ペニーロイヤルミントとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ペニーロイヤルミント
学名

Mentha pulegium

英名
Pennyroyal Mint
和名
メグサハッカ
科名
シソ科
属名
ハッカ属
原産地
ヨーロッパ

ペニーロイヤルミントの特徴

ペニーロイヤルミントは他のミントとは違い、地を這うように伸びるほふく性のミントです。踏みつけにも強いのでグランドカバーとしても利用されています。葉のサイズが細く、タイルや石の隙間に植え付けるグランドカバープランツとしても適しています。

ヨーロッパではノミ、アリ、カメムシなどの虫よけに利用されてきました。日本国内では、東北地方の一部でカメムシ対策としてペニーロイヤルミントを使って効果をあげているようです。

ペニーロイヤルミントの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 15~50cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 薄紫
開花時期 7月~9月

ペニーロイヤルミントの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け(地植え)
開花

ペニーロイヤルミントの栽培環境

日当たり・置き場所

ペニーロイヤルミントは日当たりがよく、水はけがよい場所が適しています。半日陰程度の日当たりなら問題なく育ちます。

用土

蒸れに弱いので水はけのよい土に植え付けましょう。市販のハーブ用の土でも問題なく育ちます。

ペニーロイヤルミントの育て方のポイント

水やり

地植えのペニーロイヤルミントは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えのペニーロイヤルミントは、鉢の表面が乾いたらたっぷりとを目安に水やりをしましょう。

肥料

地植えのペニーロイヤルミントは、特に肥料を施さなくても育ちます。鉢植えのペニーロイヤルミントもさほど肥料を必要としませんが、葉の色が黄色くなったら、ハーブ用の肥料を少量与えましょう。

病害虫

株が弱るとアブラムシがつくことがあります。

ペニーロイヤルミントの詳しい育て方

選び方

ペニーロイヤルミントは種か苗で購入できますが、苗での購入が一般的です。ペパーミントやスペアミントよりは流通量は少なめです。葉の色がきれいな緑色で、株元まで葉がある苗を選びましょう。

植え付け

ペニーロイヤルミントの庭への植え付けは春から初夏か秋の陽気のよい季節に植え付けましょう。

仕立て方

ペニーロイヤルミントは、ほふく性で地を這うように生長するのでグランドカバーとしても利用されています。ペパーミントやスペアミントに比べると、生長のスピードは遅いですが、放任すると増えすぎてしまう場合があります。スペースを限定して植栽したい場合は、レンガや板などを地面に植えこみ仕切りを作り、根がどこまでも伸びないように工夫をするとよいでしょう。

剪定・切り戻し

株が乱れたり、開花後に全体的に切り戻しをするとよいでしょう。

ペニーロイヤルミントは花のない時期は地面に葉が密着したような見た目ですが、開花時期になると花茎が立ち上がり、段菊に似た形状の薄紫色の花が段々に開花します。花のない時期は丈は10cm未満ですが、花穂は30~40cmまで伸びます。

収穫

ペニーロイヤルミントの花はドライフラワーとしても利用できます。主に観賞用、景観用のハーブで食用にはできないので気を付けましょう。

夏越し

特別な夏越しの必要はありません。株が乱れたら適度に刈り込むとよいでしょう。ただし、ペニーロイヤルミントの花は夏に開花するので、花が見たい場合は開花前に刈り込むと花を見ることができなくなるので注意しましょう。

冬越し

冬のペニーロイヤルミントは地上部分は枯れますが、春になると芽吹きます。ある程度の耐寒性はありますが、地面が凍るような場所での冬越しは難しいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ペニーロイヤルミントは、挿し芽か種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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