庭木におすすめ低木30種|花木や果樹、ハーブでおしゃれなお庭に!

アバター画像

山田智美

このライターの記事一覧

公開日 :

低木にはどんな種類があるのでしょうか。お庭づくりに欠かせない低木について、低木の基本情報から、常緑低木、落葉低木、花が咲く低木、実が楽しめる低木、ハーブの低木まで!お庭に植えたいおすすめの低木をずらり30種紹介します。

目次

低木とは?低木基本情報

低木の定義 低木とは、樹高1.5m以下の樹木のことを指します。常緑樹も落葉樹も1.5m以下の樹木はすべて低木です。  ただし、これは図鑑等で使われる植物用語です。一般的にガーデニングやお庭づくりの際には3m以下の樹木を低木として分類していることがほとんどです。  ホームセンターや園芸店で低木を選ぶ際には樹高を確認するとよいでしょう。

低木の定義

低木とは、樹高1.5m以下の樹木のことを指します。常緑樹も落葉樹も1.5m以下の樹木はすべて低木です。

ただし、これは図鑑等で使われる植物用語です。一般的にガーデニングやお庭づくりの際には3m以下の樹木を低木として分類していることがほとんどです。

ホームセンターや園芸店で低木を選ぶ際には樹高を確認するとよいでしょう。

低木の特徴

低木は大きくならないので、あまり場所を取らないというメリットがあります。他にも、鉢植えでも育てやすい、陽射しを遮らない、垣根にも使いやすいなどの特徴があります。

低木の樹形タイプを説明

低木には樹形にも様々なタイプがあります。わかりやすく樹形のタイプを分けてみました。この分け方は正式な植物用語ではありませんが、庭木探しに迷ったときなどの参考にしてください。

木立型

主幹がしっかりと上に向かって生長していき、枝を広げる樹形です。低木、高木に多く見られる「木」らしい木の形をしています。

ほふく型

ほふく型は地面を這うように生長していく樹形です。コトネアスターなどがこのタイプです。

ブッシュ型

ブッシュ型は、株元や主幹の下の方から複数の細かい枝を伸ばし、茂みのようにこんもりとする樹形です。ノイバラやユキヤナギなどがこの樹形です。

目次に戻る≫

低木の種類とそれぞれの特徴やメリットを紹介

低木の種類とそれぞれの特徴やメリットを紹介

常緑低木の特徴とメリット

常緑低木は1年中緑の葉を絶やさないという特徴があります。冬の間もグリーンの葉を繁らせてくれるので、目隠しになるほか、お庭が寂しくならないというメリットがあります。

落葉低木の特徴とメリット

落葉低木は、寒冷期が来ると葉を落とし休眠するという特徴があります。落葉低木は、秋には紅葉し目を楽しませてくれる他に、夏の間は株元に日陰を作り下草を直射日光から守ってくれるというメリットがあります。

低木の花木の特徴とメリット

低木の花木は、小さく育てて花を楽しめるのが特徴です。低木なので鉢植えでも育てやすく、管理をしやすいというメリットがあります。

低木の果樹の特徴とメリット

低木の果樹は小さく育てて果実を楽しめるのが特徴です。低木なので鉢植えでも育てやすく、管理をしやすいというメリットがあります。

目次に戻る≫

おすすめの低木|常緑樹5種

マホニア(ホソバヒイラギナンテン)

マホニア(ホソバヒイラギナンテン)

  • 学名:Berberis japonica
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:3月~4月

マホニアは和名をヒイラギナンテンと言います。名前の通り光沢のある葉の縁には小さなギザギザがあります。ホソバヒイラギナンテンなどの種類があります。

シルバープリペット(シルバープリベット)

学名:Ligustrum sinense ‘Variegatum’ 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:5月~6月 シルバープリペットの名前で流通していますが、シルバープリベットが正式名称です。斑入りの小葉が可愛らしく、生垣や庭木として人気の低木です。

  • 学名:Ligustrum sinense ‘Variegatum’
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:5月~6月

