ベルフラワーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ベルフラワー
学名

Campanula medium

英名
Bellflower
科名
キキョウ科
属名
ホタルブクロ属
原産地
ヨーロッパなど世界の温帯域

ベルフラワーの特徴

ベルフラワーは、フウリンソウ、ツリガネソウ、オトメギキョウの名でも知られる育てやすい一年草または多年草。名前の通り、ベル状の花をつけます。小輪ですが多花性なので見ごたえ抜群です。英名では「カンタベリーベル」とも呼ばれます。イギリスのカンタベリー寺院を訪れる巡礼者の持つ鈴に似ていることから、その名がつきました。

ベルフラワーの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10~15cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 青、紫など
開花時期 4月~6月頃

ベルフラワーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植えつけ
剪定
肥料
開花

ベルフラワーの栽培環境

日当たり・置き場所

ベルフラワーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

ベルフラワーは、弱アルカリ性で有機質の土壌を好むので、赤玉土に腐葉土や堆肥を入れて植え付けましょう。植え付けの1~2週間前には石灰を混ぜ込んでおきます。

ベルフラワーの育て方のポイント

水やり

鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。やや乾燥気味の方がうまく育つ草花です。できるだけ花に水がかからないように水やりをしましょう。

肥料

肥えた土壌を好むので植え付けの際、遅効性の肥料を土に混ぜ込んでおきます。花の時期は液肥を週に1回程度与えます。

病害虫

ヨトウムシが葉や茎を食害します。蒸れで株が弱らないよう、夏場の水やりは夕方に。乾燥させすぎるとハダニが沸くので、葉水で落とします。

ベルフラワーの詳しい育て方

選び方

株元が蒸れていない葉が生き生きとして、たくさんのつぼみがついている苗を選びましょう。

種まき

川砂やバーミキュライトの上にまき、新聞紙をかぶせて発芽まで湿った状態を保ちます。本葉が3枚程度揃ったところでポットに植え替えます。

植え付け

植え付けの際は、根をいじらないように注意して植え付けましょう。

剪定・切り戻し

ベルフラワーは高温多湿を苦手とするので、夏場にこみあった茎や下葉を刈り取り、なるべく風通しをよくします。

ベルフラワーの花は春に開花します。たくさんの花が咲くので、終わった花がらはまめに摘み取ると次々とたくさんの花を咲かせることができます。

夏越し

強すぎる直射日光に当たったり、蒸れると株が弱ります。真夏の鉢の置き場所と梅雨の時期に株が蒸れないように注意しましょう。

冬越し

耐寒性はありますが、北風が強く当たる場所を避けて管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ベルフラワーは、種と株分けで増やすことができます。たくさんの花を楽しむためには、花がらはまめに摘み取るのが大切ですが、種を取りたい場合は、終わった花をそのままにしておくと種ができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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