「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑1-10件 / 全1414件

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アメリカデイゴ(カイコウズ)

  • アメリカデイゴは、マメ科デイゴ属の落葉高木。デイゴの近縁種です。アメリカデイゴは、デイゴと違い耐寒性があるので、関東以西の暖地で育てられます。街路樹や庭園などに植栽されているのを見かけます。また、鹿児島県の県木にもなっています。 アメリカデイゴは、7月~8月に真赤な花を咲かせます。気温が高ければ、6月~9月頃まで咲いていることもあります。花は捻じれて下を向き、しべ類は花の中央から突き出すように咲くのが特徴です。ホソバデイゴという別名があるように、葉はデイゴに比べて細く楕円に近い卵型で、色は深いグリーンです。 日本には明治時代に渡来したとされていて、古くからカイコウズ(海紅豆)と呼ばれてきました。この名前はナンバンアカアズキという植物の中国名で、間違って呼ばれるようになったのではないかとされています。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

  • アキノキリンソウは、キク科のアキノキリンソウ属の多年草。本州、四国、九州の日当たりの良い開けた山野に自生している野草です。 花が咲くのは8月~10月、晩夏から秋にかけてです。草丈40cm以上に伸び、茎の先に花径1~1.5cm程度の黄色い花を10~17個程度咲かせます。セイタカアワダチソウの近縁種ですが、繁殖力が強くないのか、それほど広がって増えてはいません。 アキノキリンソウという名前の由来は、初夏に咲くベンケイソウ科の「キリンソウ」に似た花を秋に咲かせることによります。また、黄色の花を黄金に見立てた黄金草(コガネソウ)という別名もあります。アキノキリンソウ属の仲間は、黄色の小花を咲かせることから、 goldenrod (金の鞭)という英名があります。

ニガヨモギ(苦蓬)

  • ニガヨモギ(苦蓬)はヨーロッパ原産の耐寒性多年草で、夏に黄色い小さな花を下向きに咲かせます。花などから独特な香りがすることから、ヨーロッパでは防虫剤や薬草系のリキュールのひとつであるアブサン酒というお酒の原料としても使われています。ニガヨモギ(苦蓬)は、ハーブとして活用される草の中で最も苦味を持ち、他の植物のそばに植えたり、刈り取った茎葉をすき込むと害虫を忌避する効果があると言われています。 ニガヨモギ(苦蓬)の葉がヨモギの葉に似ていて、ハーブの中で最も苦いので「ニガヨモギ(苦蓬)」という名前が付けられました。英名の「worm wood(虫の木)」は、エデンの園から追放された蛇の這った後にニガヨモギ(苦蓬)が生えたという伝説に由来しているという説と、ニガヨモギ(苦蓬)が防虫剤に使われたことから呼ばれるようになったという説があります。 ニガヨモギ(苦蓬)は薬草として用いられていた植物ですが、その一方、特に茎や葉に毒があり一度にたくさん摂取すると嘔吐、神経麻痺などの症状が起こると言われています。

エリカ

  • エリカとは、ツツジ科エリカ属の総称。常緑低木で、白やピンク、黄のつぼ型、あるいはラッパ型の花を咲かせます。 エリカはイギリスのヒース(heath)と呼ばれる荒地の主役であり、土壌の悪い環境で自生する強健種です。ヨーロッパからアフリカに分布し、600種以上が確認されています。ヒースのイメージからヨーロッパ原産のように思われがちですが、実はエリカの多くはアフリカ原産です。 日本でも鉢花や切り花で数十種類が流通しています。開花期は品種によって異なりますが、秋から初夏、秋から春にかけて咲く品種と晩春から初夏にかけて咲く品種があります。冬の寒い時期を得意とし、夏の高温多湿が苦手です。日本では、冬から春にかけて、花の少ない季節に花壇を賑わせてくれる貴重な植物です。