シルバープリペットの名前で流通していますが、シルバープリベットが正式名称です。斑入りの小葉が可愛らしく、生垣や庭木として人気の低木です。

シルバープリペット(シルバープリベット)

  • シルバープリペット(シルバープリベット)は、斑入りの葉が美しい、モクセイ科の常緑から半落葉低木です。一般的に「シルバープリペット」の名前で流通していますが、本来は「シルバープリベット」が正しい発音です。 斑入りの小さな葉と、華奢な枝を放射状に広げる樹形が人気で、庭木や植え込みに多用されています。斑の色は白というよりクリーム色に近く、グリーンの部分も色が淡いので、周囲の景色と馴染みやすい樹木です。春から初夏には白い香りの良い小花を咲かせます。 非常に生育旺盛で生長が早く、放っておくと3mくらいにまで生長します。あまり大きくしたくなければ、適宜剪定をしましょう。花後に剪定をせずに放っておくと結実し、黒く小さな実をブドウのように枝の先にたわわに実らせます。

シャリンバイ

学名:Rhaphiolepis umbellata 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:5月~6月 シャリンバイは光沢のある葉が特徴の常緑低木です。初夏に梅に似た花びらが5枚の花を咲かせます。秋から冬に黒く熟す果実が可愛らしいのも特徴です。

  • 学名:Rhaphiolepis umbellata
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:5月~6月

シャリンバイは光沢のある葉が特徴の常緑低木です。初夏に梅に似た花びらが5枚の花を咲かせます。秋から冬に黒く熟す果実が可愛らしいのも特徴です。

ヤツデ

学名:Fatsia japonica 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:10月~12月 ヤツデは大きな手のひらのような形の葉が印象的な常緑低木です。日陰でもよく育つことから、シェードガーデンで活躍します。初夏に黒く熟す果実も可愛らしく観賞価値があります。

  • 学名:Fatsia japonica
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:10月~12月

ヤツデは大きな手のひらのような形の葉が印象的な常緑低木です。日陰でもよく育つことから、シェードガーデンで活躍します。初夏に黒く熟す果実も可愛らしく観賞価値があります。

ヤツデ

  • ヤツデは、数本の株立ちで3~5mになる常緑低木です。ヤツデの葉は長さ・幅ともに20~40cmで掌状に裂け、縁はのこぎりの歯のようなギザギザがあります。秋から初冬に円錐状に多数のつぼみをつけ、5mmほどの白い複合花序を咲かせ、花の後は緑の実になり、次第に黒くなります。 ヤツデは古くから縁起木として親しまれ、特に日陰に耐えることから裏庭には欠かせない庭木とされてきました。また、手のような葉の形から「千客万来」の願いを込めて玄関や店先などに飾られてきたようです。 ヤツデには「天狗の葉団扇(テングノハウチワ)」という別名もあります。漢字で書くと「八手」になりますが、裂ける枚数は7枚、9枚など奇数であることが多く、中には11枚のものもあります。 最近の園芸種は、葉が斑入りや絞り柄などの印象的なカラーリーフの種類も流通しています。丈夫で手入れいらずなので、庭木を始め、公園樹や建物のエントランスの植栽などにも使われています。

ピラカンサ

学名:Pyracantha 分類:常緑低木 樹形:木立型 観賞期:11月~2月 ピラカンサは秋から冬にかけて、真赤に熟す実が美しい常緑低木です。ピラカンサの果実は食用にはできませんが、枝に長く実が残るので、冬の間中目を楽しませてくれます。

  • 学名:Pyracantha
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 観賞期:11月~2月

ピラカンサは秋から冬にかけて、真赤に熟す実が美しい常緑低木です。ピラカンサの果実は食用にはできませんが、枝に長く実が残るので、冬の間中目を楽しませてくれます。

ピラカンサ

  • ピラカンサは庭木や生垣として人気のあるバラ科の常緑低木です。春の終わりから初夏には小さな真白な花を枝いっぱいにたわわに咲かせます。秋から冬にかけては枝をしなるらせるほどにたくさんの果実を実らせます。あまり手をかけずとも毎年結実してくれるので、庭木として人気の樹種です。枝には細かいトゲがあり、常緑ということもあって、生垣として利用されることも多々あります。 ピラカンサというのは、ピラカンサ属の樹木数種類を指して使われる呼称です。赤い果実を付けるトキワサンザシ(Pyracantha coccinea)の他、黄色い果実のタチバナモドキ(Pyracantha angustifolia)などがあります。  

