植えてよかった!おすすめのグランドカバー28選

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戸松敦子

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丈夫で育てやすく、実際に植えてよかったおすすめのグランドカバー28種類(うち常緑26種)をご紹介!また、植えて困ったグランドカバー4種類についてもお話しします。

庭や玄関まわりに空いたスペースがあると、雑草が生えてこないようにコンクリートで固めたり、防草シートをはって砂利を敷くことがあります。でも、植物が全く無いと真夏はコンクリートから熱の跳ね返りが暑くて息苦しかったり、殺風景だったりしますよね。空いたスペースにあまり手がかからないグランドカバーを植えておくと、人が過ごしやすい環境になって心が癒されたり、四季を感じることもできるのでおすすめです。

目次

グランドカバーとは

グランドカバープランツとは、文字通り、地面をカバーする植物のことをいいます。  草丈が低く、横に広がって育つ性質で植えっぱなしであまり手がかからない植物が多いことが特徴です。空いているスペースにそんな植物を植えておくと、雑草が生えにくくなりお庭を美しい状態で保つことができるうえ、管理が楽になります。

グランドカバーとは、文字通り、地面をカバーする植物のことを言います。植えっぱなしであまり手がかからない植物が多いことが特徴です。

グランドカバーに向いている植物の中には、這うように育つものや少し高さがあるもの、葉が大きかったり小さかったり斑が入っていたり、花が咲くものや実ができるものまで様々な種類があります。

耐寒性に関しても、耐寒性があり冬も常緑なもの、耐寒性はあっても冬は地上部が枯れるもの、東京以西であれば冬に少し元気がなくなっても春になると再び勢い良く芽吹く半耐寒性のものなど、それぞれタイプが異なります。

空いているスペースにグランドカバーを植えておくと、雑草が生えにくくなり庭を美しい状態で保つことができます。

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植えてよかった!花が咲くグランドカバー5選

美しい花が咲くグランドカバーを紹介します。

イベリス

4.イベリス アブラナ科 耐寒性多年草 観賞期:周年  開花期:4~6月  花色:白など  草丈:20~60cm  イベリスは種類によって一年草と多年草があります。イベリス・センペルヴィレンスなどの多年草のイベリスはグランドカバーとして使えます。花後と株が乱れた時や冬前などにバッサリと刈り込んでおくと、常にきれいな株を維持できます。日あたりと風通しのよい場所を好み、植えっぱなしで年々花が見事になります。花が終わって切り戻した後の葉だけの状態も美しいので、オールシーズン美しく楽しめます。

アブラナ科 耐寒性多年草
観賞期:周年 
開花期:4月~6月 
花色:白など 
草丈:20~60cm

イベリスは、砂糖菓子のような上品で可愛い花を咲かせます。種類によって一年草と多年草があるため、イベリス・センペルヴィレンスなどの多年草のイベリスを選ぶとグランドカバーとして使えます。

花後と株が乱れた時や冬前などにバッサリと刈り込んでおくと、常にきれいな株を維持できます。日当たりと風通しの良い場所を好み、植えっぱなしで毎年花が咲きます。

イベリス

  • イベリスの開花期は春、たくさんの小花を咲かせるアブラナ科の草花です。イベリスは一年草と多年草の品種があり、花丈も60cm前後くらいになるもの、グランドカバーなどの用途に使える丈の低い品種と多様です。イベリスの花色は白の他、ピンク系や紫系もあります。花丈が高くなる一年草のイベリス・ウンベラータ(別名キャンディタフト)は、切り花としても流通しています。

シバザクラ

シバザクラ

ハナシノブ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年
開花期:3月~4月
花色:白、ピンク、赤、青紫など
草丈:5~10cmほど

シバザクラは、春に桜に似た可愛い花を咲かせます。

日なたと水はけの良い用土を好みます。多湿を嫌うので斜面や石組みの間などに植えるとよく育ちます。花後、常緑の葉が芝生のように広がります。乾燥に強く梅雨が苦手です。花が終わったら梅雨前に刈り込んでおくと再び新芽が芽吹き、美しい株姿を保つことができます。

芝桜(シバザクラ)

  • 芝桜は、初夏になると地面を覆うこともあるほどの生命力が記憶に鮮明です。その力強さと、うすピンク色やうすむらさきのパステルカラーをした花とのギャップも魅力的です。また、卒業式や入学式のとき、通路を飾るために使われるおめでたい花でもあります。シバザクラは日光が大好きで、面倒な管理もなく初心者向けの花です。なんとなく庭にスペースが空いている、プランターで華やかな植物を育ててみたい、という方には最適ですよ。シバザクラは「匍匐」といって根を伸ばしながら成長していきます。春らしいパステルカラーをおうちに導入したい、という方にもおすすめです。

ローマンカモミール

ローマンカモミール

キク科 耐寒性多年草
観賞期:周年
開花期:3月~5月
花色:白
樹高:10~20cm

ローマンカモミールは、白くて可愛い花を咲かせ、葉はリンゴに似た甘く優しい香りがあります。

こぼれ種で増えるほど生育が旺盛で、踏まれても育つとして古くから芝生がわりに利用されていたほどです。日なたと水はけの良い用土を好み、横に広がって育ちます。夏の暑さで枯れ込むことがあるので、花後は収穫をかねて短く刈り揃えます。その後再び緑の新芽が伸びて美しく整います。

ローマンカモミール

  • 一般的に知られているジャーマンカモミールは、キク科の一年草のハーブですが、ローマンカモミールは多年草です。(植物分類の属は、ジャーマンとローマンでは違います) ジャーマンカモミールが上に伸びるのに対して、ローマンカモミールは、横に這うように広がります。リンゴの香りがすること、踏み付けにも強いことから、「香りのする芝」と表現されることもあります。 ローマンカモミールの花は、ジャーマンカモミールと同様、白い花が咲きます。花のサイズはジャーマンよりローマンの方が少し大きめ、花の数もジャーマンよりは少なめです。

エリゲロン

5.エリゲロン キク科 耐寒性多年草 這性 観賞期:周年  開花期:5~11月  花色:白、ピンク 草丈:20~30cm  エリゲロンは寒くなると地上部が元気がなくなります。冬前に刈り込んでおくと春に芽吹いて咲きます。強健で、夏に切り戻すと秋に再び満開になります。日なたと水はけのよい乾燥気味の用土を好みます。横に伸びるように生長し、花壇やロックガーデンなどに植えると見栄えがします。

キク科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年 
開花期:5月~11月 
花色:白、ピンク
草丈:20~30cm

エリゲロンは、白やピンクの小花をたくさん咲かせます。

日なたと水はけの良い乾燥気味の用土を好みます。強健で、夏に切り戻すと秋に再び満開になります。横に伸びるように生長し、花壇やロックガーデンなどに植えると見栄えがします。寒くなると地上部に勢いがなくなるため、冬前に刈り込んでおくと春に芽吹きます。

エリゲロン

  • エリゲロンはキク科の耐寒性宿根草です。雑草に分類されるハルジオンはヒメジョオンもエリゲロンの仲間です。 園芸用として流通しているエリゲロンは、カルビンスキアヌス種です。小菊のような小さな花が初夏から秋まで長くたくさん開花します。性質はとても丈夫で広がるように生長していくのでグランドカバーや花壇の縁取りのような役割にも最適です。性質が強く環境にあうとこぼれ種でも増えていき、コンクリートの割れ目から発芽することもあります。

