モミジ(もみじ・紅葉)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
モミジ(もみじ・紅葉)
学名

Acer 

英名
Maple
和名
紅葉
科名
ムクロジ科
属名
カエデ属
原産地
日本、朝鮮半島

モミジ(もみじ・紅葉)の特徴

モミジはムクロジ科カエデ属の落葉高木です。楓の仲間ですが、葉の切れ込みが細かく赤ん坊の手のような形をしたものを区別して、モミジと呼ばれるようになりました。モミジは大きく分けてイロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジに分けられます。一般に「モミジ」というとイロハモミジをさしていることがほとんどです。江戸時代から多数の園芸品種が発達した結果、葉の形や大きさ、芽出し、色、幹や枝ぶりなどに変異が多く区別が難しいと言われています。樹高は10m以上になり大きく横に枝を広げます。

モミジはまだ若葉の開き切らないうち、ソメイヨシノが咲く頃にに開花します。花が終わるとすぐに種子が発達し、熟すとプロペラのように舞い落ちます。秋になると葉が真っ赤に紅葉して散る様が美しく、紅葉(モミジ)狩りという行楽もあります。四季を通じて美しい樹種なので各地に名所が多く存在します。身近なところでも公園や庭園、庭木、盆栽など広く楽しまれています。

モミジ(もみじ・紅葉)の詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 10m以上
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 4~5月

モミジ(もみじ・紅葉)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

モミジ(もみじ・紅葉)の栽培環境

日当たり・置き場所

モミジは日当たりを好みます。

用土

モミジは肥沃で水はけ良く保水性の良い土壌を好みます。庭植えのモミジは事前に赤玉土や腐葉土を漉き込むなどしておきましょう。

モミジ(もみじ・紅葉)の育て方のポイント

水やり

庭植えのモミジは、根付いた後は水やりの必要はありません。鉢植えは表面が乾いたらたっぷりやりましょう。

肥料

寒肥えとして2月に有機肥料を根もとから少し離れた場所に穴を掘って施します。。

病害虫

カミキリムシの成虫が樹皮を食害したり幼虫「テッポウムシ」が幹に侵入した場合は最悪枯死します。「うどんこ病」と、新芽に「アブラムシ」がつくこともあります。

モミジ(もみじ・紅葉)の詳しい育て方

選び方

主幹が太くしっかりしているもの、葉が多くついているものを選びましょう。

植え付け

モミジの植え付けは落葉期に行います。日当たりと水はけのよい場所を選んで根鉢の大きさの1.5倍ほどの植え穴を掘り、腐葉土や堆肥を混ぜ込んで植え付けます。

剪定・切り戻し

モミジの剪定は落葉期に行います。樹形を整えるように強剪定が可能です。初夏に剪定する場合は邪魔になった枝を掃う程度にしておきましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えのモミジは2~3年に一度は植え替えを行うようにしてください。鉢が小さくなると根詰まりを起こしてしまい、生長の妨げとなります。

春、桜が咲く頃からモミジの花は咲き始めます。これが花かと思うほど小さな赤い花が咲きます。目が慣れると新芽の明るいグリーンの中に、チラチラと赤い花が咲いているのがわかります。

収穫

モミジは秋の紅葉が美しく、紅葉(モミジ)狩りという行楽もあります。モミジの葉は乾燥しやすく、すぐにくるんと葉が巻いてしまいます。きれいなモミジの形を残したければ、収穫してすぐに押し花にします。

夏越し

モミジは夏が生長期です。特に必要な夏越しの作業はありません。

冬越し

モミジは落葉して越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

モミジは接ぎ木か種まきで増やします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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