ピンクの果実がかわいい落葉樹、マユミ【実のなる木】
金子三保子
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マユミ
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「マユミ」。秋にかわいらしいピンクの果実を実らせるニシキギ科の落葉樹です。
ピンクと赤の色合いがひときわ目立ち、一年で一番存在感を発揮するのは秋から初冬の果実と紅葉の季節。毎年のことながら見つけると思わず駆け寄っていきたくなる衝動にかられるほどのかわいい実です。
日本に自生している木のため、暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすいため、庭木、公園樹、高木の街路樹の根締めをはじめ、盆栽にも利用されています。
木にぶら下がるようにつくピンクの果実は最初は閉じていますが、次第に4つに割れ、中から朱赤の種が顔を覗かせます。
こちらは初夏のマユミの果実。5月~6月に小さな黄緑色の花が咲いたあと、写真のような緑の果実になっていきます。花も果実も葉の色と同化して目立たないため、秋のピンクになってから注目がいく木ですが、緑の状態もとてもかわいいので機会があったら見てみてください。
ニシキギの仲間ですが、ニシキギの紅葉のように真っ赤にはならず、オレンジ~赤の優しい色合いに紅葉します。日当たりが良いところから半日陰くらいでも植えられますが、日当たりが良い場所の方がきれいに紅葉します。
種が落ちたあとのピンクの抜け殻は、落葉後もしばらく枝に残ります。
秋はかわいい果実を実らせる落葉樹にたくさん出会える季節です。近所をお散歩してみませんか。
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