クリーピングタイム

7.クリーピングタイム シソ科 耐寒性常緑低木 這い性 観賞期:周年 開花期:4~6月 花色:ピンク、白、うす紫など  樹高:15~20cm  クリーピングタイムは日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。茎の先端に、花径5㎜程度の小さな手毬状の花をまとまって咲かせます。葉には爽やかな芳香があり、触れると香ります。丈夫で横にどんどん広がっていきます。冬には地上部に元気がなくなりますが、根はマイナス10℃まで耐えるので春になると新芽が出ます。夏の暑さと湿気を嫌うので、花が終わったら梅雨に入る前に切り戻しを行うといいですね。冬に元気がなくなってしまった部分は刈り込んでおくと春に新芽が美しく出そろいます。

シソ科 耐寒性常緑低木 這い性
観賞期:周年
開花期:4月~6月
花色:ピンク、白、うす紫など 
樹高:15~20cm

クリーピングタイムは、地面を這うように生長して、茎の先端に花径5mm程度の小さな手毬状の花をまとまって咲かせます。葉には爽やかな芳香があり、触れると香ります。

日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。夏の暑さと湿気を嫌うので、花が終わったら梅雨に入る前に切り戻しましょう。冬には地上部に勢いがなくなりますが、根はマイナス10℃まで耐えるので刈り込んでおくと春に新芽が出ます。

クリーピングタイム

  • タイムは、シソ科のハーブです。種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。 一般的にタイムといわれているのはコモンタイムのこと。品種によって異なりますが、春~初夏に小さな花を咲かせます。料理の他にも、花はサシェにも使うことができます。 「コモンタイム」は、肉などの臭み消し、防虫効果、「ブーケガルニ」としてシチューやポトフなどの煮込み料理の風味付けに使われているタイムで、最も一般的なタイムです。野菜売り場のハーブのコーナーで売られているタイムもコモンタイムです。最近はコモンタイムから選抜されてできた品種がたくさんあります。 ブーケガルニとは、簡単に言ってしまえば、数種類のハーブや香りのする野菜をタコ糸などの糸で束ねた香りの束のことを言います。ヨーロッパでは、昔から肉や野菜を入れてコトコトと煮込むような料理にブーケガルニを入れて風味付けをしています。ブーケガルニに使う素材に決まりはありませんが、定番はタイム、パセリ、ローリエの組み合わせ。その他にも料理の種類にあわせて束ねる素材を選びます。日本の食品メーカーからも「ブーケガルニ」という名前で販売されています。 料理やお茶など、食材として利用するためにタイムが必要な場合は、品種名と利用用途(食用か観賞用か)がきちんと書かれている苗を選ぶと安心です。 タイムは品種によって生長の仕方も違います。園芸用として植栽するなら、植える環境にあわせて、下記の性質から、どちらが植える環境にあうかを決めてから品種を選ぶとようにします。 立性・・・立ち上がるように生長します。地植えにすると30cm以上の高さになります。コモンタイムは立性です。 ほふく性・・・這うようにして生長します。代表的な品種はクリーピングタイムです。這うように生長するので、丈は10cmくらいにしかなりません。クリーピングタイムは、花壇の縁取りやグランドカバーにもなります。

葉が大きいグランドカバー3選

葉が大きくてフォルムが美しいグランドカバーを紹介します。

ギボウシ

存在感のある大きな葉は色も様々あり、ギボウシはシェードガーデンのグランドカバーにぴったりです。

ユリ科 耐寒性多年草
観賞期:春から秋
開花期:6月~7月
花色:白、うす紫など 
草丈:20~100cm

ギボウシの葉は大きくて存在感たっぷりで、葉色も様々あります。

明るい半日陰で少し湿り気がある場所を好みます。強い直射日光に当たりすぎたり、乾きすぎると葉が傷みます。ギボウシはシェードガーデンのグランドカバーにぴったりです。冬は地上部が枯れてなくなり、春に再び芽吹きます。

 

6.ギボウシ ユリ科 耐寒性多年草 観賞期:春から秋 開花期:6~7月 花色:白、うす紫など  草丈:20~100cm  ギボウシは冬は地上部が枯れてなくなります。明るい半日陰で少し湿り気がある場所を好みます。強い直射日光にあたりすぎたり、乾きすぎると葉が傷みます。

ギボウシの花は、長く真直ぐに伸びた花茎に縦に連なるように咲きます。

ギボウシ(ホスタ)

  • ギボウシは世界の温帯地域で栽培されている多年草(宿根草)です。日本ではさまざまな野生種が分布し、その生育環境もさまざまです。古来より観賞用に植えられ、シーボルトがアメリカへ持ち帰って以来欧米で交配がなされ、多くの品種がつくりだされました。葉の色や形はもちろん葉の大きさもさまざまで、葉の長さが30センチ以上の大型、20センチ前後の中型、10センチ前後の小型の3タイプに大別されます。初夏から夏にかけて花茎を長く立ちあげてラッパ型の花を開花し葉との対比が美しい涼感ある姿を楽しめます。最近ではシェードガーデンの定番的存在です。ギボウシは冬は落葉して地上部がなくなります。

ヒューケラ

ヒューケラ 学名:Heuchera 科名:ユキノシタ科

ユキノシタ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
開花期:5月~6月
花色:赤、白、ピンクなど
草丈:30~80cm

ヒューケラの葉の形は、アイビーやカエデの葉に似ていますが、とんがりがなく、丸みを帯びた形をしています。

 

暑さ寒さに強く常緑で、葉を横に広げてこんもりと茂ります。葉色は赤、シルバー、オレンジ、緑、黄緑、黄、紫、黒や斑入りのものなど変化に富みます。

 

ヒューケラ(ツボサンゴ) 花言葉 育て方 種類

株元からすっと花茎が立ち上がり小さな花を咲かせます。花色は品種によって違い、白、ピンク、赤などがあります。

ヒューケラ(ツボサンゴ)

  • ヒューケラは常緑多年草で、カラーリーフプランツとして寄せ植えや花壇に用いられる近年人気の高い植物です。 草丈20~50cm程度で葉が重なるように密に茂り、葉色のバリエーションが幅広いのが人気の理由です。 ヒューケラの葉は、直径3~10cmほどで薄く丸みを帯びたフォルムで、形は品種によってさまざまです。葉色は赤、シルバー、オレンジ、緑、黄緑、黄、紫、黒や斑入りのものなど変化に富みます。   花は原種のツボサンゴ、園芸品種ともすっと立ち上がった花茎から釣鐘型の小花を群れるように咲かせます。ヒューケラは花もちも良く約1か月近く咲き続け、切り花としても楽しめます。   ヒューケラは耐陰性が強く、半日陰から木洩れ日が当たる程度の日陰まで、元気に育ちます。葉を横に広げてこんもりと茂るので、「色の塊」のような茂みになり、庭の景色を作るのに役立ちます。耐寒性があり常緑なので、冬の間も庭に彩を与えてくれます。