目次に戻る≫

おすすめの低木|落葉樹3種

ヒュウガミズキ

学名:Corylopsis pauciflora 分類:落葉低木 樹形:ブッシュ型 花期:3月~4月 ヒュウガミズキはこんもりとブッシュ状に繁る樹形が特徴的な落葉低木です。初春になると、淡いクリーム色の花を俯くように咲かせます。

  • 学名:Corylopsis pauciflora
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:ブッシュ型
  • 花期:3月~4月

ヒュウガミズキはこんもりとブッシュ状に繁る樹形が特徴的な落葉低木です。初春になると、淡いクリーム色の花を俯くように咲かせます。

ヒュウガミズキ

  • ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木です。耐寒、耐暑性ともに優れ、自然樹形で育てられ手間がかからないため、公園や川沿いなどの公共空間の植栽にも植栽されています。自然樹形の他、刈り込みに堪えるので生垣にもできます。 ヒュウガミズキの花は、3月~4月にかけて淡い黄色の花がうつむいたような姿で開花します。派手さはありませんが楚々としてかわいらしい花です。葉はハートのような形で、花が開花した後に芽吹きます。初夏の青葉、秋の紅葉とも美しく目を引きます。 ヒュウガミズキは枝もの花材としても流通し、年末~年始は芽吹き枝、2月頃には花つきの枝ものとして出回っています。

ニシキギ

学名:Euonymus alatus 分類:落葉低木 樹形:木立型 観賞期:10月~11月 ニシキギの枝は、秋に真赤に紅葉する葉が美しい落葉低木です。ニシキギの枝には板状の翼(よく)があるのが特徴です。このため、枝がところどころ欠けているかのような独特の風合いをしています。刈り込んで小さく仕立てることもできますが、自然樹形も美しい庭木です。

  • 学名:Euonymus alatus
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 観賞期:10月~11月

ニシキギの枝は、秋に真赤に紅葉する葉が美しい落葉低木です。ニシキギの枝には板状の翼(よく)があるのが特徴です。このため、枝がところどころ欠けているかのような独特の雰囲気があります。刈り込んで小さく仕立てることもできますが、自然樹形も美しい庭木です。

ムラサキシキブ

学名:Callicarpa japonica 分類:落葉低木 樹形:木立型 観賞期:9月~11月 ムラサキシキブは秋に紫色に熟す実が可愛らしい落葉低木です。ムラサキシキブの花はとても小さく目立ちませんが、春に淡いピンク色の花を咲かせます。  ムラサキシキブによく似た木でコムラサキがあります。違いは、ムラサキシキブよりもコムラサキのほうが枝いっぱいに実を付けます。さらにムラサキシキブは木立型で生長するのに対し、コムラサキはブッシュ型です。

  • 学名:Callicarpa japonica
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 観賞期:9月~11月

ムラサキシキブは秋に紫色に熟す実が可愛らしい落葉低木です。ムラサキシキブの花はとても小さく目立ちませんが、春に淡いピンク色の花を咲かせます。

ムラサキシキブによく似た木でコムラサキがあります。違いは、ムラサキシキブよりもコムラサキのほうが枝いっぱいに実を付けます。さらにムラサキシキブは木立型で生長するのに対し、コムラサキはブッシュ型です。

ムラサキシキブ(紫式部)

  • ムラサキシキブ(紫式部)は、秋の紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋の緑から、秋が深まってくると黄色く紅葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景で、英名ではJapanese beautyberryとも言われています。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。 ムラサキシキブ(紫式部)の近縁にコムラサキがあり、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブ(紫式部)として販売されていることが多く、園芸店で販売されているムラサキシキブ(紫式部)はコムラサキであることの方が多いため、個人宅や公園などの公共スペースの植栽で見られるのはコムラサキです。それぞれは樹高や実の付き方に違いがありますが(下記参照)、育て方に違いはありません。 コムラサキの園芸種でシロシキブ(白式部)と言って、実が白の種類もあります。