ハナトラノオ

  • ハナトラノオは、シソ科のハナトラノオ属の多年草。北米東部原産で、北米には15種が自生しています。日本の風土に良く馴染み、しばしば野生化しています。 ハナトラノオは、真直ぐに伸びた花茎に四方に突き出すように花を咲かせます。花は長さ2~3cm、色はピンク、淡いピンク、白など。花は花茎に下の方から咲き始めます。草丈40cm~1m程で、葉は先がとがった細い楕円形です。丈夫で手がかからず、地下茎で増えていきます。 ハナトラノオ(花虎の尾)という名前の由来は、長い花穂が虎の尾に似ていることによるそうです。また、別名のカクトラノオは、花茎の下の方から咲き始める花穂が四角錐が連想させることに由来します。  

クルクマ

  • クルクマは、ショウガ科クルクマ属の多年草。クルクマ属の総称で、根が発達した根茎をなしているのが特徴です。クルクマは根から黄色の染料が取れることから、アラビア語で黄色という意味の「クルクン」が名前の由来になっていると言われています。スーパーフードとして知られているウコンはクルクマの仲間です。 花のように見える色鮮やかな部分は苞葉、花はその中に小さく咲いています。上部の苞葉は四方に広がり美しいフォルムをしていますが、花は咲きません。この苞葉部分を便宜上花と呼んでいます。花のように見える苞葉は色鮮やかで美しく、1か月以上も楽しめます。 クルクマの開花時期は夏です。鉢植えでも切り花でも流通しており、どちらも長持ちすることから人気があります。花色は、ピンク、白、グリーンなど。矮性種から草丈50cm位になるものまで種類も豊富です。  

ハゲイトウ(葉鶏頭)

  • ハゲイトウは、強烈な彩りの葉を楽しむカラーリーフプランツです。ケイトウと名前はついていますが、ケイトウはケイトウ属、ハゲイトウはヒユ属なので分類的には違う植物です。 他の花が休みがちになる真夏にインパクトのある葉色が庭や花壇を彩ります。草丈は50cm程度の矮性種から2m近くになる高性種があるので、庭や寄せ植えなど、用途に応じて利用することができます。

ホウセンカ(鳳仙花)

  • ホウセンカは、アジアの亜熱帯地方に自生する一年草。初夏から秋の花壇によく植えられています。近年、インパチェンス(アフリカホウセンカ)が流通し始めてからは、苗の流通は少なくなりました。高温多湿な日本の気候にも適し、種からでも栽培は簡単で小学校の教材としても使われています。 矮性から高性種まであり、直立した茎の葉の付け根に一重や八重の花をつけます。園芸品種が多く花色が豊富で、特に八重咲き品種は人気があります。花後、フットボールのような形の果実ができ、熟すと軽く触れるだけではじけ、四方に種が飛び散ります。

ユウゼンギク(友禅菊)

  • ユウゼンギク(友禅菊)は、キク科シムフィヨトリクム属の多年草。楚々とした野菊のような風情ですが、北アメリカ原産で明治時代に日本に渡来した帰化植物です。花を茎の先端に密に咲かせる姿が優美で、庭植えや切り花として愛されてきました。園芸品種が多いのもユウゼンギク(友禅菊)の特徴です。 ユウゼンギク(友禅菊)の花色は紫が多く、ほかにピンクや白があります。花の最盛期は秋ですが、早生種は6月から咲き始め11月頃まで楽しめます。また、草丈1m以上になる高性種と45cm以下の矮性種があります。耐寒性があり、冬は地上部が枯れたようになりますが、地際に冬至芽を作って翌春に備えています。

シルフィウム モーリー

  • シルフィウム モーリーは、アメリカ原産の耐寒性多年草。7月~10月の長期間、ヒマワリに似たレモンイエローの花が開花します。 シルバーグレーがかった緑色の大きな葉をした株元から長い花茎が伸び、分枝しながら茎の頂点付近にたくさんの花が開花します。草丈150cmほどになる大型の草花ですが、花のサイズが5~6cmなのと、花色と葉色が優し気なトーンなので上品な印象もあります。 ひと夏でたくさんの花が開花し、草丈も高くなるため、花壇の後方や広い庭に植えると効果を発揮します。花持ちが良く、切り花にしても日持ちがする花材です。

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