ワイルドストロベリー

30.ワイルドストロベリー バラ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:条件があえば周年 花色:白 草丈:10~30㎝  ワイルドストロベリーは冬も常緑です。ワイルドストロベリーは、小指の先ほどの小さなかわいい実がつく野イチゴです。寒さに強いです。日なたと水はけのよい用土を好みます。高温多湿にやや弱く、猛暑時は実付きが悪くなったり葉が落ちたりします。風通しの良い場所を選んで育てましょう。株元から横に伸びるランナーでふやすことができます。ふやす目的がない時は、株の勢いが分散してしまわないようにランナーは切り取ります。

バラ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
開花期:条件があえば周年
花色:白
草丈:10~30cm

ワイルドストロベリーは、小指の先ほどの小さなかわいい実がなる野イチゴです。

日なたと水はけの良い用土を好みます。高温多湿にやや弱く、猛暑時は実付きが悪くなったり葉が落ちたりします。風通しの良い場所を選んで育てましょう。株元から横に伸びるランナーで増やすことができます。増やす目的がない時は、株の勢いが分散してしまわないようにランナーは切り取ります。

ワイルドストロベリー

  • ワイルドストロベリーは、バラ科の常緑多年草のハーブです。ワイルドストロベリーという名前からもわかるように、イチゴの野生種なので性質がとても丈夫な植物です。 ワイルドストロベリーは地植えから寄せ植え、ハンギングなど、様々な用途で利用できます。ワイルドストロベリーは葉の色が若緑色で明るく、ガーデニングの素材としても人気があります。  

 

植えてよかった!とにかく強健で丈夫なグランドカバー

ツルニチニチソウ

キョウチクトウ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年 
開花期:4月 
花色:紫、白など
草丈:5~10cm

ツルニチニチソウは、緑の葉に白や黄色の斑が入った品種が人気です。

日なたから半日陰を好みます。乾燥に強く生育旺盛で、茎長200cmにもなります。つるが混み合ったら間引き、風通しを良くします。

 

春に咲くツルニチニチソウの青紫色の花も美しいです。とても爽やかなイメージです。

春に咲く青紫色の花も美しく、とても爽やかなイメージです。

ツルニチニチソウ(蔓日々草)

  • ツルニチニチソウは、株元から多数の茎をのばしてつる状にほふくしながら生長する多年草です。3月~5月頃に淡い紫色の花が開花します。耐寒性はやや劣りますが、美しいクリーム色の斑が入る品種が多く流通しています。 伸びたつるの節から根が出て広がっていきます。半日陰でも良よく育ち、繁殖も容易にできます。傾斜地や常緑樹の足元などのグラウンドカバーに使われることが多く、性質は非常に強健です。つるの性質を生かしてハンギングバスケットや釣り鉢など、高い位置からつるを垂らして空間を装飾することもできます。 ツルニチニチソウの他に一回り葉が小さめなヒメツルニチニチソウもあります。寒冷地では、葉が一回り小さいヒメツルニチニチソウの方が若干耐寒性に優れるためよく用いられます。植え付けて数年が経過し群生した際の見た目は、ツルニチニチソウは草丈が30~40cmくらいになりますが、ヒメツルニチニチソウは草丈はほとんど出ない違いがあります。

アジュガ

シソ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年 
開花期:4月~5月 
花色:紫、ピンクなど 
草丈:10~30cm

アジュガは地面を這うように生長する匍匐性植物。寒さに強く、耐陰性もあり、あまり日が当たらない場所でもよく育ちます。子株がついたランナーを切り取ると簡単に株分けできます。

アジュガの葉色は黒っぽいチョコレート色、紫がかった銅葉色、明るいグリーン、白やピンクの斑入り、複色など様々あります。

 

グランドカバー・アジュガ

アジュガは、半日陰と水はけの良い用土を好みます。過密になると蒸れるので間引きましょう。

アジュガ

  • アジュガはシソ科の多年草で、寒さに強く、子株のついたランナーを旺盛に伸ばし、日当たりの悪い場所でもよく増えます。地面を覆うように生長する匍匐(ほふく)性なのでグランドカバーにうってつけです。春になると茂った葉の間から花茎を伸ばし、紫やピンクの小花をいっせいに咲かせます。 耐陰性のある常緑多年草なので、シェードガーデン(日陰の庭)のグランドカバーとして利用されています。花の開花期間は短いため、カラーリーフとして利用されることが多く、寄せ植えにも使われます。

グレコマ・バリエガータ 

8.グレコマ バリエガータ  シソ科 耐寒性多年草 這性 観賞期:周年 開花期:5月 花色:紫 草丈:10cmほど  グレコマは冬も常緑です。日なたから半日陰で、水はけのよい用土を好みます。耐暑性、耐寒性に強い優れものです。各節から根が出て、わき芽も伸びて旺盛に生育します。もこもことした丸い形の斑入りの葉っぱが魅力的です。

シソ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年
開花期:5月
花色:紫
草丈:10cmほど

グレコマ・バリエガータは、白い斑が入ったもこもことした丸い形の葉が魅力です。

日なたから半日陰で、水はけの良い用土を好みます。耐暑性、耐寒性に強い優れものです。各節から根が出て、わき芽も伸びて旺盛に生育します。

 

カキドオシ(グレコマ)の花言葉や種類、特徴をご紹介!カキドオシ(グレコマ)は、切れ込みのある丸い葉を持ち、薄紫色の小さな花を咲かせる植物。丈夫で育てやすく、グランドカバーや寄せ植えなどに好んで用いられます。

薄紫色の小さな花が咲きます。

グレコマ

  • グレコマはシソ科グレコマ属の総称です。グレコマ属の中でもGlechoma hederacea ssp. grandisはカキドオシという和名を持っています。これは、垣根の下からでも侵入してくるくらい繁殖力旺盛な特性から付けられた名前です。グレコマの仲間は耐寒性の強い常緑多年草で、草丈低く地面を這うように伸びていくので、グラウンドカバーとしても好んで利用されます。その特性を活かして、鉢植えにして縁からこぼれるような姿を楽しむことも出来ます。 グレコマの花は小さく薄紫色で、縦に連なるように咲きます。葉に斑が入った品種もあり、花壇や寄せ植えに使用すると明るい雰囲気を演出してくれます。耐陰性もあり、日陰の庭でも育つので、シェードガーデンの強い味方でもあります。グレコマは葉や茎に爽やかな芳香があります。  

コクリュウ

10.コクリュウ ユリ科 耐寒性多年草  観賞期:周年 開花期:7~8月頃 花色:白、うす紫 草丈:20cmほど  コクリュウは冬も常緑です。丈夫で手がかからず日陰でも耐えますが、半日陰と水はけのよい用土を好みます。紫がかった黒葉が美しく、和でも洋にも似合うので日本庭園はもちろん、洋風なシェードガーデンにも向いています。花が咲いた後に艶がある黒い実ができます。

ユリ科 耐寒性多年草 
観賞期:周年
開花期:7月~8月頃
花色:白、うす紫
草丈:20cmほど

コクリュウは、紫がかった黒葉が美しく、和でも洋にも似合うので日本庭園はもちろん、洋風なシェードガーデンにも向いています。花が咲いた後に艶がある黒い実ができます。

丈夫で手がかからず日陰でも耐えますが、本来は半日陰と水はけの良い用土を好みます。

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)

  • リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)日本や東南アジア、フィリピンなどの森林地帯に自生するキジカクシ科の常緑多年草で、日本庭園だけでなく洋風のお庭にもワンポイントとして使われる品種です。 暑さ寒さにも強く、日陰にも強いのでグランドカバーとしても利用されます。花や実を楽しみたい場合はある程度の日照が必要なので、管理場所には注意しましょう。 リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の根は生薬の麦門冬となり、漢方薬で咳止めなどに効果のある麦門冬湯などに使われます。 リュウノヒゲはジャノヒゲとも呼ばれ、蛇の髭と表記することもありますが、蛇には髭はありませんよね。これは、もともとは「ジョウノヒゲ」と呼ばれていたものが「ジャノヒゲ」になったんだとか。ジョウノヒゲは「尉の髭」と書きます。能面の中に老人を表す「尉(じょう)」というお面の種類があります。尉の髭とは老人の髭のことです。

セダム

5 セダム ベンケイソウ科 耐寒性(半耐寒性)多年草 這性 観賞期:周年 開花期:春~秋(種類によります) 花色:白、ピンク、黄など  草丈:10cm~20cm 日なたから半日陰と乾燥気味の用土を好みます。夏に蒸れやすいので込み合っている場合はすいたり、半分くらいの高さでカットします。種類によって耐寒性があまり強くないものもあります。購入する際に耐寒性の強い種類を選ぶことをおすすめします。

ベンケイソウ科 耐寒性(半耐寒性)多年草 這性
観賞期:周年
開花期:春~秋(種類によります)
花色:白、ピンク、黄など 
草丈:10~20cm

セダムは、マンネングサやベンケイソウとも呼ばれる乾燥に強い野草。山地や海岸地の岩上などのわずかな土に根を張り生育しています。乾燥に強く、切った茎を土にまいておけば根付くほど強健です。グランドカバーには、寒さに強い品種を用います。

セダムは日なたから半日陰と乾燥気味の用土を好みます。夏に蒸れやすいので混み合っている場合はすいたり、半分くらいの高さでカットします。

  • セダムは、マンネングサやベンケイソウとも呼ばれる乾燥に強い野草。山地や海岸地の岩上などのわずかな土に根を張り生育しています。乾燥に強く、切った茎を土にまいておけば根付くほど強健ですが、過湿による蒸れには弱い一面があります。 セダムは北半球に広く分布し、500種類以上もの品種が確認され、日本には30~40種類以上あると言われています。日本の南方には温暖地系品種が、日本の北方には寒冷地系品種が生育しており、種類によって寒さに若干弱いタイプと、寒さに強いタイプがあります。 セダムの名は、ラテン語で座るを意味するsedreに由来し、岩石や壁に着生することにちなんで名前がつけられているそうです。 グランドカバーや屋上などの緑化用植物として使われる「メキシコマンネングサ」のように葉が細かいタイプと、「虹の玉」のように葉がぷっくりとしたもの、枝垂れるものなど種類が色々あり、葉の形や大きさ、花もそれぞれ異なります。寄せ植えやリース作りにも用いられます。

テイカカズラ(黄金斑入り)

7 テイカカズラ・黄金錦 キョウチクトウ科 耐寒性常緑木本 つる性 観賞期:周年   樹高:25cm~ 日なたから半日陰を好みますが、日陰にも強く丈夫です。黄色やオレンジ色の斑が美しく、秋から冬に紅葉する葉色も楽しめます。つるがどんどん伸びていきます。明るい雰囲気をつくることができます。

キョウチクトウ科 耐寒性常緑木本 つる性
観賞期:周年  
樹高:25cm~

テイカカズラの黄金斑入り品種は、黄色やオレンジ色の斑が美しく、秋から冬に紅葉する葉色も楽しめます。

日なたから半日陰を好みますが、日陰にも強く強健でつるをどんどん伸ばします。

テイカカズラ(定家葛)

  • テイカカズラは、日本原産のつる性常緑低木です。テイカカズラの名前は、能楽「定家」の式子内親王と藤原定家の悲恋の物語が由来とされています。式子内親王へ恋焦がれた藤原定家は、彼女の死後、テイカカズラとなってその墓にまとわりつき墓石を覆ってしまったことにちなみます。 テイカカズラは、初夏に直径2cm程度の芳香のある花をたわわに咲かせます。全体がクリーム色で中心に近づくにつれて黄色が強くなる花は、プルメリアを小ぶりにしたようで南国を思わせる雰囲気があります。 葉は光沢のある明るいグリーンで、茎の途中からも気根を出して塀や他の樹木に張り付くように伸びていきます。生長力を生かしてフェンスなどに這わせて広い空間を覆う植物として使われるほか、刈り込みに耐えるため生垣としても使われています。若い苗は、寄せ植えの素材にもなり、ハツユキカズラという葉を観賞する目的で作られた園芸種もあります。 キョウチクトウ科は有毒物質を含むと言われているので、口に入れないように注意しましょう。また樹液で肌がかぶれる方もいるので、触れるときは気を付けるようにしましょう。

ディコンドラ・ミクランサ

ヒルガオ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
草丈:10cmほど

ディコンドラは、ハートの形をした小さな葉が可愛いらしい、横に広がって這うように伸びる多年草。春から初夏に3mm程度の小さな花が咲きます。

耐寒性はそれほど高くないので、関東以南の地域であれば冬にいったん生長の勢いがなくなり葉が枯れたりします。根は生きているので春に再び芽吹きます。湿り気のある、日なた~半日陰くらいの場所が適しています。

ハツユキカズラ

9 ハツユキカズラ キョウチクトウ科 耐寒性木本 つる性 観賞期:周年  樹高:25cm~ 半日陰と水はけのよい用土を好みます。夏から秋に葉色が美しいですが、日なたでは葉焼けをおこす場合があります。伸びすぎたつるは切り戻します。とても丈夫で育てやすいです。

キョウチクトウ科 耐寒性木本 つる性
観賞期:周年 
樹高:25cm~

ハツユキカズラの斑入りの葉は、ピンク~白~グリーンと色が変化します。秋に紅葉した葉も美しいです。耐陰性がありますが、新芽の頃のピンク色を楽しむためには日光が必要です。 真夏の直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあります。

半日陰と水はけの良い用土を好みます。伸びすぎたつるは適宜切り戻しましょう。

ハツユキカズラ(初雪葛)

  • ハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種で、キョウチクトウ科のつる性常緑低木です。不規則に白く染まる斑入りの葉の模様が雪のようであることが名前の由来です。 日本に自生するテイカカズラの園芸品種のため、日本の環境に合い、暑さ、寒さにも強い上に日陰でも育つ丈夫な植物です。生長のスピードがゆっくりなので、鉢植えや寄せ植えの素材としても利用できます。這うようにつるを伸ばしていくため踏みつけに強い常緑のグランドカバーにもなります。 ハツユキカズラの遠目で見ると花のようにも見える斑入りの葉は、ピンク~白~グリーンと色が変化します。耐陰性がありますが、新芽の頃のピンク色を楽しむためには、日当たりの良い場所でないと美しく発色せず、緑一色の株になることがあります。 常緑ですが、寒さにあたって紅葉した葉も美しく、観賞価値があります。