 

目次に戻る≫

おすすめの低木|花木13種

ビバーナム・スノーボール

学名:Viburnum opulus 分類:落葉低木 樹形:木立型 花期:4月~5月 ビバーナム・スノーボールは春の桜が終わった頃に毬のような花を咲かせる落葉低木です。ビバーナム・スノーボールの花は咲き始めはグリーン、咲き進むに従って花色が白へと変化していきます。

  • 学名:Viburnum opulus
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:4月~5月

ビバーナム・スノーボールは春の桜が終わった頃に毬のような花を咲かせる落葉低木です。ビバーナム・スノーボールの花は咲き始めはグリーン、咲き進むに従って花色が白へと変化していきます。

ミツマタ

学名:Edgeworthia chrysantha 分類:落葉低木 樹形:木立型 花期:2月~3月 ミツマタはどこまでいっても枝が3つに分岐する、とても変った特徴を持つ落葉低木です。梅の花が咲く頃にミツマタの花も咲き始めます。カスタードクリームのような明るいクリーム色の花を、枝の先に俯くように咲かせます。花には赤花種もあります。

  • 学名:Edgeworthia chrysantha
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:2月~3月

ミツマタはどこまでいっても枝が3つに分岐する、とても変った特徴を持つ落葉低木です。梅の花が咲く頃にミツマタの花も咲き始めます。カスタードクリームのような明るいクリーム色の花を、枝の先に俯くように咲かせます。花には赤花種もあります。

ミツマタ

  • ミツマタは、ジンチョウゲ科の落葉低木です。枝が必ず三つに分岐する特徴が名前の由来です。強い繊維質の樹皮は和紙の原料として使われるほか、明治時代に初めてお札の原料として採用され、現在も利用されています。 ミツマタの花は、梅の花が咲く頃の2月後半から3月上旬に咲き始めます。新芽が出る前に、三つに分かれた枝の先に咲く蜂の巣のような形状の下向きにつく花は、徐々に球状になります。花に見える部分は、正確には花ではなく、萼(がく)が変化したものです。花色は明るい黄色で芳香があり、オレンジがかった赤色の赤花ミツマタという品種もあります。

アセビ

学名:Pieris japonica 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:2月~4月 アセビは春に小さな花のかたまりを枝からぶら下げるように咲かせる常緑低木です。その花の可愛らしさは、そのまま髪飾りにしたくなるほどです。  アセビは漢字で馬酔木と書きます。昔、馬がこの木の葉を食べると酔ったようになったのが由来だとされています。

  • 学名:Pieris japonica
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:2月~4月

アセビは春に小さな花のかたまりを枝からぶら下げるように咲かせる常緑低木です。その花の可愛らしさは、そのまま髪飾りにしたくなるほどです。花色は白とピンクがあります。

アセビは漢字で馬酔木と書きます。昔、馬がこの木の葉を食べると酔ったようになったのが由来だとされています。

アセビ(馬酔木)

  • アセビ(馬酔木)は日本各地に自生するツツジ科の常緑低木です。庭木としても人気があり、個人の庭から公園、街路樹として広く利用されています。初春、沈丁花が咲く頃に白く小さな壺状の花をカンザシのように、房状に咲かせます。白花の他に赤花種もあります。顔を近づけるとほのかに芳香があるのも特徴です。光沢のある明るいグリーンの葉を手のひらを広げたように放射状に付けます。 街中で見かけるアセビ(馬酔木)はきちんと刈り込まれ、樹形が整えられていますが、山野では大きく生長し枝が暴れたようになっている姿も見かけます。 漢字の「馬酔木」は文字通り、馬がこの木を食べると酔ったようになってしまったことから当てられた漢字です。アセビ(馬酔木)には毒性があると言われているので、口に入れることのないように気を付けてください。

