな雰囲気です。

ナツメ

  • ナツメは、果実を食用にするクロウメモドキ科の落葉高木です。栄養効果が高いことで有名なデーツはナツメヤシの果実であり、ナツメとは別種です。ナツメの果実は、青い時は青リンゴに似た甘味と食感があります。完熟すると茶に近い赤色となり、果肉は柔らかく変化します。 ナツメは、枝に鋭い棘があるのが特徴です。葉が繁っている期間は見えづらいので、幹に触れるときは注意が必要です。収穫する際には軍手を着用するようにしましょう。 雌雄同株なので、1本で結実します。ナツメの果実は生食もできますが、乾燥させたものが漢方では生薬として扱われています。日本ではナツメを果物として食べる習慣はあまりなく、流通はほぼありません。    

サカキ

  • サカキは、昔から日本の山野に自生する、サカキ科サカキ属の常緑高木。常緑であることから、霊力のある木と信仰され、お榊として神棚に備えられたり、神事の玉串として使用されています。 樹高4~5mで、10m近くまで大きくなることもあります。葉は固く、厚みと光沢があるのが特徴。6月~7月に、直径5mm程度の小さな白い花を、葉の脇から数個咲かせます。古くから日本に自生している木ですが、寒さに弱いため、寒冷地には分布していません。 サカキと同じようにお榊や神事に利用される樹種にヒサカキがありますが、サカキ科ヒサカキ属に分類される別種です。

ユウスゲ

  • ユウスゲは、明るい黄色のユリに似た花を咲かせるワスレグサ科の多年草。花は、夕方に咲いて午前中に萎れる、夜咲きの一日花です。夜咲きといっても、完全に日が落ちる前に咲き始めるので、夕方から花を楽しむことができます。ユウスゲの花は、直径10~15cm程度、花びらは6枚で大きく開き、花の付け根は筒状になっています。枝の先に2~3個の花を咲かせる様子は、スカシユリを思わせる優雅さです。また、花にはほのかな芳香があります。 ユウスゲは、ウコンカンゾウの変異種で、日本固有変異種。ウコンカンゾウは中国原産の植物です。ススキ野原のような、乾燥した草原を好んで自生する花ですが、最近では数を減らし、絶滅が危惧されています。ただし、園芸種が流通しているので、育てることも愛でることもできます。 ユウスゲという名前は、漢字で書くと「夕菅」、夕方に開花することと、カヤツリグサ科のスゲに葉が似ていることに由来します。また、スゲに似ていて、黄色い花を咲かせることからキスゲという別名でも呼ばれます。

もっと楽しむ

メルマガ会員募集中

  1. 旬の園芸作業やおすすめの植物情報をお届け
  2. 季節の植物情報やプレゼント企画の先行お知らせ
  3. お気に入り記事や植物図鑑を登録してすぐに見つけられる
  4. Q&Aでみんなに質問したり回答を投稿できる

メールアドレスと
パスワードだけで登録完了

会員登録画面へ進む

LOVEGREEN QA 質問してみる 小さな相談でも皆で解決!

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

TOP