ヒメイワダレソウ

10 ヒメイワダレソウ クマツヅラ科 半耐寒性多年草 花期:6~9月 花色:白、ピンクなど 草丈:10㎝ほど  日あたりを好み、日陰や湿地は苦手です。繁殖力旺盛である程度の踏圧にも耐える強さがあります。繁殖力が強すぎて他の花の生育を妨げることもあるため、花が咲いても種ができないように品種改良されて増え方が穏やかな種類も出てきています。  冬は、地上部が枯れたり元気がなくなったりしますが、根は生きているので春になると再び芽吹きます。水やりは庭植えではほとんど必要ありません。3㎜ほどの花が10個前後密集し丸みを帯びた花となり咲きます。適度に剪定を行いましょう。

クマツヅラ科 半耐寒性多年草
観賞期:周年
花期:6月~9月
花色:白、ピンクなど
草丈:10cmほど

ヒメイワダレソウは、とても小さな花が集まって丸みを帯びた花となって咲きます。

日なたを好み、日陰や湿地は苦手です。繁殖力旺盛で、ある程度の踏圧にも耐える強さがあります。他の花の生育を妨げることもあるくらい繁殖力が強いため、花が咲いても種ができないように品種改良された品種も出てきています。冬は、地上部に勢いがなくなりますが、根は生きているので春になると再び芽吹きます。適度に剪定を行いましょう。

ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)

  • ヒメイワダレソウは、地面を這うようにして生長するクマツヅラ科の多年草です。生命力が強く多少の踏みつけにも耐えるので、芝生の代わりのグランドカバープランツとして利用されます。 地面だけでなく近くのコンクリートや壁を伝うほど繁殖力が旺盛で、伸びた茎の節の下から根を出し広がり、株元は次第に木質化していきます。寒冷地以外では冬も常緑を保ちます。 ヒメイワダレソウの花色は白やピンク系があり、ランタナの花を小さくしたようなかわいい花が密集して開花し、花のカーペットのような見た目になります。見た目はかわいらしい雰囲気ですが、一度広がると深く根付くので増やしたくない方は注意が必要です。 繁殖力が強く、元々根付いていた植物を脅かすほど強健な性質であることから、環境省の生態系被害防止外来種の植物のひとつとなっています。

クラピア(イワダレソウ改良種)

  • クラピアは、国内に自生する在来種イワダレソウを原種に、宇都宮大学の故倉持仁志氏が品種改良して創り出し商品化した植物です。全品種、農水省の品種登録を取得している国内唯一のイワダレソウです。 クラピアの大きな特徴の一つとして、環境に配慮した不稔性(種をつけないこと)であることがあります。柔らかな葉茎が芝生の約10倍のスピードで被覆し、美しく密なグリーンカーペットを形成していくので、雑草対策を兼ねた、花のかわいいグランドカバープランツとして人気があります。 クラピアのグリーンカーペットは、地表の温度上昇を和らげる効果があり、市街地のヒートアイランド対策や、砂漠や乾燥地の緑化植物として海外でも取り入れられています。生長すると地中深くまで根を伸ばすことで水やりのコストも削減。植栽地の環境汚染リスクが低く、CO2吸収固定能力も高いクラピアは、緑あふれる街並みを未来へとつなぐサステナブルな緑化植物です。 一度根付けば匍匐茎で横に広がる性質のため、定期的な刈込み工数を低減できます。また、根を地中深く伸ばすので被覆後の水やりも必要ありません。 クラピアの原種は海岸沿いで自生していたため、高い耐塩性を有しています。土中深くまで根を張り、根量が多い特徴から、海岸や法面保護、土留めとして災害復興にも活用されています。   *クラピアは種苗登録品種(植物の特許)です。植えた場所の土地を被覆することを目的とし、ポット苗で販売されています。権利者の許可なく増殖、販売、無償譲渡、海外への持ち出しは種苗法違反となります。自分の土地であっても別の土地に移植することも法律で禁じられていますのでご注意下さい。

ヒメツルソバ

11 ヒメツルソバ タデ科 耐寒性多年草 這性 観賞期:周年  開花期:4~11月  花色:ピンク  草丈:5cmほど  日なたと水はけのよい用土を好みます。とても丈夫でカーペット状に広がります。高温期の蒸れは刈り込んで防ぎます。冬に地上部が枯れてきますが、春にまた芽吹いてきます。かわいらしくポンポンと丸く咲く花の花期が長いところが魅力です。

タデ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年 
開花期:4月~11月 
花色:ピンク 
草丈:5cmほど

ヒメツルソバは、丸いポンポンの形をした花が咲くところが魅力です。

日なたと水はけの良い用土を好みます。とても丈夫でカーペット状に広がります。高温期の蒸れは刈り込んで防ぎましょう。冬は地上部に勢いがなくなりますが、春にまた芽吹いてきます。

ヒメツルソバ

  • ヒメツルソバは、ヒマラヤからロックガーデン用に日本に導入された多年草です。暑さ、寒さ、乾燥に強く手入れを忘れてしまってもすくすく育ちます。 ピンクや白の花が金平糖のように丸く愛らしく、地面を覆うように生長するのでグランドカバーにもなり、開花時は花のカーペットのようになります。V字の模様のある葉は気温が下がってくると紅葉し、花と葉がとても美しい色合いになります。 繁殖力がすごいので野生化して至る所に自生しています。厄介な雑草扱いをされる場合もありますが、ほったらかしても育つ丈夫さと繁殖力、花姿の愛らしさにも需要があり、園芸店でもポット苗で販売されています。

ヤブラン

22.ヤブラン ユリ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:8~10月 花色:青紫、白など 草丈:30㎝ほど  ヤブランは冬も常緑です。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。耐陰性があり、日陰でも育ちます。耐寒性が強くとても丈夫です。春に古葉を取る程度で、管理がとても簡単です。葉がグリーンのものと斑入りがあります。

ユリ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
開花期:8月~10月
花色:青紫、白など
草丈:30cmほど

ヤブランは細長い葉を持ち、長い穂を伸ばして青紫や白色の花を咲かせ、花後には黒い実がなります。

日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。耐陰性があり、耐寒性が強くとても丈夫です。春に古葉を取る程度で、管理がとても簡単です。

ヤブラン

  • ヤブランは、すっとした葉を伸ばす常緑のグラウンドカバーの定番です。濃いグリーンのものから、白やクリーム色の斑入りなど、最近では園芸品種も多く出回っています。「リリオペ」という学名で呼ばれることもあります。 ヤブランは非常に乾燥に強く、日陰にも強いので、過酷な環境にもよく耐えます。昔から日本の庭園によく使用されているため、「和風」のイメージが強い植物ですが、和にも洋にもよく似合います。日向から半日陰くらいであれば8月~10月にかけて薄紫色の花を咲かせます。花の後に付ける深い黒の実も美しく魅力のひとつです。

ローズマリー(這い性、ほふく性)

ローズマリー グランドカバー

シソ科 耐寒性常緑低木
観賞期:周年
開花期:8月~4月
花色:青紫、白、ピンク
樹高:20~40cm

ローズマリーは茎がほぼ垂直に伸びるタイプ(立ち性・樹高50~150cmほど)と、横に広がって這うように伸びるタイプ(這い性、ほふく性)など姿が異なります。背が低めのグランドカバーに使いたい時は、横に広がって育つタイプがおすすめです。ローズマリーの香りは、ふさいだ気分を明るくし、集中力を高めるとされています。

