簡単!梅ジャムの作り方|梅の栄養

戸松敦子
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梅ジャムの簡単な作り方を紹介します!甘酸っぱい梅ジャムは、ジメジメした梅雨や夏バテ防止にぴったりな爽やかさ。手作りのジャムは、砂糖の量を好きに調節できるのもいいですよね。完熟梅を使うと、あく抜きの手間がかからず、さっと作れるのでおすすめです。
目次
梅の栄養
梅はまだ寒い早春に花を咲かせ、6月頃に青い梅の実をつけます。青い梅も完熟した梅も、毒成分を含んでいるため生では食べられません。熟すほどに毒成分は少なくなり、漬けたり干したり加工すると、安全に食べることができます。
梅の実はカリウム、鉄、ビタミンE、クエン酸を多く含みます。高血圧や貧血予防、抗酸化作用、防腐効果、食欲増進、調整作用など、梅を摂取するとたくさん良いことがあると言われています。そのため、古くから梅は人々に親しまれ、梅の実は様々な方法で加工されて長期保存できる食べ物として重宝されてきました。毎年6月~7月中旬頃は梅仕事をするご家庭も多いですよね。
▼青梅と完熟梅の違いはこちら
梅ジャムの作り方
梅ジャムは、加熱して煮詰めて作ります。そのため、少し傷んだり斑点がある梅も問題なく使えるのでおすすめです!
完熟梅を使うとあく抜きの手間もかからず簡単に作れます。
材料
- 完熟梅 1㎏
- てんさい糖 500g(他の砂糖でも大丈夫です。甘いジャムが好きな方は砂糖の量を増やしてください。)
作り方
梅ジャムを保存する容器は、熱湯消毒して冷ましておきましょう。
➀梅を洗い、ふきんなどで水けを拭き取ります。
➁竹串で梅のヘタを取り除き、傷んでいるところを包丁でカットします。
➂梅を鍋に入れて、かぶるくらいの水を注いで中火にかけます。ふつふつとしてきたら弱火にして、梅がやわらかくなるまでゆでます。
➃お湯を捨てて、粗熱が取れた後に果肉から種を取り除きます。
➄種を取り除いた果肉に、てんさい糖を加えて弱火にかけます。
➅煮詰めていき、とろみがついたら火を止めて完成です。冷めると固くなるので少しとろみがついたら火を止めましょう。
保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。なるべく早く食べきる方がよいですが、難しい場合は冷凍保存袋などに入れて冷凍庫で保存しましょう。
パンやクラッカーにつけたり、ヨーグルトにかけたり、牛乳や豆乳に混ぜてヨーグルトドリンクのように飲んでも爽やかです。かき氷のシロップにも使えますよ。果肉がしっかりしていて、口当たりがあんずにも似ていますが、梅ならではの酸っぱさがあり、とっても美味しいジャムです。
梅仕事を楽しもう♪
梅の実が収穫できる時期は、一年に一度だけ。その季節を楽しみにして、梅干しや梅酒、梅シロップなどを作るご家庭も多いですよね。お庭に梅の木があるお家では、「毎年その時期は梅仕事に追われて大変なの~。」という、家に梅の木がない私からすると本当にうらやましい悲鳴を聞くこともあります。私は今年、梅ジャムの他に簡単に作れる梅干しを漬けています。もう少ししたら日に干して完成です。どんな味に仕上がるかとても楽しみです。
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- 梅(ウメ)は、初春のまだ寒い時期に香りのよい花を咲かせる落葉高木です。日本には中国からかなり古い時代に薬用として渡来しました。梅(ウメ)の樹高は10mに達しますが、3~5m程度で管理され、古くから花、香り、果実の3拍子揃った春を告げる落葉花木として全国各地で植栽され広く親しまれています。 梅(ウメ)の枝は広く張り、葉は長さ5~8cm程度で二重鋸歯があります。花は2年枝の細く短い枝に2.5センチ程度の花をつけます。梅(ウメ)は品種によって開花期に違いがあります。性質上、野梅性・緋梅性・豊後性・杏性の4系統に分けられますが園芸上は花を観賞する梅と果実の収穫を目的とする梅に分けられます。 果樹としては各地に産地があり、観賞樹としては庭や公園に春を告げる木として好んで植えられます。また、梅(ウメ)は花もの盆栽の代表格です。
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