サポナリア・バッカリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
サポナリア・バッカリア
学名

Vaccaria hispanica

和名
道灌草(ドウカンソウ)
科名
ナデシコ科
属名
ドウカンソウ属
原産地
ヨーロッパ南部

サポナリア・バッカリアの特徴

サポナリア・バッカリアは、春にピンクや白の花を無数に咲かせるナデシコ科の一年草です。和名ではドウカンソウと呼ばれています。現在はドウカンソウ属に分類されていますが、以前はサポナリア属だった名残の名前で呼ばれています。

草丈は50~80cmで高性のため、庭や花壇、花畑などに使われ、花色はピンクと白があります。かすみ草に似ていますが、サポナリア・バッカリアの方が花が2cmほどと大きく、茎は固くしっかりとしています。主役の花ではありませんが、枝分かれした茎先に咲く無数の花は、周囲の花と調和し美しい空間になります。

サポナリア・バッカリアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~80cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 ピンク、白
開花時期 4月~5月

サポナリア・バッカリアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

サポナリア・バッカリアの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所が適しています。

用土

水はけが良い土が適しています。

鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

サポナリア・バッカリアの育て方のポイント

日常の管理

雨の重みや風に当たると倒伏するため、茎が伸びてきたら支柱で保護するとよいでしょう。

水やり

乾燥気味を好みます。

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

多肥にすると徒長するため、緩効性肥料を控えめに与える程度で十分です。

地植えは、すでにほかの草花が問題なく開花しているようなら、あえて施す必要はありません。

鉢植えは、元肥以降は開花期間中、緩効性肥料を控えめに株元に与えます。最近の培養土は元肥入りの商品も多いため、肥料が含まれているかを確認してから元肥を入れるかを判断しましょう。

サポナリア・バッカリアの詳しい育て方

選び方

株元まできれいな葉がついた苗を選びましょう。未開花苗を早めに植え付けたほうがたくさんの花を楽しむことができます。

種まき

9月~10月が種まきの時期で、発芽率は良い草花です。暑さが少し落ち着いたころがよいでしょう。

直まきも可能です。ポットに数粒ずつ残して良い芽を残して育苗するのが手軽です。

植え付け

霜が降りる真冬以外ならいつでも植え付け可能です。秋のうちに植え付けし、根張りの期間を十分に与えると、よく分枝してしっかりとした苗に生長し、花数も多く楽しめます。

花茎が伸びてきたら低めの位置で切って分枝させると、草丈を抑えてたくさんの花を楽しむことができます。

春から初夏にたくさんの花が開花します。終わった花がらはこまめに摘み取りましょう。

収穫

切り花として楽しむことができます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。こぼれ種でも増えます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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