ティランジア・コチャバンバエ ティランジア(エアプランツ) 鮮やかな青色の花を咲かせる美花種、コチャバンバエです。ボリビアのコチャバンバで採取されたため、コチャバンバエという名前が付けられました。 系統としてはクシフィオイデス系で、葉が厚く、トリコームが多く生えています。 性質もクシフィオイデスに似ており、乾燥に強く育てやすい種類です。 花に香りはありませんが、甘い蜜が多く含まれており、花苞の部分にベタっとした蜜が付着します。
ティランジア・ベルゲリ ティランジア(エアプランツ) 耐寒性が非常に高く都心部であれば一年中外で管理できます。また、開花をしなくても子株を出すためクランプ(群生)を作るのに向いています。有茎種と呼ばれる長く伸びながら育つ種類で薄紫色の美しい花が咲きます。とても丈夫なため初心者の人におすすめです。 現在ティランジア・ベルゲリの名前で流通しているものの殆どがアエラントスとの交雑種となっています。見分けるには花を確認するのが確実です。ベルゲリは淡い青色の三弁花で花弁がねじれます。
ティランジア・スプレンゲリアナ ティランジア(エアプランツ) ティアラ型の草姿をもつ小型ティランジアです。ブラジルの固有種で小さな草体に大きな赤花をつけます。 大きなトリコームが美しい人気種です。 現在ドイツやアメリカで実生繁殖が行われており、個体差が激しくなっています。その分CITESⅡに登録されてきたときよりも価格が下がり手に入れやすくなってきています。 購入するときは通販サイトやオークションを利用すると比較的安価で購入することが出来ます。 自生地のブラジルではティランジア・ストリクタに混ざって自生しているため、強健で管理は楽です。
ティランジア・ゲミニフローラ ティランジア(エアプランツ) ゲミニフローラとは双子の花という意味で、その名の通り一つの花苞に赤花を二輪咲かせます。非常に美しい美種ですが、最近流通量が減ってきているのが玉に瑕です。 自生地では湿度の高い森林の中で樹皮に着生しています。 葉が薄いため乾燥に弱く、水を多く求めます。そのため素焼き鉢に水苔を使って植え込むと調子がいいです。
ティランジア・ミマ ティランジア(エアプランツ) 子株のときは銀葉種で、成株になると緑葉種になります。成長がとても遅く、水を多く求める傾向があります。開花サイズが1m程度になるものが通常で、それ以上になるラージフォームや50cm程度で開花するスモールフォームなどがあります。
ティランジア・セルーレア ティランジア(エアプランツ) カエルレアとも呼ばれている銀葉種の有茎種で、現地では木にクランプ(群生)を作り生えています。雲霧林に生えているため高湿度を求めます。また、開花しなくても子株を出します。水やりを多くして管理していればさほど難しくなく、初心者向けです。 花は芳香性です。
ティランジア・アルゼンチナ ティランジア(エアプランツ) アルゼンチンの固有種で、開花サイズが3cmのものから7cmほどになるタイプがあります。花に香りはありませんが、白みがかったピンクの花を咲かせる美花種です。 以前はティランジア・ウンカと呼ばれるアルゼンチナを大きくしたような品種がありましたが、現在はアルゼンチナに統合されています。 美花種ですが中々開花しないのが玉に瑕です。
ティランジア・レモータ ティランジア(エアプランツ) まるでイネ科の雑草のような見た目のレモータですが、これでも立派なティランジアです。 非常に地味な草姿ながら花が可愛らしく、小さな白色の三弁花を咲かせます。 高湿度を保つことでよく増え、開花せずともあっという間にクランプになります。 基本的に強健ですが、徒長をするとだらんとして非常にだらしない見た目になってしまうため、日当たりの良い場所に置き、適度に乾燥させることが綺麗に仕立てるコツになります。
ティランジア・イオナンタ・フエゴイエロー ティランジア(エアプランツ) 開花時に赤く紅葉する基本種とは違い、黄色に紅葉する色彩変異株になります。 フエゴは本品種の他に、白花個体が黄色く紅葉しますが、本品種はアルバと違い花色が薄紫と非常に稀有な存在です。 イオナンタ・アルバやイオナンタ・ドゥルイドなどの様に、通常赤く紅葉するものが黄色く紅葉した場合はアルバ(白花個体)である可能性が高いのですが、フエゴイエローは例外的に白花ではありません。 黄色の葉に薄紫色の花は非常に美しく、是非とも日当たりのいい場所できれいに葉を発色させたいところです。 フエゴイエローは故ウォリー・バーグ氏が生前開催したウォーリー・バーグ・オークション(2000年)に出品されたもので、詳細は不明となっています。 ウォリー・バーグ氏は既に他界されており、その真相を知る術は今はもうありません。