日当たりと風通し、水はけの良い用土を好みます。水のあげすぎや茂りすぎて風通しが悪いと下葉が落ちることがあります。梅雨時期に収穫をかねて切り戻しましょう。挿し木、株分けでふやせます。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木のハーブです。全草に爽やかな芳香があり、料理やお茶、薬用、化粧品、香料として幅広く利用されています。 ローズマリーには肌のターンオーバーを促す効果や疲労回復、血行促進などに効果があると言われています。体調を崩した中世ハンガリーのエリザベート王妃がローズマリーのハーブチンキを使用したところ元気と若さを取り戻し、ポーランド王に求婚されたことから「若返りの妙薬」「若返りのハーブ」などの別名があります。 近年は、ローズマリーの香りが脳を活性化し認知症予防に効果的であることがメディアで紹介され、介護の現場などでも使われています。 性質は非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。刈り込みにも耐えるため、生垣などにも利用されます。ハーブの花の中では比較的開花期間が長い部類で、品種によって多少違いがありますが、晩秋から初夏に枝の先に小さなかわいらしい花を咲かせます。花の色は青紫のほか、ピンクや白があり、そのほか葉を楽しむ品種として斑入り種も流通しています。 木立性ローズマリー ローズマリーは非常にたくさんの品種があり、生長の仕方は上に枝を伸ばしていく木立性、地面を這うように枝を伸ばすほふく性、両者の中間的な半ほふく性に分類されます。植え付ける場所や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

植えてよかった!おしゃれなグランドカバー

少しデリケートな一面があり強健とまでは言えませんが、基本的に丈夫でコツを覚えたら育てやすい、おしゃれなグランドカバーを紹介します。

アサギリソウ

2.アサギリソウ キク科 耐寒性多年草  観賞期:3~10月 開花期:8~9月  花色:黄 草丈:10~20cm  アサギリソウは、冬は地上部が枯れますが春に再び芽吹きます。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。茎頂から花茎を伸ばして淡黄色の花を咲かせます。暑さと蒸れに弱いので刈り込んで風通しをよくしましょう。

キク科 耐寒性多年草 
観賞期:3月~10月
開花期:8月~9月 
花色:黄
草丈:10~20cm

アサギリソウは、銀緑色の柔らかい葉が美しい植物。茎頂から花茎を伸ばして淡黄色の花を咲かせます。

日なたから半日陰、水はけの良い用土を好みます。暑さと蒸れに弱いので刈り込んで風通しを良くしましょう。冬は地上部が枯れますが春に再び芽吹きます。

アサギリソウ

  • アサギリソウは、細かい繊細なシルバーリーフが美しい多年草。「アサギリソウ」の名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。株がある程度育つと、ヨモギの花に似た形の黄緑色の花を咲かせます。草丈は20~30㎝ほどで、株幅は50㎝以上になることがあります。高温多湿が苦手な性質ですが、適した環境であればこんもりと茂り、美しい草姿を楽しめます。どちらかというと、花よりも葉の色や草姿を楽しむ植物です。

リシマキア・オーレア

23.リシマキア・オーレア サクラソウ科 耐寒性多年草  観賞期:周年 開花期:4~6月 花色:黄ほか 草丈:5cmほど  リシマキア・オーレアは日なた~半日陰、水はけのよい用土を好みます。葉が這うように広がります。夏の高温多湿の蒸れに弱いです。冬の寒さで一時的に葉に元気がなくなることがありますが、春になるとまた美しいグリーンの葉が広がります。

サクラソウ科 耐寒性多年草 
観賞期:周年
開花期:4月~6月
花色:黄ほか
草丈:5cmほど

リシマキア・オーレアは、爽やかなライムゴールドの葉が地面を覆うように茂ります。

日なた~半日陰、水はけの良い用土を好みます。真夏には直射日光で葉焼けを起こしたり、水切れしやすく、高温多湿の蒸れにも弱いです。真夏は半日陰くらいでやや湿った状態にあるような場所で管理すると葉が美しく育ちます。冬の寒さで一時的に葉に勢いがなくなることがありますが、春になるとまた美しいグリーンの葉が広がります。

リシマキア・ミッドナイトサン

24.リシマキア・ミッドナイトサン シソ科 耐寒性多年草 這性 観賞期:周年  開花期:5~6月  花色:黄  草丈:10cmほど  リシマキア・ミッドナイトサンは日なた~半日陰、水はけのよい用土を好みます。小さいブロンズ色の葉が地面を這うように広がります。星型の黄色い花と葉色のコントラストがとても美しいです。シックな雰囲気をつくることができます。寒さで一時的に葉に元気がなくなることがありますが、春になるとまた美しい葉が広がります。

シソ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年 
開花期:5月~6月 
花色:黄 
草丈:10cmほど

リシマキア・ミッドナイトサンは、小さいブロンズ色の葉が地面を這うように広がります。星型の黄色い花と葉色のコントラストがとても美しく、シックな雰囲気をつくることができます。

日なた~半日陰、水はけの良い用土を好みます。真夏には水切れしやすく、高温多湿の蒸れにも弱いです。真夏は半日陰くらいでやや湿った状態にあるような場所で管理すると葉が美しく育ちます。寒さで一時的に葉に元気がなくなることがありますが、春になるとまた美しい葉が広がります。

ラミウム

25.ラミウム シソ科 耐寒性多年草  観賞期:周年  開花期:5~6月  花色:紫、ピンク、黄など  草丈:15cmほど  ラミウムは冬も常緑です。半日陰と水はけのよい用土を好みます。高温多湿に弱いので風通しよく育てましょう。とてもきれいで上品なイメージをつくることができます。葉色は何色かあります。

シソ科 耐寒性多年草 
観賞期:周年 
開花期:5月~6月 
花色:紫、ピンク、黄など 
草丈:15cmほど

ラミウムは、丸みのある三角形のシルバー色の葉が美しいカラーリーフ。ふんわりと横に広がって茎が蔓状に伸びて生長します。葉色は何色かあります。

半日陰で風通しが良く、水はけの良い場所を好みます。真夏の強い日差しで葉焼けをおこしたり、高温多湿で弱るので、夏は半日陰になる場所に植えると葉色が美しく育ちます。

ラミウム

  • ラミウムは耐寒性多年草。丸みのある三角形の銀灰色の葉が美しいカラーリーフです。草丈は15~40㎝ほどで、ふんわりと横に広がって茎が蔓状に伸びて繁殖します。 ラミウムは、初夏にサルビアに似た花穂を伸ばして小さな花を咲かせます。花色は、白、ピンク、黄色、紫などがあります。乾燥には強いですが、高温多湿に弱く、真夏の直射日光では葉焼けをおこすことがあります。秋から春にかけては日当たりが良い場所で育てると草姿も葉色も美しく育ちます。寒さに強く常緑性なので、半日陰のグランドカバーや寄せ植え、ハンギングバスケットなどに重宝されます。 ラミウムは日本に自生するホトケノザやオドリコソウの仲間です。ラミウム・マクラツムや、ラミウム・ガレオブドロンの園芸品種が流通しています。

