家庭菜園特集

カポック(シェフレラ)の植え替えや剪定などの管理方法と増やし方(挿し木)

松本卓

松本卓

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カポック(シェフレラ)は丈夫で生長もはやく、育てやすいことで人気の観葉植物。斑が入った黄色いカポックはとっても綺麗ですよね!

綺麗なカポックですが生長がはやいがゆえに少し邪魔になってきたな…。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな生長がはやくて綺麗な観葉植物カポックの植え替えや剪定、挿し木での増やし方をご紹介します!

 

目次

カポック(シェフレラ)とは

カポック(シェフレラ)の植え替え方法

カポック(シェフレラ)の剪定方法

カポック(シェフレラ)の増やし方(挿し木)

カポック(シェフレラ)の管理方法

 

カポック(シェフレラ)ってなに?

カポック(シェフレラ)はウコギ科シェフレラ属に分類される世界の熱帯~温帯原産の植物で、約600種類あります。学名のシェフレラやホンコンカポックと言う名前で流通していることもあります。

カポックという名前は流通名で、本来のカポックはアオイ科セイバ属の植物パンヤ(パンヤノキ)です。

パンヤ(カポック)とシェフレラの葉が似ていることから、シェフレラがカポックと呼ばれるようになりました。

※この記事では、一般的にシェフレラ=カポックという認識が根付いていることから、シェフレラをカポックと呼びます。

カポックは世界の熱帯~温熱帯に分布していますが、主に流通するのは台湾~中国南部に分布しているヤドリフカノキや園芸品種のホンコンカポックです。丈夫で生長もはやく、日本でも暖かい地域なら屋外で越冬できます。

LOVEGREENの植物図鑑にカポックを記載しているのでぜひご覧ください!

カポック(シェフレラ)

  • カポック(シェフレラ)は世界の温帯~亜熱帯に分布している観葉植物で、シェフレラとも呼ばれており、約600種もあるそうです。

    一般的に、日本でカポック(シェフレラ)の名前で流通しているものはSchefflera arboricolaという種類で、中国南部・台湾が原産地になります。

    また、ホンコンという園芸品種もよく流通しており、斑入りのホンコン・ハッピーイエローというのも園芸店やインテリアショップなどで流通しています。

    カポック(シェフレラ)は非常に強健で、秋のうちから寒さに馴らして霜に当たらなければ屋外で越冬することも可能です。

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カポックの植え替え方法

カポックは生長がはやく、すぐに根がパンパンになってしまうので1~2年に1度植え替えをする必要があります。

植え替えをするときには一回り大きい鉢を使います。一回り以上大きい鉢を使ってしまうと、根が吸収する水の量と土に含まれている水の量のバランスが崩れてしまい、長時間土が湿っていることになります。

同じ大きさの土を使う場合は根を半分の量に減らし、葉の数も減らす必要があります。

今回は一回り大きい鉢を使って植え替えをします。

まず、土を用意します。

カポックは水を好みますが、水はけの悪い土を使うとコバエが発生したり根腐れを起こしたりするので、水はけのいい土を使って小まめに水やりをするのが良いと思います。

今回は観葉植物用の土2、赤玉土1、鹿沼土1を混ぜ合わせたものを使います。

はじめに観葉植物用の土を用意します。ベースとなる土なので量をきっちり測る必要はありません。

はじめに観葉植物用の土を用意します。ベースとなる土なので量をきっちり測る必要はありません。

 

次に観葉植物用の土の半分の量の赤玉土を加えます。

次に観葉植物用の土の半分の量の赤玉土を加えます。

 

最後に鹿沼土を赤玉土と同じ量加えます。

最後に鹿沼土を赤玉土と同じ量加えます。

 

最後によく混ぜ合わせれば完成です!

最後によく混ぜ合わせれば完成です!

 

土が完成したらカポックを鉢から出します。根がギチギチに張っています。

土が完成したらカポックを鉢から出します。根がギチギチに張っています。

 

手で優しく古い土を取り除いていきます。土が硬い場合は水に10分ほど着けてから取り除いてゆくと楽にできます。

手で優しく古い土を取り除いていきます。土が硬い場合は水に10分ほど着けてから取り除いてゆくと楽にできます。

 

古い土をすべて取り除く必要はありません。

古い土をすべて取り除く必要はありません。

 

古い土を取り除いたら植えこんでいきます。まず、鉢穴に鉢底ネットに被せます。鉢底ネットは鉢底石や土の流出を防ぐだけでなく、ナメクジやダンゴムシといった害虫が鉢の中に侵入するのを防ぎます。

古い土を取り除いたら植えこんでいきます。まず、鉢穴に鉢底ネットに被せます。鉢底ネットは鉢底石や土の流出を防ぐだけでなく、ナメクジダンゴムシといった害虫が鉢の中に侵入するのを防ぎます。


次に鉢底石を入れます。  鉢底石は通気性と排水性を良くする役割があります。鉢底石が入っていないと土が乾きにくくなり、コバエの発生や根腐れの原因の一つになります。

次に鉢底石を入れます。

鉢底石は通気性と排水性を良くする役割があります。鉢底石が入っていないと土が乾きにくくなり、コバエの発生や根腐れの原因の一つになります。

 

土を少量入れます。

土を少量入れます。

 

カポックをバランスよく配置して周りに土を入れます。

カポックをバランスよく配置して周りに土を入れます。


最後に水をたっぷりやれば植え替え終了です!

