デイゴとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
デイゴ
学名

Eryshrina 

 

 

 

 

英名
Eryshrina
科名
マメ科
属名
デイゴ属
原産地
インド マレー半島 南米

デイゴの特徴

デイゴはマメ科デイゴ属耐寒性落葉広葉高木です。寒さに弱く茎と葉の中央葉脈に棘があり、葉は互生したまご型をしています。落葉樹の為、葉は5月頃から新芽を出し始め、11月頃に落葉します。花は5㎝ほどで6~7月上旬、8月に新しい枝が育ち9月~10月に2番花が開花します。

デイゴは沖縄県の県花に指定されています。沖縄では街路樹や公園に植栽されています。幹は乾燥させて漆器の材料として使用されています。毎年、デイゴの花が咲く季節になると花の咲き具合でその年の台風の当たり年になるかどうか?を予測し、デイゴの花が沢山咲いた年は台風も沢山来ると言われる言い伝えあります。

デイゴの詳細情報

園芸分類 庭木
草丈・樹高 50㎝~15m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 弱い
花色 赤 朱色 オレンジ
開花時期 6~10月

デイゴの種類

DSC_1041

アメリカンデイゴ

学名Eryshrina crista galli

英名Cocksupur coral Tree

和名 海紅豆(かいこうず)

原産国 南米

耐寒性落葉広葉高木

アメリカデイゴは江戸時代末に日本へ持ち込まれた植物です。

寒さに比較的強く冬は日本では本州の南側の地域から沖縄にかけて日当たりの良い場所で育ちます。

花は6~7月上旬、8~10月にかけて開花します。

メキシコでは花を食す食文化があるそうです。

 

デイゴの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
種まき
植え付け
剪定
肥料

デイゴの栽培環境

日当たり・置き場所

デイゴは日当たりを好みます。日光が当たる場所で管理しましょう。

用土

デイゴの用土は水はけの良い土が適しています。鉢植えの場合は鉢底に大きめの軽石や目の粗い土を入れその上から市販の培養土などが適しています。

 

デイゴの育て方のポイント

水やり

デイゴの水やりは地植えの場合は真夏の乾燥が続いたら水を与えますが、特に与える必要がありません。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら鉢底からたっぷりと水が流れるまで与えましょう。

肥料

デイゴの肥料は油かすを3~4月の新芽が芽吹く生長期の前に与えます。あまり与えすぎると葉ばかりが繁り花がつきにくくなる為、加減が必要です。

病害虫

デイゴは病害虫に強く、特にかかりやすい病気や害虫の心配はありません。

デイゴの詳しい育て方

種まき

デイゴの種まきは3~5月に蒔きます。デイゴの種は楕円形でコーヒー豆の様な形をしています。発芽しやすく、水に1日浸けた後に種を蒔きます。種を蒔いたら1~2㎝程土を被せましょう。

種を蒔き終えたら水を切らさない様に土の温度が20度程になる場所で管理し、発芽したら直射日光は避け明るい日陰に置きます。本葉が2~3枚出たら1本づつ鉢上げして日の当たる所で育成します。

 

植え付け

デイゴの植え付けは4~5月に植え付けます。気温が上がってくる季節に植え付けをすると根が張りやすく良く育ちます。

剪定・切り戻し

デイゴの枝は長く伸びやすく、その年に伸びた枝の先に花がつく為、春夏の剪定は避け、花が終わり12~2月の冬の間に整えたい大きさに枝を剪定します。

花は5㎝程の赤い花が6月頃から咲き始めます。7月の上旬に花が一旦咲き終わり、咲いた花の枝の葉を5枚程残し根元の方から剪定すると新しい芽が生長し再び8月の上旬から新しい花を咲かせます。デイゴの花は10月頃まで咲き続けますので、一旦花が咲き終わる度にこまめに剪定を繰り返すと開花期間を長く楽しむ事が出来ます。

夏越し

デイゴは夏越しの支度は特に必要ありません。

冬越し

デイゴは寒さに弱い為、冷たい風があたる場所は避け、根の上にマルチングをしたり、幹の下の方を藁などで巻くと良いでしょう。鉢植えの場合は冬の間は室内で育てると良いでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

デイゴは挿し木やとり木で増やす事が出来ます。挿し木の場合は小枝などをカットして、水に浸けた枝に2~3枚葉を残しプランターに入れた鹿沼土などに挿し、直射日光の当たらない場所で水をを切らさない様に管理します。根が出たら植え替えます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング