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コーヒーノキ(コーヒーの木)の育て方|植物図鑑

植物名
コーヒーノキ(コーヒーの木)
学名
Coffea
英名
Coffee tree
和名
コーヒーの木
別名・流通名
コーヒーの木
科名
アカネ科
属名
コーヒーノキ属
原産地
アフリカ、マダガスカル周辺

コーヒーノキ(コーヒーの木)の特徴

ミニ観葉植物としてよく見かけるコーヒーの木は、アフリカ~マダガスカル周辺が原産のアカネ科コーヒーノキ属に分類される植物の総称です。

飲み物のコーヒーの原材料となるコーヒーの木とは別物でしょ?と思っている方も多いのではないでしょうか。実は全く同じものなんです!

コーヒーの原材料となるコーヒーの木はアラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の三大原種が多いですが、観葉植物として売られているコーヒーの木もこれらから派生した品種の幼株であることが多いです。

ちなみに、コーヒーの有名な銘柄であるブルーマウンテンはアラビカ種から派生したティピカという品種になります。

現在栽培されているコーヒーの木の7割はアラビカ種から派生したものと言われており、ティピカやブルボンと言った品種がおよそ70種はあるのではないか、と言われています。

栽培品種が多くつくられた背景には原種であるアラビカ種が繊細で、サビ病にかかりやすく土壌も選ぶため安定したコーヒー豆の収穫が出来ない、というものがあるそうです。

コーヒーの実は赤く、熟すまで約9カ月を要します。完熟したコーヒーの実は非常に赤いため、コーヒーチェリーとも呼ばれています。

一般家庭でも大き目の鉢に植えしっかりとした管理をすれば実をつけることがあるようです。

コーヒーノキ(コーヒーの木)の詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~50cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 6月~7月

コーヒーノキ(コーヒーの木)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

コーヒーノキ(コーヒーの木)の栽培環境

日当たり・置き場所

日光
コーヒーの木は日光が好きなので、出来るだけ日当たりのいい場所に置くようにします。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、コーヒーの木は元来日光を好み、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

高温には強い植物ですが、低温には弱いので、10℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んであげると良いでしょう。
気温が15℃前後になると成長が緩慢になります。

用土

コーヒーの木は高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

コーヒーノキ(コーヒーの木)の育て方のポイント

日常の管理

枯葉や傷んだ葉を取り除いて下さい。また、葉裏などにハダニやカイガラムシが付いていないか確認してください。

水やり

コーヒーの木は寒さに弱いので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が15℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が15℃以下のとき】
コーヒーの木は気温が15℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
コーヒーの木を乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてコーヒーの木の葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
コーヒーの木は葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】 アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがコーヒーの木の中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにコーヒーの木を置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

コーヒーノキ(コーヒーの木)の詳しい育て方

選び方

コーヒーの木を買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々コーヒーの木が弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
コーヒーの木はツヤのある葉が特徴なので、出来るだけ葉が健康的で多く付いており、枝ぶりの良いものを選んでください。

種まき

コーヒーの木のタネを入手したら3月~5月に赤玉土やピートモス、種まき用の土にまきます。 そのまま乾燥しないように水をやってください。

植え付け

植え付けは5月~7月の暖かい時期に行ってください。挿し木(茎伏せ)は湿度の高い6月頃がおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

コーヒーの木は春~秋が成長期にあたるので、春~秋の間に剪定します。
古くなってきた葉や邪魔な葉は、風通しや日当たりを悪くするので、思い切って剪定してしまうことをおすすめします。切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定してください。

植え替え・鉢替え

コーヒーの木は乾燥に強いので、水はけの良い土を使います。

水持ちの良い土を使ってしまうとコバエが発生したり、根腐れを起こす原因となるので、出来るだけ水はけの良い土を使うのがおすすめです。

今回は観葉植物の土2に赤玉土1、鹿沼土1を混ぜたものを使用します。

コーヒーの木の植え替え用の土

まず、観葉植物の土を用意します。量は大体で構いません。

コーヒーの木の植え替え用の土

次に赤玉土を加えます。観葉植物の土の半分程度の量を入れます。

コーヒーの木の植え替え用の土

最後に、鹿沼土を赤玉土と同じ量入れます。

コーヒーの木の植え替え用の土

よく混ぜ合わせ、水はけが良すぎるかなと感じたら観葉植物の土を追加します。

コーヒーの木 植え替え

今まで使ってきた鉢よりも一回り大きい鉢を用意します。一回り以上大きい鉢を使ってしまうと、土の乾燥が遅くなり根腐れの原因となる場合があるので、必ず一回り大きいサイズにしてください。

鉢に鉢底石を入れます。通気性と水はけを良くするためですので、必ず入れてください。

コーヒーの木の植え付け

土を少量入れ、コーヒーの木のバランスがよくなるように配置します。

周りに土を入れれば完成です。

コーヒーの木の植え付け 水やり後

植え付け後はたっぷりと水をかけて、直射日光の当たらない場所に移動します。

これで終了です!

コーヒーは焙煎した豆だけでなく、花も非常に良い香りを放ちます。緑色で艶のある葉に白い5弁花が咲く姿は非常に美しく、それだけで十分観賞価値があります。
観葉植物は花を楽しむものは少ないですが、コーヒーは花も楽しめる観葉植物になります。しかも、一度開花させれば翌年も咲く可能性が高く、育てるモチベーションにもつながるのではないでしょうか。
ちなみに、コーヒーの花の香りはジャスミンのような香りだと言われています。開花したらモイストポプリにして楽しむのも良いかもしれませんね。

収穫

開花後約9月後に収穫することが出来ます。
完熟したコーヒーの実はコーヒーチェリーと呼ばれるほど美しい赤色をしています。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が15℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が乾燥してから2~3日後に行うようにしてください。
気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように15℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

コーヒーの木 株分け

まず、鉢から抜き出して古い土を優しく落としていきます。

コーヒーの木の株分け

手で半分に分けます。根が固い場合はナイフやハサミで切れ目を入れて手で引っ張ると分ける事が出来ます。

コーヒーの木 株分け

水で古い土を軽く洗い流します。このとき根を傷つけないように注意してください。

手で株分けをした時点で土が落とせていれば水で洗う必要はありません。

病害虫の駆除

ハダニアブラムシナメクジカイガラムシダンゴムシはLOVEGREEN内の記事で詳しく紹介されているのでご覧ください!

バッタは見つけ次第割りばしなどを使い捕殺するか、防虫ネットをお使いください。

 

コーヒーの木の増やし方(株分け)

コーヒーの木は株分けや挿し木、実生などで増やすことが出来ますが、小さい株を購入される方が多いと思うので、今回は株分けでの増やし方をご紹介します。

 

コーヒーの木 全体像

今回株分けするコーヒーの木はコチラになります。

 

コーヒーの木 枝

鉢から4株出ており、このまま生長するとキツキツになりそうなので株分けします。

 

コーヒーの木 株分け

鉢から抜き出して古い土を優しく落としていきます。

 

コーヒーの木の株分け

手で半分に分けます。根が固い場合はナイフやハサミで切れ目を入れて手で引っ張ると分ける事が出来ます。

 

コーヒーの木 株分け

水で古い土を軽く洗い流します。このとき根を傷つけないように注意してください。手で株分けをした時点で土が落とせていれば水で洗う必要はありません。

 

植え付け(植え替え)方法

コーヒーの木は乾燥に強いので、水はけの良い土を使います。

水持ちの良い土を使ってしまうとコバエが発生したり、根腐れを起こす原因となるので、出来るだけ水はけの良い土を使うのがおすすめです。

今回は観葉植物の土2に赤玉土1、鹿沼土1を混ぜたものを使用します。

 

コーヒーの木の植え替え用の土

まず、観葉植物の土を用意します。量は大体で構いません。

 

コーヒーの木の植え替え用の土

次に赤玉土を加えます。観葉植物の土の半分程度の量を入れます。

 

コーヒーの木の植え替え用の土

最後に、鹿沼土を赤玉土と同じ量入れます。

 

コーヒーの木の植え替え用の土

よく混ぜ合わせ、水はけが良すぎるかなと感じたら観葉植物の土を追加します。

今まで使ってきた鉢よりも一回り大きい鉢を用意します。一回り以上大きい鉢を使ってしまうと、土の乾燥が遅くなり根腐れの原因となる場合があるので、必ず一回り大きいサイズにしてください。

 

コーヒーの木 植え替え

鉢に鉢底石を入れます。通気性と水はけを良くするためですので、必ず入れてください。

 

コーヒーの木の植え付け

土を少量入れ、コーヒーの木のバランスがよくなるように配置します。周りに土を入れれば完成です。

 

コーヒーの木の植え付け 水やり後

植え付け後はたっぷりと水をかけて、直射日光の当たらない場所に移動します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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