ユキヤナギ

学名:Spiraea thunbergii 分類:落葉低木 樹形:ブッシュ型 花期:4月 ユキヤナギは春に真白な小さな花を枝いっぱいに咲かせる姿が美しい落葉低木です。ユキヤナギはブッシュ状にこんもりと繁り、さらに枝を柳のように柔らかく下垂させます。ユキヤナギにはピンク色の花を咲かせる品種もあります。

  • 学名:Spiraea thunbergii
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:ブッシュ型
  • 花期:4月

ユキヤナギは春に真白な小さな花を枝いっぱいに咲かせる姿が美しい落葉低木です。ユキヤナギはブッシュ状にこんもりと繁り、さらに枝は柳のように柔らかく枝垂れます。ユキヤナギにはピンク色の花を咲かせる品種もあります。

雪柳(ユキヤナギ)

  • 雪柳(ユキヤナギ)は、枝垂れるように生長した枝に、白やピンクの小さな花を無数に咲かせるバラ科の落葉低木。「雪柳」の名前から、花の開花時期が雪の降る冬に思われがちですが、桜と同じころの春に開花する植物です。枝垂れような枝ぶりが柳に似て、枝に雪のように咲く花が雪を連想させることから名前がつきました。生育が良く丈夫な植物なので、公園などの公共空間でもよく見かけます。 近年はピンク系の新しい品種や黄金葉の品種など、葉を楽しむ品種もあります。花は切り花としても愛され、たくさんの枝ものが冬から早春に流通しています。

トキワマンサク

学名:Loropetalum chinense 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:4月~5月 トキワマンサクは小さな卵型の葉と、細いリボンのような形状の花が可愛らしい常緑低木です。刈り込みにも耐えるので生垣にも好まれます。トキワマンサクの花色は白の他に、濃いピンクの花を咲かせるベニバナトキワマンサクがあります。

  • 学名:Loropetalum chinense
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:4月~5月

トキワマンサクは小さな卵型の葉と、細いリボンのような形状の花が可愛らしい常緑低木です。刈り込みにも耐えるので生垣にも好まれます。トキワマンサクの花色は白の他に、濃いピンクの花を咲かせるベニバナトキワマンサクがあります。

トキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)

  • トキワマンサクはマンサク科の常緑樹。4月~5月にピンクや白の花が一斉に開花し、遠くから見ると木全体が花に覆われているように見えるほど華やかです。 病害虫に強く丈夫なトキワマンサクは、和風、洋風どちらの雰囲気にも合い、街路樹や公園樹、マンションなどのエントランスの植栽としてよく利用されています。芽吹き力が強く刈り込みに耐えるため、生け垣として使うこともできます。 糸状の細い花びらの集合体が花となっている一風変わった見た目をしています。濃いピンクの花を咲かせるベニバナトキワマンサクは、トキワマンサクの変種です。トキワマンサクの色は、白、ピンク、紅、絞りなどがあり、這性、しだれ樹形、二季咲きなど、様々な咲き方の品種が流通しています。

ノイバラ

学名:Rosa multiflora 分類:落葉低木 樹形:ブッシュ型 花期:4月~5月 ノイバラは春に小さな一重の花を咲かせる落葉低木です。株元から枝分かれして茂みのような樹形に生長します。ノイバラは秋に赤く熟す小さな実も可愛らしく、クリスマスリースなどにも使用されます。

  • 学名:Rosa multiflora
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:ブッシュ型
  • 花期:4月~5月

ノイバラは春に小さな一重の花を咲かせる落葉低木です。株元から枝分かれして茂みのような樹形に生長します。ノイバラは秋に赤く熟す小さな実も可愛らしく、クリスマスリースなどにも使用されます。

カルミア

学名:Kalmia latifolia 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:5月~6月 カルミアは、初夏に金平糖のような星形の可愛らしい花を咲かせる常緑低木です。アメリカシャクナゲという別名もあります。

  • 学名:Kalmia latifolia
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:5月~6月

