ルエリア・ブラックビューティーは、暑さに強い多年草です。熱帯地域原産の草花なので、夏の暑さには強く生長は旺盛です。
ただし耐寒性が8℃位なので露地での越冬は難しい草花です。ルエリア・ブラックビューティーの魅力は黒に近いダークカラーの葉の色で、カラーリーフとしても利用できます。花は夏に薄紫色の花がたくさん開花しますが、それぞれの花は一日花です。
ブラキカムは半耐寒性のキク科の一年草から多年草です。園芸種としては多年草のものが多く出回っています。花色は紫や白などで直径1.5~2cm程度の小さなデージーに似た花を咲かせます。ブラキカムの花期は春から秋までと長く、花が少なくなる夏に花壇の中で涼し気な可憐な花を咲かせてくれます。
加湿に弱く、蒸れが原因で根腐れを起こしてしまうことがあります。かと言って乾燥気味が好きな植物でもなく、乾燥が続くと地上部があっという間にぐったりとしてしまいます。夏は特に注意して、風通しの良い半日陰で管理し、水切れを起こさないように注意しましょう。
ティランジア・フネブリスはディアフォランテマ亜属に分類されるティランジアで、非常に小型です。花色の変異が多く、黄色や茶色、オレンジ色など様々です。近縁種にティランジア・レクタングラというティランジアがあり、姿が非常に似ているため本種とよく混同されますが、本種の方が葉が肉厚で硬く、長い印象があります。花は芳香性で、ティランジア・ウスネオイデスに似た甘い匂いがします。
フデリンドウは秋に発芽し春に小さな可愛い花を咲かせる、越年性の一年草です。明るい雑木林などに自生しています。5㎝~10㎝にも満たない小さな草丈で、茎の上に数輪の小さなリンドウのような花を咲かせます。花は雨天や曇天の時には開きません。この蕾の状態が筆のようだということから、フデリンドウの名前が付きました。春先のまだ緑少ない雑木林のなかで枯れ葉の間からちょこんとフデリンドウの花が顔をのぞかせている姿はとても可愛らしく、発見した時の喜びもひとしおです。
フデリンドウによく似た花でハルリンドウがあります。フデリンドウとの違いは、ハルリンドウは湿った草原など湿地を好みます。さらにフデリンドウは群生する習性はないようで、山野でぽつりぽつりと咲いていますが、ハルリンドウは群生します。ハルリンドウは一つの茎に対して花は一輪ですが、フデリンドウは数輪咲かせます。ただしこれは環境によって変わってきますので、確実な見分けるポイントにはなりません。一番大きな違いは、ハルリンドウは根生葉という足元の地面から直接出る葉がありますが、フデリンドウにはこれがありません。
フレンチラベンダーの花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。最大の特徴は花穂の先についた葉。葉だけれど緑色ではなく、紫色や白い色をしています。細長い花びらにも見えるこの葉。これは苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。香りはやや弱いですが、花が散った後も苞葉が残り、長い期間鑑賞できます。ドライフラワーにも向いています。ラベンダーの中では暑さに強く、耐寒性もあり丈夫です。蒸れに弱いので、花後に切り戻しをして風通し良く育てると、毎年楽しむことができます。
フィカス・エラスティカ・バーガンディ(フィカス・バーガンディ)
フィカス・バーガンディ(Ficus elastica ‘Burgundy’)はインドゴムの木(Ficus elastica)の園芸品種で、バーガンディは褐色がかった深い赤色の意味で、葉がバーガンディから黒色に染まることからバーガンディと名付けられました。正式にはフィカス・エラスティカ・バーガンディですが、単にフィカス・バーガンディと呼ばれることが多く、流通する時もフィカス・バーガンディの名前であることが多いです。
性質はインドゴムの木と同じく強健で、初心者にもおすすめです。しかし、日当たりが悪い場所に置いてしまうとバーガンディ色の葉が色あせて緑色になってしまうことがあります。耐陰性もありますが、基本的に日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。