クローバー

9.クローバー マメ科 耐寒性多年草 這性 観賞期:周年 開花期:5~7月 花色:白、ピンク、黄色など 草丈:10~20cmほど  クローバーは冬も常緑です。とても丈夫で日なたならどこでも育つくらいです。定植後に茎が伸びすぎた場合は、バッサリと刈り込んでかまいません。園芸品種の様々なクローバーも出ているのでお気に入りの品種をみつけられそうですね。  <div class="posttype-library shortcode"><div id="postMain" class="full"><article class="library-list-tax"><a href="https://lovegreen.net/library/flower/p88906/" class="clickable"></a>
   <div class="library-list-ttl clearfix">
   <h2 class="library-list-ttl-text"><span class="library-list-ttl-text-inner">クローバー(シロツメクサ・白詰草)</span></h2>
    <div class="library-list-types">
    <a href="/library/type/flower" class="library-list-type">草花</a>    </div>
 </div>
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  <div class="top-post-ttl-extext">
          <ul class="library-list-list">
          <li class="library-list-item">クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。
トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。
</li>
      </ul>
      </div>
</article></div></div>

マメ科 耐寒性多年草 這性
観賞期:周年
開花期:5月~7月
花色:白、ピンク、黄色など
草丈:10~20cmほど

クローバーは、マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属の総称です。近年は、園芸品種の様々な色や形のクローバーも出回っています。

基本的にとても丈夫ですが、真夏の高温多湿に弱いので、夏は半日陰で風通しが良い場所で育てると上手に夏越しできます。

クローバー(シロツメクサ・白詰草)

  • クローバー(シロツメクサ・白詰草)はマメ科の常緑多年草です。日本で最もよく目にするクローバー(シロツメクサ・白詰草)は、3枚の小葉からなる濃い緑色の葉の間からボール状の白色の花を咲かせます。牧草のほか公園や河川敷きなどで芝生の代わりに使われることもあります。丈夫でよく育ちますが暑さには弱い傾向があります。 トリフォリウム属は北半球の温帯にかけて230種ある一年草または多年草で、葉は3、5、7の小葉からなります。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。最近は葉色が鮮やかなものや葉に模様が入ったもの、全てが四つ葉のものなど園芸品種も多く作られ観賞用として栽培されるほか、原種は牧草や蜜源植物としても栽培されています。

ワイヤープランツ

29.ワイヤープランツ タデ科 半耐寒性常緑低木 ほふく性 観賞期:周年  樹高:5~20cm  ワイヤープランツは日なたから半日陰を好みます。乾燥に弱いです。小さな丸い葉がワイヤーのような茎からふんわり茂っていきます。最近は丸葉だけでなくハート型やスペード型、斑入りのものなど種類も豊富です。冬に少し元気がなくなりますが、葉が落ちた所を刈り込めば春にまた芽吹きます。

タデ科 半耐寒性常緑低木 ほふく性
観賞期:周年 
樹高:5月~20cm

ワイヤープランツは、小さな丸い葉がワイヤーのような茎からふんわり茂ります。最近は丸葉だけでなくハートの形やスペード、斑入りのものなど種類も豊富です。

日なたから半日陰を好みます。乾燥に弱い性質があるため、水切れに注意が必要です。冬に寒さで葉が落ちることがありますが、刈り込めば春にまた芽吹きます。

ワイヤープランツ

  • ワイヤープランツは小さなグリーンの葉が可愛らしい、匍匐性常緑小低木です。ワイヤープランツという名前の通り、細いワイヤー(針金)の様な茎が特徴的です。ある程度耐寒性があり、地域によって差はありますが冬でもグリーンの葉を絶やしません。生育旺盛で、露地植えにするとどんどん広がっていきます。華奢なワイヤーのような茎はツルのように見えますが、ツル性ではありません。 環境が合えば、春から夏にかけて小さな花とその後に種子ができます。とても小さく見つけにくい花と実ですが、光沢のあるグリーンの葉よりも明るい黄緑色の花が咲くので、注意深く観察してみましょう。 ワイヤープランツは霜に当たると葉が落ちてしまうことがありますが、根が生きていれば春の暖かくなったころにまた新芽を出し始めます。葉が落ちたら短く刈り込んで軒下に移動するなどの寒さ対策を行いましょう。また、剪定のときに切った枝は水に挿しておくことで発根するので、水耕栽培で楽しむことができます。

ラムズイヤー

26.ラムズイヤー シソ科 耐寒性多年草  観賞期:周年  開花期:5~6月  花色:ピンク  草丈:20cmほど  ラムズイヤーは日なたと水はけのよい用土を好みます。ふわふわしたひつじの耳を思わせるような葉の形と質感が人気です。高温多湿や長雨に弱いので花後は花茎を元から摘み取り、枯れた葉をまめに取り除きましょう。込み入った部分の葉をすいて風通しをよくすることが大切です。挿し木、株分けでふやせます。

シソ科 耐寒性多年草 
観賞期:周年 
開花期:5月~6月 
花色:ピンク 
草丈:20cmほど

ラムズイヤーは、ふわふわしたひつじの耳を思わせるような葉の形と質感が人気です。

 

ラムズイヤー 花

ラムズイヤーは、日なたと水はけの良い用土を好みます。高温多湿や長雨に弱いので、花後は花茎を元から摘み取り、枯れた葉をまめに取り除きましょう。混み入った部分の葉をすいて風通しを良くすることが大切です。挿し木、株分けで増やせます。

ラムズイヤー

  • ラムズイヤーは、英名(Lamb’s ears=羊の耳)の名前の通り、ビロードのような柔らかな肌触りの葉が独特な多年草のハーブです。厚みがありふわふわとしたシルバーグリーンの株は、庭に植えると広がるように生長し、さまざまな木々やバラ、草花類と相性が良く、隣の植物を引き立てます。広がるように生長するのでグランドカバーとして使われることもあります。 初夏に穂状に伸びた茎に紫やピンクの小さな花を咲かせます。花や葉は、生花やドライフラワーとしても利用されています。 寒さには強く、基本的には丈夫な植物ですが、日本のような高温多湿や蒸れを嫌うため、夏の管理には工夫が必要です。

ディコンドラ・アルゲンテア

8 ディコンドラ ヒルガオ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 草丈:10cmほど 日なたと乾燥気味の用土を好みます。光沢のある灰白色で丸いハート型の小さな葉を密に付け、横にはうように広がっていきます。多湿の蒸れに弱いので風通しよく育てましょう。

ヒルガオ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
草丈:10cmほど

ディコンドラ・アルゲンテアの葉は、ハートの形で表面が細かい毛に覆われていてキラキラと輝きます。横に這うように広がって生長します。

ディコンドラ・アルゲンテアは、若干蒸れに弱く葉が傷みやすい性質がありますが、乾かし気味に管理するとよく育ちます。寄せ植えやハンギングバスケット、花壇のアクセントによく使われます。

ディコンドラ(ダイコンドラ)