カルミアは、初夏に金平糖のような星形の可愛らしい花を咲かせる常緑低木です。アメリカシャクナゲという別名もあります。

カルミア

  • 原産地では樹高10mほどになりますが日本では1m~3mほどにとどまる常緑低木でその花とつぼみの姿が特徴的です。つぼみは金平糖のような、チョコレート菓子のアポロに似た形で花が開くと五角形の皿型になります。晩春につぼみが膨らみ開花期間は初夏から梅雨入りにかけて約1カ月ほどと長く、終わった花は散らずに茶色くなって残ります。葉は長さ7~10cmの光沢のある革質の濃い緑色で通年鑑賞できます。葉がシャクナゲやローレルに似ていることから別名アメリカシャクナゲやハナガサシャクナゲ、アメリカン・ローレルと呼ばれています。

セイヨウニンジンボク

学名:Vitex agnus-castus 分類:落葉低木 樹形:木立型 花期:7月~9月 セイヨウニンジンボクは夏に薄紫色の花を咲かせる落葉低木です。真夏の暑い盛りに涼し気な色の花を咲かせるので、庭木として人気があります。

  • 学名:Vitex agnus-castus
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:6月~9月

セイヨウニンジンボクは夏に薄紫色の花を咲かせる落葉低木です。真夏の暑い盛りに涼し気な色の花を咲かせるので、庭木として人気があります。

セイヨウニンジンボク

  • セイヨウニンジンボクは、夏に薄紫色の穂状の花を咲かせるシソ科の落葉低木です。ニンジンボクの名は、葉の形が朝鮮人参に似ていることにちなみます。丈夫な上に夏から秋まで咲き続け、庭の花が少なくなる真夏も涼し気な薄紫色の花が開花します。花や葉には芳香があり、株元に近づくとほんのりと香りが漂います。 古くは婦人病に効果がある薬草として民間療法に利用されてきた歴史があり、薬草園などにも植栽されているのを見かけます。現在は、ハーブティーなどにも利用され、英名の「チェストベリー」「チェストツリー」の名前で流通していることが多いようです。  

アナベル

学名:Hydrangea arborescens ‘Annabelle’ 分類:落葉低木 樹形:木立型 花期:6月~7月 アナベルは、セイヨウアジサイやアメリカアジサイとも呼ばれる、アジサイの仲間の落葉低木です。アナベルの花は咲き始めはグリーン、咲き進むに従って真白な大きな毬のようになります。

  • 学名:Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:6月~7月

アナベルは、セイヨウアジサイやアメリカアジサイとも呼ばれる、アジサイの仲間の落葉低木です。アナベルの花は咲き始めはグリーン、咲き進むに従って真白な大きな毬のようになります。

アナベル

  • アメリカアジサイやセイヨウアジサイの別名を持つアナベルは、アジサイの仲間の落葉性低木です。 初夏に20~30cmの大きな花が開花します。花色は、咲き始めはグリーン、咲き進むにしたがって白くなり、夏を過ぎると再び秋色グリーンに変化します。大きな花ですが主張しすぎることがなく、周囲の草花と調和するため、庭木として人気があります。暑さ寒さに強く育て方も容易で剪定も簡単なので、植物園やガーデンなど、さまざまな場所にも植えられています。 最近は、基本種のほか、矮性種や花が大きい品種、ピンクのアナベルなど、年々品種が増えています。 アナベルは鉢ものの他、切り花としても出回っていて、切り花やドライフラワーとしても利用されています。

クチナシ

学名:Gardenia jasminoide 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:6月~7月 クチナシは、初夏に甘い香りの真白な花を咲かせる常緑低木です。クチナシの芳香は古今東西人気があり、香水や香料にもよく使用されます。クチナシには一重咲きと八重咲きがあり、さらにコクチナシといって花のサイズが小さな品種もあります。

  • 学名:Gardenia jasminoide
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:6月~7月

クチナシは、初夏に甘い香りの真白な花を咲かせる常緑低木です。クチナシの芳香は古今東西人気があり、香水や香料にもよく使用されます。クチナシには一重咲きと八重咲きがあり、さらにコクチナシといって花のサイズが小さな品種もあります。