フィロデンドロンはサトイモ科に属しており、中南米に多く分布しています。有名なものでは大きく木立ちになるフィロデンドロン・セローム(Philodendron selloum)やヒメカズラ(Philodendron hederaceum var. oxycardium)などがあります。フィロデンドロンは生長につれて気根と呼ばれる根を生やしていきます。気根はフィロデンドロン自身を支えるために使われ、つる性のフィロデンドロンは気根を他の植物や岩などに着生させながら生長していきます。一般家庭ではなかなか難しいですが、大きく生長したフィロデンドロン・セロームなどは圧巻です。また、耐陰性が強く、明るい室内ならば育てることができるため、フィロデンドロンは初心者の方にもおすすめの観葉植物です。葉の模様が美しい品種も多く、コレクション性が高いのも魅力の一つです。
ブラッサイアはシェフレラの旧属名で、現在ブラッサイアの名前で流通しているのはシェフレラ・アクチノフィラ(Schefflera actinophylla)という種類です。ブラッサイアはホームセンターや園芸店で見かけるホンコンカポックよりも緑色が濃く葉が大きいです。また、手のひらのような葉の枚数も多く、9枚程度出す場合があります。
性質は強健で、育てやすく初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
ブルーレースフラワーは暖地では秋まきで初夏咲き、寒冷地では春まきで7月~9月に開花する一年草です。似たような名前でレースフラワーという植物がありますが、全くの別種です。
ブルーレースフラワーは小花の集合体が一つの大きな花となっています。小花ひとつひとつが大きめなのが特徴です。葉や茎にうっすらと産毛のような毛が生えており、花色も淡いトーンであることから、優しい印象をうける花です。切花としても人気があり、フラワーアレンジメントやブーケに多用されます。
ブルーレースフラワーという名前で呼ばれていますが、白やピンクの花色もあります。その場合、ブルーレースフラワーのホワイト、ブルーレースフラワーピンクと表記します。
キューバの固有種でその見た目からキューバのイオナンタとも呼ばれています。
しかしイオナンタと同じように管理すると冬場に枯らしてしまいます。どちらかと言えば同じ環境に生えているティランジア・カピタータ・ドミンゲンシスと同じ管理をした方が良いです。
花は紫色の筒状花なのですが、カピタータのような花序を中心に作ります。
非常に鮮やかなピンク色に染まり、水で濡れると一層際立ちます。
プリムラ マラコイデスは、花色が豊富でたくさんの花が咲くことから、花壇や寄せ植えに、とても人気のある草花です。プリムラは多年草の品種もありますが、プリムラ マラコイデスは暑さに弱いことから、一年草として扱われています。花の大きさや咲き方、色など、品種が豊富で、毎年新しい品種が創り出されています。
ブプレリウムは、セリ科ミシマサイコ属の一年草です。明るくきれいなグリーンと軽やかな印象から、切り花として花束やフラワーアレンジメント、生け花などによく使われます。花のように見える先端のグリーンの部分は花を包む苞(ホウ)で、その中にある薄黄緑の小花が本来の花に当たります。
ブプレリウムは丸みを帯びた形の葉の中心を茎が貫いているように見えることから「ツキヌキサイコ」という和名を持ちます。
ブルーデージーは青い花弁と黄色い中心部とのコントラストが鮮やかな花です。一口にブルーデージーと言っても、Felicia amoena(アモエナ)と、Felicia amelloides(アメロイデス)の2種があります。どちらも草丈低く、葉の間から花茎をすっと伸ばし先端に可憐な青い花を咲かせます。ブルーデージーという名が有名ですが、実は他に白やピンクの花色もあります。
デージーによく似ており、一見青色のデージーのようにも思えますが、デージーはキク科ヒナギク属、ブルーデージーはキク科フェリシア属なので別種です。すっきりとした色と姿が、花壇や寄せ植えで活躍してくれます。
ブルーデージーの花は、夜や雨の日は花びらが外側に巻くように反り返ります。鉢植えは雨のあたらない場所に移動させましょう。水やりの際は花や葉にかからないようにします。
フサスグリ(レッドカラント)は、初夏に赤いキラキラとした実をつけるスグリ科の落葉低木です。実は酸味が強く、どちらかというと生食よりは加工用として使われますが、最近はお菓子の飾り付けなどには生で使用されることもあります。キラキラした実がとても美しいことから、装飾用として花屋で枝もの花材として流通しています。
