ヤブミョウガとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヤブミョウガ
学名

Pollia japonica

和名
薮茗荷
科名
ツユクサ科
属名
ヤブミョウガ属
原産地
日本、台湾、中国、朝鮮

ヤブミョウガの特徴

ヤブミョウガは、関東以西の暖地に自生するツユクサ科の多年草です。薄暗い林などに生え、地下茎で増えるため群生しています。ミョウガに似た葉で藪に生えることが名前の由来ですが、ヤブミョウガはツユクサ科、ミョウガはショウガ科なので、植物分類としては別種です。

葉は車輪状につき、夏になると花茎が伸びて草丈が1m近くになります。1本の茎に白い花が輪生状に数段つき、花は少しずつ開花します。ひとつひとつの花は一日花ですが、徐々に開花するため1か月くらい開花しています。花のあとには青藍色の実が結実し、落葉後もしばらくは茎に残ります。

丈夫で環境に合うと地下茎で増えて群生します。日陰でも美しい花を咲かせるため、日陰の庭の植栽に利用されています。

ヤブミョウガの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50~100cm
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~8月

ヤブミョウガの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

ヤブミョウガの栽培環境

日当たり・置き場所

林の薄暗い場所に自生する植物なので、日陰~半日陰程度で栽培可能です。日が強すぎると葉焼けを起こすことがあります。

用土

特に土を選びませんが、やや湿り気のある土を好みます。

ヤブミョウガの育て方のポイント

水やり

植え付けて根付いた後の水やりは必要ありません。

肥料

肥えた土ならば無肥料で育ちます。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ヤブミョウガの詳しい育て方

選び方

葉に傷みがない姿の良い株を選びましょう。斑入り種もあります。

植え付け

暖地に自生する植物なので、十分に暖かくなった春か秋が植え付け適時です。日陰を好むため、夏の日当たり具合を考量した場所を選びます。植え付け後は、たっぷりと水を与えましょう。

ヤブミョウガ

7月~8月に開花します。ひとつひとつの花は、一日花です。

収穫

ヤブミョウガ

花の後には秋に藍色の果実が実ります。

冬越し

秋に黄葉したあと落葉して越冬します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

地下茎と種で増えます。

増やしたくない場合は、株の周囲から出る新芽を定期的に整理するとよいでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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