クチナシ

  • クチナシは常緑低木で、葉は光沢のある長い楕円で濃緑色で葉脈がはっきりとしています。クチナシはの花は6月~7月に白色の花を咲かせます。花弁はフェルトのような優しい風合いをしています。香りが特徴的で甘い香りを周囲に漂わせます。 花の形は八重咲と一重咲きがあり、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われています。 お庭に植えられる方も多いクチナシですがだいたい1m~2mにほどになります。枝が詰まって葉が育つ為、垣根としてに好まれます。また、『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』という歌が由来の原点ともいわれています。

デュランタ

学名:Duranta repens 分類:常緑(落葉)低木 樹形:ブッシュ型 花期:6月~10月 デュランタは、白や紫色の小花を房状に、枝から下げるように咲かせる姿が美しい常緑(落葉)低木です。熱帯植物ですが、関東以西の暖かい地域では戸外でも越冬します。

  • 学名:Duranta repens
  • 分類:常緑(落葉)低木
  • 樹形:ブッシュ型
  • 花期:6月~10月

デュランタは、白や紫色の小花を房状に、枝から下げるように咲かせる姿が美しい常緑(落葉)低木です。熱帯植物ですが、関東以西の暖かい地域では戸外でも越冬します。

ムクゲ

学名:Hibiscus syriacus 分類:落葉低木 樹形:木立型 花期:7月~9月 ムクゲはハイビスカスのような花を咲かせる落葉低木です。刈り込みにもよく耐え、夏の間次々と花を咲かせるので、人気の庭木です。

  • 学名:Hibiscus syriacus
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:7月~9月

ムクゲはハイビスカスのような花を咲かせる落葉低木です。刈り込みにもよく耐え、夏の間次々と花を咲かせるので、人気の庭木です。

ムクゲ(木槿)

  • ムクゲは夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木です。ムクゲは非常に強健で刈り込みにも耐えることから道路脇の街路樹として利用されることもあります。ハイビスカスのような南国を思わせるムクゲですが、耐寒性が非常に強く北海道でも地植えにすることができるほどです。また、ことわざで「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」や「槿花一朝の夢」と言ったムクゲを冠したものがありますが、これはムクゲの花が1日でしぼんでしまうことを栄華のはかなさに掛けた言葉です。ただ、本物のムクゲの花は次々に咲くので秋まで楽しむことができます。ムクゲは初心者向けの花木で場所も気にせず植えられるので庭の寂しい部分を埋めるように植えてあげるとよいでしょう。

学名:Lespedeza 分類:落葉低木 樹形:木立型、ブッシュ型 花期:7月~10月 萩は紫た白の小さな豆の花を枝いっぱいに咲かせる落葉低木です。秋の七草にも数えられるほど、昔から日本で愛されてきた庭木です。

  • 学名:Lespedeza
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型、ブッシュ型
  • 花期:7月~10月

萩は紫た白の小さな豆の花を枝いっぱいに咲かせる落葉低木です。秋の七草にも数えられるほど、昔から日本で愛されてきた庭木です。

ハギ(萩)

  • ハギ(萩)は秋の七草にも入っているくらい古くから日本で好まれてきた落葉低木です。秋の花というイメージが強いハギ(萩)ですが、実は夏の盛りから咲き始めます。ハギ(萩)の花は夏から咲き始めて、初秋には満開になります。 ハギ(萩)の樹形は、枝垂れるように伸ばした枝に直径1~1.5㎝程の赤紫色のマメの花をたくさん咲かせます。単色ではなく僅かにグラデーションがかかったような色合いをしているので、花の表情に複雑さが出ます。枝垂れた枝に赤紫色の花を咲かせて風に揺れる姿は美しく、秋を感じさせる花です。赤紫色の花が一般的ですが、白花種もあります。 非常に生育旺盛で、短く切り詰めてもすぐに大きく枝を伸ばします。他のマメ科の植物と同じように根に根粒菌を保持していますので、土壌を肥沃にする特性があります。

 