フクジュソウ(福寿草)は、北海道から九州までの照葉樹林の林床に自生している草丈15~30cmほどの宿根草です。根茎が短く、やや太い根を持ちます。早春に芽を出して開花しその後、葉をのばしますが、晩春になると葉が枯れて秋まで休眠します。
フクジュソウ(福寿草)の花色は黄色ですが江戸時代から花の美しさが着目され園芸品種が多数選抜育成され、白、黄褐色、紫褐色、橙紅色などがあり花形も一重~八重、万八重と変化に富みます。鉢植えで栽培されるほか日本庭園の石組に添えられています。
フクジュソウ(福寿草)の別名はガンジツソウやガンタンソウといい、正月用に本来の花期よりも促成栽培されて出荷されています。花言葉や花の名前から、お正月の寄せ植えなどに縁起の良い植物としても使用されています。
フリチラリアは、春咲きの球根植物です。フリチラリアの仲間は豊富で、和名が「ヨウラクユリ」のFritillaria imperialis(フリチラリア・インペリアリス)、茶花で有名な「バイモユリ」のFritillaria thunbergii(フリチラリア・ツンベルギ)、パイソン模様のようなFritillaria meleagris(フリチラリア・メレアグリス)、「クロユリ」の和名で有名なFritillaria camtschatcensis(フリチラリア・カムチャトケンシス)などがあります。
花は釣鐘型に咲くのが特徴で、ちょっと変わった形状から愛好家も多い花です。フリチラリアと聞くとあまり耳馴染みがありませんが、バイモユリやクロユリは日本でも古くから茶花として親しまれてきました。
フリチラリアは春に開花し、夏には地上部が茶色くなって枯れていきます。高温多湿が苦手なので、夏は掘り上げて冷暗所で保存するか、日陰に移動させて乾燥気味に管理する必要があります。
フェイジョアは、高さ5~6mになるフトモモ科の常緑小高木で、庭木や生垣にも用いられます。葉は長さ5~7cmの卵形の楕円形で革のような光沢があります。葉の裏面には綿毛が密に生えて銀白色です。7月~8月に直径4cm程度の花が咲きます。分厚い花弁の外側は白い綿毛が生え、内側は薄紫色、鮮やかな赤いおしべが特徴的です。エディブルフラワーとして食べることもできます。フェイジョアの果実は卵状の楕円型で灰緑色。果肉はパイナップルのような香りがあり、生食やジャムにして食べられます。フェイジョアは別名をパイナップルグアバといい、日本には昭和初期にアメリカから渡来しました。暖地性の樹種ですが、寒さにも強く成木ではマイナス10度にも耐えられます。
ブルースター(オキシペタラム)は、南米原産で暑さに強く、初夏から秋まで咲き続け、暖地では戸外でも冬越し出来るほど比較的丈夫な多年草です。全体に短い白い毛がはえています。葉は長い楕円形で長さ9cmほどあり、基部は木質化し、花は3cmほどで咲き始めは水色、咲き終わりに近づくにつれて青が濃くなります。青い5枚の花弁が星のように見えることからブルースターの名前がついています。
庭植えよりも切り花としてよく用いられます。切ると茎から白い乳白色の液体を出します。人にによってはかぶれることがあるので注意が必要です。異名のオキシペタラムで流通することもあります。またキョウチクトウ科ではなくガガイモ科に分類されることもあります。
フウラン(風蘭)は常緑広葉樹林に生えている大木の高い枝や梢に太い根を這わせて自生しています。5㎝~10㎝程の細くて硬い葉を出し、3㎝~10㎝の長さの茎を葉の脇から伸ばして、6月~7月に1㎝~1.5㎝程の香りのある花を咲かせます。花の色は白、ピンク、淡いピンク、グリーン、淡グリーン等、多くの種類があり園芸種として人気があり楽しまれています。野生種としての分布は関東以西で四国や九州の温暖な気温の地域に自生しています。
ブーゲンビリアは常緑のつる性低木。盛夏をイメージさせる赤やピンク、オレンジなどの鮮やかで力強い印象により、贈答品としても好まれてきました。日中温度が20~25度以上でつぼみをつけるため、年2回ほど開花。温室ならほぼ1年を通じて花を楽しむことができます。八重咲きや複色、葉に斑の入る品種もあります。ブーゲンビリアは熱帯産の植物であるため、やや寒さには弱いものの手間がかからず、手軽に育てることができます。鉢植えなら真冬は室内に移動させましょう。霜の降りない地域なら露地植えで栽培できますが、冬には葉を落とすこともあります。「ブーゲンビレア」とも呼ばれています。
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