冬の三大植物特集

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の育て方|植物図鑑

植物名
フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)
学名
Ficus altissima
英名
Ficus altissima
科名
クワ科
属名
フィカス属
原産地
インド、東南アジア

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の特徴

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)はゴムの木の仲間で、明るいグリーン~黄色の斑入りの葉が特徴の植物です。品種名であるアルテシマはラテン語で「最も背が高い」という意味であることからもわかるように、原産地ではかなり大きくなる木です。耐寒性がないため、日本では観葉植物として分類されていますが、大きな鉢に植えると3m近くのサイズになります。つやがある美しい斑入りの葉はインテリアグリーン、ショップディスプレイなどに利用され、とても人気の高い観葉植物のひとつです。

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 3m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

ゴムの木類の樹液

過剰に心配する必要はありませんが、フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)を始めとしたゴムの木類の樹液には少々注意が必要です。ゴムの木類の樹液は乳白色をしている、いわゆる乳液ですが、実は皮膚に直接触れてしまうと体質によっては皮膚炎や蕁麻疹などを起こしてしまうことがあるようです。

そのため、ラテックスアレルギーの方はもちろんのこと、特に何の異常も見られない方もゴムの木類の剪定などを行う場合は出来るだけ手袋などを使用し、樹液が皮膚に直接付着しないようにした方が良いでしょう。

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
肥料

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の栽培環境

日当たり・置き場所

【日光 】
フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は日光が好きなので、出来るだけ日当たりのいい場所に置くようにします。 光が足りないと葉の色が悪くなるなどのサインを出します。

【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は元来日光を好み、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

高温には強い植物ですが、低温には弱いので、5℃以下にならない様に気をつけましょう。 ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。 気温が15℃前後になると生長が緩慢になります。

用土

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。 そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。 自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。 また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の育て方のポイント

水やり

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は寒さに弱いので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。

【気温が15℃以上のとき】
主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が15℃以下のとき】
フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は気温が15℃前後を切ってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。 フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)を乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。 水やりの回数を減らしてイフィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の葉が落ちてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。 フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。 冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。 肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。 有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】 アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。 アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがインドゴムノキの中に侵入し、病気を発症させます。 また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。 カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。 外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。 大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。 少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにインドゴムノキを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。 割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の詳しい育て方

選び方

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)を買う時は必ず病害虫に注意してください。 ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)が弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。 フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は斑入りの葉が特徴なので、出来るだけ葉が健康的で多く付いており、斑の入り方が綺麗で枝ぶりの良いものを選んでください。

植え付け

植え付けは5月~7月の暖かい時期に行ってください。挿し木(茎伏せ)は湿度の高い6月頃がおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。 根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)の剪定は非常にシンプルで、好きな場所をハサミで切るだけです。しかし、一つだけ注意しなければならないことがあります。それは樹液です。フィカス属の樹液には人間の皮膚にあまり良くない成分が含まれており、体質によってはかぶれてしまうことがあるようです。 そのため、ゴム手袋や園芸用グローブなどを身に着けて樹液に皮膚が直接触れないように注意しましょう。もし樹液に触れてしまったら流水で良く洗い流すようにしましょう。

植え替え・鉢替え

買ってきたばかりのフィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)や1~2年経ったフィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は根詰まり(根が鉢いっぱいに張っている状態)を起こしていることがあるので、一回り大きい鉢に植え替える必要があります。 根詰まりを起こしていると根が水を吸えなくなり、根腐れを起こしてしまいます。また、植え替えのときにあまりに大きい鉢に植え込んでしまうと、根が水を吸う量と、土に含まれる水の量とのバランスが崩れてしまい、常に湿っている状態になってしまいます。そうすると蒸れてしまい根腐れを起こしてしまうので、植え替えのときに使用する鉢は一回り大きいものに植え替えましょう。

フィカス属の花は一般的な花と違い花嚢と呼ばれる実のようなものの内側に咲いています。イメージとしてはイチジクを思い浮かべてください。実際、イチジクもフィカス属に分類されています。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。 水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。 午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が15℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土の表面が乾燥してから2~3日後に行うようにしてください。 気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように15℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。 ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は挿し木で増やすことができます。

1.まず、剪定した枝を10cm程度の長さにカットし、葉の枚数を1~2枚に減らします。

2.次に、葉を半分の大きさにカットします。これは蒸散(葉から水が出ること)によって株が乾燥するのを防ぐためです。剪定の際は葉からも樹液が出てくるので注意しましょう。

3.水に挿して半日ほど水を吸わせます。 これは発根するまでフィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ)は十分に水を吸うことが出来ないので、あらかじめ十分な量の水を吸わせるためです。

4.半日経ったらふやかしたミズゴケで優しく切り口を覆います。 鉢に優しく詰めて、発根するまで日陰の涼しい場所で管理します。しばらくすると発根するので、それまでは水を切らさないようにします。 発根したらミズゴケごと土に植え替えてください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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