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ザミアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ザミア
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植物名
ザミア
学名

Zamiaceae

英名
Florida arrowroot
科名
ザミア科
属名
ザミア属
原産地
通年

ザミアの特徴

ザミアは「メキシコソテツ」「ヒロハザミア」の別名を持ち、約40種ほどが知られています。一般的にザミアの名で流通しているのは、ザミア・プミラという品種です。

葉の尖った普通のソテツに対し、葉に丸みがあり痛くありません。

つややかな葉の裏に細かな毛が生えており、手触りのよさが特長です。 普通のソテツより寒さに弱いので、鉢植えに仕立てるのがおすすめです。

ひと鉢で南国の雰囲気を演出してくれます。葉をフラワーアレンジメントに使うこともあります。 ザミアの幹(塊根)は地中で伸びるため、表に出ているのはタケノコ状の部分だけです。

コンパクトで、葉が伸びても1m程度におさまります。生長はゆるやかですが、徐々に葉数が増えていき、数十枚がずらりと並ぶ見ごたえのある姿になります。

盆栽仕立てにされることもあり、太く引き締まった幹はコーデックスのような雰囲気を醸し出してくれます。一般的な観葉植物とはまた違ったいでたちのため、一株は持っておいて損はないのではないでしょうか。

ザミアの詳細情報

園芸分類 観葉植物
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 クリーム色
開花時期 6月~7月

ザミアの種類

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ザミア・フルフラケア

ザミアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

ザミアの栽培環境

日当たり・置き場所

日光

ザミアは直射日光に強い植物ですが、真夏に葉焼けをしてくるようならば遮光してください。

【屋外】

春~秋にかけて屋外で管理することができますが、夏の直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうことがあります。葉焼けをしてくるようなら10%~30%程度の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。

遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】

耐陰性はあまりないので、日当たりの良い場所に置いて下さい。

【置き場所】

エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

低温に弱いので、5℃以下にならない様に気をつけましょうベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。

気温が15℃前後になると生長が緩慢になります。

用土

水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。

そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。

自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。

また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

ザミアの育て方のポイント

水やり

ザミアは気温が低くなると生長が緩慢になるので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。

【気温が15℃以上のとき】

主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥して2~3日経ったらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が15℃以下のとき】

ザミアは気温が15℃前後を切ってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土がしっかり乾燥してから水やりをしてください。

ザミアを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。

水やりの回数を減らしてザミアの葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】

葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。

ポリシャスは葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。

冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~初夏の生長期に与えるようにします。

肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。

有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】

黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】

アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。

アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがザミアの中に侵入し、病気を発症させます。

また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】

3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。

カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】

葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。

外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。

大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。

少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】

柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにザミアを置いている場合は注意が必要です。

割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

ザミアの詳しい育て方

選び方

ザミアを買う時は必ず病害虫に注意してください。

ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々ザミアが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

また、葉が黄色く変色していたりして弱っているものは避けましょう。

種まき

種は茶色で2cm程度の球形または短い棒状です。赤玉土やバーミキュライトに植え付け、発芽までは水分を切らさないようにします。

植え付け

植え付けは暖かい時期に行ってください。

根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

ほとんど必要ありませんが、変色した葉はそのままにせず、根元から切り落とします。過湿が原因の場合は、鉢から出して傷んだ根も取り除きます。

植え替え・鉢替え

ザミアは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。

そのたあめ、環境にもよりますが3~4年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。

水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。

植え替え時期は4~5月頃が最適です。

稀に花を咲かせますが、雌雄異株なので結実されるには雄株と雌株が必要です。

収穫

結実した場合、オレンジ色などをした果実を収穫することが出来ます。

夏越し

水やりは土の表面が乾いて2~3日経ったら夕方~夜にたっぷり与えてください。

午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が15℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土が完全に乾燥してから行うようにしてください。

気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように15℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。

ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。植え替えの時に行うと良いでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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