  • ディコンドラは、小さなハート型の葉が可愛い、横に広がって這うように伸びる多年草。ハンギングバスケットや寄せ植えのアクセント、庭や花壇のグランドカバーとして人気があります。耐寒性がそれほど高くないので、葉をつけたまま冬を越すためには-1℃以上の気温が必要です。冬に-1℃を下回る場合、関東以南の地域であれば一時的に地上部が枯れることがありますが根は生きていて、春には再び芽吹きます。春から初夏に3mm程度の小さな花が咲きますが、気付かれないことも多いかもしれません。 ディコンドラには緑葉のミクランサ種と、銀白葉のアルゲンテア種があり、ミクランサ種は日本にも分布していてアオイゴケの和名があります。緑葉のミクランサ種は湿り気のある土壌を好み耐陰性があります。銀白色のアルゲンテア種は乾燥した日なたの環境を好みます。銀白葉のアルゲンテア種は、葉の表面が細かい毛に覆われて銀白色に輝いてとても美しいのですが、若干蒸れに弱く葉がいたみやすいので乾かし気味に育てるとよいでしょう。 ディコンドラは両種ともタネか苗から育てることができます。緑葉のミクランサ種は造園用に大袋に入った種も販売されており、庭に種をまいてグランドカバーに育てることもできます。また、緑葉のミクランサ種は、銀白葉のアルゲンテア種に比べて生育が早く、季節にもよりますが種をまいて1~2か月後には地面を覆います。芽が出始めると生長はとても速く、生えそろってきたら少々踏みつけても大丈夫です。ディコンドラは踏まれた場所は細かな密の葉が茂り、踏まれない場所は大き目の葉がふんわりと育ちます。繫殖力が強く、環境が合えばどんどん増える育てやすい植物です。

植えて困った!生育旺盛すぎるグランドカバー4選

安易に庭に植えてしまい、後にとても困った経験があるグランドカバーや、生育旺盛すぎるので鉢植えの方がおすすめと言われている植物を紹介します。

ラズベリー

ラズベリー

バラ科 耐寒性落葉低木
観賞期:3月~11月
開花期:5月
花色:白
草丈:30~100cm

ラズベリーは、可愛い白い花を咲かせ、赤い実をつける低木。茎に小さなトゲがあり、素手で触ると刺さります。可愛い花が咲き美味しい実がなるのは嬉しいのですが、生育旺盛すぎて地下茎でどんどん増えるので、他の植物のエリアにまで地下で繋がって芽を出し、すべてラズベリーに占領されそうになったことがあります。引き抜くときもトゲがあり、厚手の手袋をしないと痛いです。抜いても抜いてもまた生えてきます。

ラズベリー

  • ラズベリーの日本名はヨーロッパキイチゴ、西洋キイチゴといいますが、フランス語のフランボワーズともよばれています。白い可憐な花を咲かせたあとに赤色・黄色・紫色などの可愛い宝石のような実をつける樹高1~1.5mの小低木です。その色鮮やかな果実は甘酸っぱく香りが高いので生食の他にも、ケーキやタルトなどの洋菓子に使用されます。 ラズベリーは自家結実性なので1本だけでも実がなります。ラズベリーの中には、1年に1度実がなる一季なり性と1年に2回実がなる二季なり性のタイプがあります。一般的にはトゲがあるので少し注意が必要ですが、種類のよってはトゲのない品種もあります。地下茎で増え繁殖力が強いのも特徴です。花芽は「混合花芽」という1つの芽の中に葉枝と花芽の両方を持っており、7月頃に分化します。寒冷地に適しているので、暖地は栽培に向いていません。

フィカス・プミラ

20.フィカス・プミラ クワ科 半耐寒性木本 つる性 観賞期:周年  樹高:10cm~  フィカス・プミラは日なたから半日陰、湿気のある用土を好みます。東京以西では寒風を避けると戸外で越冬できます。つるは木根を出してよじ登ります。半耐寒性ですが東京では1年を通じて壁やフェンスにぐんぐんとよじ登っている姿をよくみかけます。強健なのであまり広げたくない場合は早めに刈り込みましょう。

クワ科 半耐寒性木本 つる性
観賞期:周年 
樹高:10cm~

フィカス・プミラの斑入りタイプを庭に1ポット植えたところ、数年後には地下茎で広がり、木根を出して壁をよじ登ってフェンスいっぱいになってしまったことがあります。壁をプミラで覆いたい場合は良いですが、大株になると根元が10cmほどの木になり、抜くのも大変です。

フィカス・プミラ

  • フィカス・プミラは、付着根を出してよじ登るつる性のフィカスです。木や岩、塀、壁などにも這ってぐんぐん生長します。その性質をいかして針金などで造った鉢物仕立てやハンギングバスケット、寄せ植えのアクセントにも使われます。緑葉のタイプに加え、緑の地に白い斑が入る斑入りタイプが観賞用に人気があります。 日なたから半日陰、湿気のある用土を好みます。多少の耐陰性はあるので、室内の明るい場所でも育てられますが、あまり暗い場所だと徒長したり弱々しくなります。一方、真夏の直射日光では葉焼けを起こして葉の状態が悪くなります。真夏は半日陰になるような場所に植えるのがよいでしょう。 地植えにすると木化して根が太くなり、塀をよじ登って覆いつくしてしまいます。こまめに切り戻しを行わないと育ちすぎてしまうので注意が必要です。

アイビー

1.アイビー ウコギ科 耐寒性木本 つる性 観賞期:周年  樹高:200cm~  アイビーは冬も常緑です。本来は日なたを好みますが耐陰性が強く室内から戸外まで利用可能です。丈夫でどんな方にも育てやすい植物の代表のように思います。一方、地植えにしたアイビーは家屋の壁に活着して外壁を覆いつくしてしまうこともあるくらいなので、生長の度合をよく観察して好みのサイズで刈り込むようにしましょう。

ウコギ科 耐寒性木本 つる性
観賞期:周年 
樹高:200cm~

丈夫で育てやすい植物の代表と言えますが、一方、地植えにしたアイビーは家屋の壁に活着して外壁を覆いつくしてしまうこともあるくらいなので、安易に庭に植えない方がよいでしょう。

アイビー(ヘデラ)

  • アイビーはウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物で、属名のヘデラの名前でも流通しています。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。アイビーは性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。 また、地面に植えたアイビーは家屋の壁に活着し、外壁を覆いつくしてしまうこともあります。アイビーは水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなります。アイビーは耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置くこともできます。

ミント

21.ミント シソ科 耐寒性多年草 観賞期:周年 開花期:7~9月 花色:白、ピンク 草丈:20~90cm  ミントは日なたから半日陰、水はけのよい用土を好みます。葉は清涼感のあるすっとした香りがします。収穫をかねて切り戻しをしながら育てます。寒くなると少し元気がなくなりますが、冬前に地表部分でバッサリと切り戻しておくと春にまた勢いよく育ちます。強健で地下茎を伸ばしてどんどん増えていきます。

シソ科 耐寒性多年草
観賞期:周年
開花期:7月~9月
花色:白、ピンク
草丈:20~90cm

強健で地下茎を伸ばしてどんどん増えてしまい、他の植物のエリアからも次々と芽を出します。寄せ植えにミントを使うと、地下茎で増えて最後はほぼミントだけの鉢になってしまうこともあります。

ミント

  • ミントは最もポピュラーなハーブのひとつです。ミントというと、すっきりとしたさわやかな香りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りのミントもあります。品種は数限りなく存在し、毎年のように新品種が登場します。 ミントの利用法としては、アロマテラピーの他、サシェやポプリの材料にしたり、お茶や料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。

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グランドカバーを植えよう♪

丈夫で育てやすい28種類のグランドカバーをご紹介しました。育てたいグランドカバーは見つかりましたか?

強健で手がかからないものや、花後や冬前に刈り込んでおくと春に美しく芽吹くもの、花が咲いたり実がつくものもあるので、自分の好みや生活スタイル、庭の日当たり具合や土質に合うグランドカバーを選んで植えてみてくださいね。

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戸松敦子

グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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