最後に水をたっぷりやれば植え替え終了です!

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カポックの剪定方法

カポックは生長がはやいため、古い葉や弱っている葉、邪魔な葉は剪定してしまってかまいません。  このように根本から生えており葉も落ちているものは枝元から剪定します。

カポックは生長がはやいため、古い葉や弱っている葉、邪魔な葉は剪定してしまってかまいません。このように根本から生えており葉も落ちているものは枝元から剪定します。

 

高く伸びすぎてしまっているカポックは、上の方の枝を剪定して切り戻しをすることができます。  切り戻したあとは脇芽が出てきます。剪定した枝は挿し穂にして挿し木で増やすことができます。

高く伸びすぎてしまっているカポックは、上の方の枝を剪定して切り戻しをすることができます。

切り戻したあとは脇芽が出てきます。剪定した枝は挿し穂にして挿し木で増やすことができます。

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カポックを挿し木で増やす方法

カポックは枝を剪定したあとに、剪定した枝を使って挿し木で増やすことができます。1節~2節を残して斜めに切ります。節は赤丸で囲った部分です。

カポックは枝を剪定したあとに、剪定した枝を使って挿し木で増やすことができます。1節~2節を残して斜めに切ります。節は赤丸で囲った部分です。

 

枝を切ったら下の葉を一枚切り取ります。

枝を切ったら下の葉を一枚切り取ります。

 

残した葉は、画像の様に葉の半分だけ残して切ります。

残した葉は、画像の様に葉の半分だけ残して切ります。

 

鉢に鉢底ネット、軽石の順番で入れ赤玉土を鉢の8分目ぐらいまで入れます。  今回は小粒の赤玉土3と普通の赤玉土1を混ぜ合わせたものを使います。

鉢に鉢底ネット、軽石の順番で入れ赤玉土を鉢の8分目ぐらいまで入れます。

今回は小粒の赤玉土3と普通の赤玉土1を混ぜ合わせたものを使います。

 

土に枝を挿して水をたっぷりかければ挿し木の完成です!  根が張り、新しい葉が出てくるまでは明るい日陰に置いて常に土が湿っている状態にします。

土に枝を挿して水をたっぷりかければ挿し木の完成です!

根が張り、新しい葉が出てくるまでは明るい日陰に置いて常に土が湿っている状態にします。

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カポックの管理方法

ここではカポックの管理方法をご紹介します!

目次

日光

置き場所

水のやり方

肥料のやり方

病害虫の種類と対策方法

夏越しと冬越しの方法

日光

【屋外】

カポックは春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30~50%程度の遮光をしてください。 

遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。 

【屋内】 

耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。

屋内でも直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

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置き場所

耐陰性があるため日光が入る室内ならば置くことができます。エアコンなどの乾燥した風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

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水やりの仕方

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。乾燥してくると葉がぐったりとしてきたり、しわしわになってくるので、そうなる前に水をあげてください。

霧吹きなどで葉水をするのも害虫対策におすすめです。葉の枚数が多く、ホコリが積もりやすいので葉水のときに濡らしたティッシュペーパーなどで拭いてください。

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肥料のやり方

肥料はなくても育ちますが、施肥をした方が生長がはやいです。

2000~3000倍に希釈した液体肥料を10日に1回のペースで与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。

【施肥するときの注意点】

適切な希釈倍率を守らないと肥料焼けをしてしまうので、しっかりと濃度測定を行ってください!

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病害虫の種類と対策

カポックが被害に遭いやすい害虫の種類と対策方法をご紹介します。

ハダニ、アブラムシ、カイガラムシ、ナメクジ、ダンゴムシについてはLOVEGREEN内で対策方法を詳しく書いているので、そちらを参考にしてみてください。

ハダニ

黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

アブラムシ

アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。

アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがカポックの中に侵入し、病気を発症させます。

また、発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

カイガラムシ

3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。

カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

ナメクジ

葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。

外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。

大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。

少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、葉の大半を食害されたりすると枯れてしまう可能性があります。

ダンゴムシ

柔らかい花芽や新葉、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにカポックを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】

イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。

割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

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夏越しと冬越し

【夏越し】

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30%~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。

水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に一度のペースで行うと夏バテを防止できます。

【冬越し】

気温が5℃以下になったら生長が緩慢になるので、土がの表面が乾いてから2~3日後に水をやってください。

気温が0℃を切ると葉先などが枯れてきてしまうので、切らないように室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

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手を広げたような大きな葉が可愛らしいカポックを皆さんも育ててみませんか?

 最後にカポックを育てるときに便利な記事をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

 

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松本卓
松本卓

趣味はチランジアの管理と爬虫類の世話。些細なきっかけでチランジアを育て始めたが、チランジア好きが派生して現在は日本ブロメリア協会にも所属。チランジアは小型で花の綺麗なものが好きで、チランジアを眺めているときが至福のひと時。最近の悩みは自宅で育てているチランジアが多くなりすぎて置き場所が無くなってきたこと。

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