クレマチス・アンスンエンシスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
クレマチス・アンスンエンシス
学名

Clematis clarkeana

別名・流通名
ウインターベル
科名
キンポウゲ科
属名
センニンソウ属
原産地
中国

クレマチス・アンスンエンシスの特徴

クレマチス・アンスンエンシスは、中国原産の冬に花を楽しめる常緑のクレマチスです。開花期は12月~1月で、耐寒性も強く丈夫です。冬咲きのクレマチスの中には夏に葉を落としてしまう品種もありますが、アンスンエンシスは夏も青々とした葉を楽しむことができます。

つる性なのでアーチやフェンスに這わせたり、鉢であんどん仕立てにしても見栄えがします。4~5cmほどの白い花で釣鐘状の形をしているところから、「ウィンターベル」という名で流通している場合もあります。うつむきがちに咲く花のほか、蕾も実のような雰囲気で愛らしい姿をしています。

クレマチス・アンスンエンシスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 2~4m
耐寒性 強い(-5℃程度)
耐暑性 強い
花色
開花時期 12月~1月

クレマチス・アンスンエンシスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え替え

クレマチス・アンスンエンシスの栽培環境

日当たり・置き場所

真夏に強い日差しや西日が当たる場所を避けた、日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。

用土

水はけと水保ちの良い土が適しています。鉢植えの場合は、草花用の培養土でも問題なく育ちます。

クレマチス・アンスンエンシスの育て方のポイント

日常の管理

順調に生長すると、次から次へと新しいつるが伸びてきます。伸びすぎてからの管理は大変なので、こまめに誘引を行っていくとよいでしょう。

水やり

地植えは根付いてからの水やりの必要はありません。土が割れるような強い日照りが続いた場合のみ与えましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

地植えは花が問題なくたくさん咲いているなら自然にまかせて問題ありません。

鉢植えは開花期間中と花後に肥料を施します。

病害虫

植え付け場所に適応すれば病害虫などの害も少ないクレマチスです。

クレマチス・アンスンエンシスの詳しい育て方

選び方

傷みがないきれいな葉とつるに動きが感じられる苗を選びましょう。

植え付け

真夏を除けばいつでも植え付け可能ですが、春から初夏や秋が適時です。地植えにする場合は、霜の降りる可能性のある真冬も避けましょう。

クレマチスは直根性で移植が難しいため、植え付ける場所はよく考えましょう。

地植え、鉢植えとも1節ほど土の中に埋める深植えで植え付けます。鉢植えは深鉢が適しています。植え付けたあとは、たっぷりと水やりを行います。

剪定・切り戻し

3年以上たったつるは株元で切り、若いつると更新すると花つきの良い株になります。生育が旺盛で常緑なため、つるが混み合ったり伸びすぎてしまうことがあります。コンパクトに管理したい場合は、花が咲き終わった後に半分くらいの長さに切り戻すか、梅雨前に長く伸びたつるを短く切り詰めて、混み合った枝をすくとよいでしょう。剪定作業は梅雨前までに済ませます。

他の花が少なくなる12月~1月が開花期です。大株になると一株で100輪以上の花が咲きます。終わった花は摘み取りましょう。

夏越し

強すぎる光を嫌うので、真夏は明るめの日陰か半日陰での栽培が適しています。

冬越し

耐寒性は強いですが、寒風にやや弱いため、木枯らしなどに当たると葉が黒く傷んでしまうことがあります。

南東北エリアくらいまでなら戸外で越冬可能ですが、それより寒さが厳しい地域では室内で無暖房で管理し、天気の良い昼間だけ日光に当てるようにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

春から初夏に挿し木で増やすことができます。環境にあうとこぼれ種が発芽することもあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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