コーヒーの木の育て方|植物図鑑

植物名
コーヒーの木
学名

Coffea

英名
Coffee tree
和名
コーヒーの木
別名・流通名
コーヒーの木
科名
アカネ科
属名
コーヒーノキ属
原産地
アフリカ、マダガスカル周辺

コーヒーの木の特徴

コーヒーの木は定番の観葉植物で、コーヒーカップを模した鉢などに植えられて販売されていることがあります。つやのある葉が美しく、樹形もさほど乱れないためインテリア性が高いです。また、観葉植物として販売されているコーヒーの木と飲料のコーヒーの原料となるコーヒーの木は同じもので、一般的に観葉植物として流通しているのはアラビカ種(C. arabica)だと言われています。

コーヒーの木は開花後に葉の根本に実を群生させます。この実は完熟すると真っ赤になりサクランボに見えることからコーヒーチェリーと呼ばれます。この赤い実から果肉などを取り除き、種子のみにしたものがコーヒー豆となります。味はともかく、自宅でコーヒー豆の製造を実験してみるのも面白いでしょう。

また、コーヒーの木は幼木のときは耐陰性がありますが、生長するにしたがって耐陰性が徐々に弱まってくると言われています。

コーヒーの木の詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~5m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 普通
花色
開花時期 6月~7月

コーヒーの木の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

コーヒーの木の栽培環境

日当たり・置き場所

屋外

生長したコーヒーの木は耐陰性が弱いため、暖かい季節は出来るだけ屋外の日当たりの良い場所で育てるようにします。午前中直射日光の当たる場所か寒冷紗などで弱めの遮光をした風通しの良い場所に置きましょう。葉焼けをするようであれば遮光率を高くします。

室内

生長したコーヒーの木は耐陰性が弱いため通年室内で育てるのは難しいです。室内で育てるのは気温が低い冬だけにし、それ以外は屋外で育てるようにしましょう。もしくは週の2~3日ほどコーヒーの木を外に出して日光浴をさせます。

コーヒーの木の幼木はある程度の耐陰性があるため通年室内でも大丈夫ですが、明るい窓辺など出来るだけ日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。

また、コーヒーの木にエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。

温度

コーヒーの木は寒さに弱いため、冬越しに注意しましょう。

用土

コーヒーの木は水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。市販の観葉植物用の土がおすすめです。自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土4:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。

また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

コーヒーの木の育て方のポイント

日常の管理

枯葉や傷んだ葉を取り除いて下さい。また、葉裏などにハダニやカイガラムシが付いていないか確認してください。

水やり

コーヒーの木が生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。気温が低い冬など、コーヒーの木の生長が止まったら水やりを控え、一週間に12回程度水やりをするようにしましょう。

コーヒーの木の幼木は水切れに弱いため、暑い時期や室内が乾燥しており土の渇きが早いときは受け皿などを用いて腰水管理をすると良いでしょう。腰水で管理する場合は蒸れを防ぐため風通しが悪くならないよう注意します。

また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はコーヒーの木の葉裏にもしっかりと水をかけましょう。

肥料

コーヒーの木は冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。

肥料は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

コーヒーの木はハダニアブラムシカイガラムシ、に注意しましょう。特に屋外では害虫の被害に遭いやすいのでよく観察することが大切です。

コーヒーの木の詳しい育て方

選び方

コーヒーの木を選ぶときは幹がしっかりしていて、葉の色つやが良いものを選びましょう。また、病害虫が発生していないかもチェックします。

種まき

コーヒーの木のタネを入手したら3月~5月に赤玉土やピートモス、種まき用の土にまきます。そのまま乾燥しないように水をやってください。

植え付け

コーヒーの木の植え付けは5月~9月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。

剪定・切り戻し

コーヒーの木は葉が茂り風通しが悪くなってきたら余分な枝を剪定します。暖かい室内であれば通年可能です。

植え替え・鉢替え

コーヒーの木は乾燥に強いので、水はけの良い土を使います。水はけの悪い土を使ってしまうとコバエが発生したり、根腐れを起こす原因となるので、出来るだけ水はけの良い土を使うのがおすすめです。今回は観葉植物の土2に赤玉土1、鹿沼土1を混ぜたものを使用します。

コーヒーの木の植え替え用の土

まず、観葉植物の土を用意します。量は大体で構いません。

コーヒーの木の植え替え用の土

次に赤玉土を加えます。観葉植物の土の半分程度の量を入れます。

コーヒーの木の植え替え用の土

最後に、鹿沼土を赤玉土と同じ量入れます。

コーヒーの木の植え替え用の土

よく混ぜ合わせ、水はけが良すぎるかなと感じたら観葉植物の土を追加します。

コーヒーの木 植え替え

今まで使ってきた鉢よりも一回り大きい鉢を用意します。一回り以上大きい鉢を使ってしまうと、土の乾燥が遅くなり根腐れの原因となる場合があるので、必ず一回り大きいサイズにしてください。

鉢に鉢底石を入れます。通気性と水はけを良くするためですので、必ず入れてください。

コーヒーの木の植え付け

土を少量入れ、コーヒーの木のバランスがよくなるように配置し、周りに土を入れれば完成です。

コーヒーの木の植え付け 水やり後

植え付け後はたっぷりと水をかけて、直射日光の当たらない場所に移動します。

コーヒーの木は焙煎した豆だけでなく、花も非常に良い香りを放ちます。緑色で艶のある葉に白い5弁花が咲く姿は非常に美しく、それだけで十分観賞価値があります。

観葉植物は花を楽しむものは少ないですが、コーヒーは花も楽しめる観葉植物になります。さらに、一度開花させれば翌年も咲く可能性が高いです。

コーヒーの花の香りはジャスミンのような香りだと言われており、開花したらモイストポプリにして楽しむのも良いでしょう。

収穫

コーヒーの木は開花後約9ヵ月後に実を収穫することが出来ます。完熟したコーヒーの実はコーヒーチェリーと呼ばれるほど美しい赤色をしています。

夏越し

コーヒーの木は暑さに強いため、日当たりと風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

冬越し

コーヒーの木は寒さに弱いため肌寒いと感じる季節になったら暖かい室内に移動させましょう。生長が止まったら1週間に1~2回程度水やりをするようにします。日当たりが悪い場所で水やりを多くしてしまうと徒長の原因になるため、室内で冬越しをする場合は水を控えるようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

コーヒーの木 株分け

まず、コーヒーの木を鉢から抜き出して古い土を優しく落としていきます。

コーヒーの木の株分け

手で半分に分けます。根が固い場合はナイフやハサミで切れ目を入れて手で引っ張ると分ける事が出来ます。

コーヒーの木 株分け

水で古い土を軽く洗い流します。このとき根を傷つけないように注意してください。手で株分けをした時点で土が落とせていれば水で洗う必要はありません。

株分け後は観葉植物用の土などを使用して植え付けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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