目次に戻る≫

おすすめの低木|果樹6種

ユスラウメ

学名:Cerasus tomentosa 分類:落葉低木 樹形:木立型 収穫期:6月~7月 ユスラウメは初夏にさくらんぼのような赤く小さな果実をたわわに実らせる落葉低木です。ユスラウメの果実は瑞々しく、ほのかな甘さがあります。

  • 学名:Cerasus tomentosa
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 収穫期:6月~7月

ユスラウメは初夏にさくらんぼのような赤く小さな果実をたわわに実らせる落葉低木です。ユスラウメの果実は瑞々しく、ほのかな甘さがあります。

ブルーベリー

学名:Vaccinium corymbosum 分類:落葉低木 樹形:木立型 収穫期:7月~9月 ブルーベリーは夏に黒に近い濃紺の果実を付ける落葉低木です。ブルーベリーは秋になると真赤に紅葉する姿も美しく、庭木として人気があります。

  • 学名:Vaccinium corymbosum
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 収穫期:7月~9月

ブルーベリーは夏に黒に近い濃紺の果実を付ける落葉低木です。ブルーベリーは秋になると真赤に紅葉する姿も美しく、庭木として人気があります。

ブルーベリー

  • ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の落葉低木で、種類は200~300種あると言われています。初夏に白やピンクの花が咲き、7月~8月頃に紫色の小さな実が収穫できます。秋には美しい紅葉も楽しめ、寒さに強く丈夫な樹木であることから、庭木としても人気があります。低木なので鉢植えにしてベランダなどでも十分に収穫が楽しめます。地植えにすると大きく育って収穫量も増えます。虫が付きにくく無農薬栽培がしやすいことも魅力のひとつです。 ブルーベリーは1品種の苗木でも結実しなくはないですが、たくさん収穫したい場合は同一系統の2品種を植えるとよいでしょう。実が黒みがかった紫色になると食べ頃です。収穫期の実はやわらかいので、下から手を添えてやさしく摘み取りましょう。

ブラックベリー

学名:Rubus 分類:落葉低木 樹形:つる性 収穫期:6月~8月 ブラックベリーは名前の通り、真黒な甘い果実を実らせる落葉低木です。ブラックベリーの枝は真直ぐに生長せずに放っておくと暴れだすので、適宜誘引が必要です。ブラックベリーは春に咲くピンク色の花も可愛らしく、庭木として人気があります。

  • 学名:Rubus
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:つる性
  • 収穫期:6月~8月

ブラックベリーは名前の通り、真黒な甘い果実を実らせる落葉低木です。ブラックベリーの枝は真直ぐに生長せずに放っておくと暴れだすので、適宜誘引が必要です。ブラックベリーは春に咲くピンク色の花も可愛らしく、庭木として人気があります。

ブラックベリー

  • ブラックベリーは、初夏に黒い実をつける落葉性のつる植物です。生食できる他、ジャムなどに加工するのにも向いています。性質がとても強く、病害虫の心配も少ないことから、無農薬でも簡単に育てられ家庭で育てるのに向いています。 ブラックベリーは品種が多品種あり、もともとはトゲがある植物ですが、最近流通している品種はトゲなし品種が一般的で、誘引なども簡単にできるようになりました。地植えの他、鉢植えでも栽培可能です。

フサスグリ(レッドカラント)

学名:Ribes rubrum 分類:落葉低木 樹形:木立型 収穫期:6月~7月 フサスグリは初夏に赤く半透明な宝石のように美しい果実を実らせる落葉低木です。フサスグリの果実は酸味が強く生食には向きませんが、ジャムやシロップなどにして楽しめます。

  • 学名:Ribes rubrum
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 収穫期:6月~7月

フサスグリは初夏に赤く半透明な宝石のように美しい果実を実らせる落葉低木です。フサスグリの果実は酸味が強く生食には向きませんが、ジャムやシロップなどにして楽しめます。

フサスグリ(レッドカラント)

  • フサスグリ(レッドカラント)は、初夏に赤いキラキラとした実をつけるスグリ科の落葉低木です。実は酸味が強く、どちらかというと生食よりは加工用として使われますが、最近はお菓子の飾り付けなどには生で使用されることもあります。キラキラした実がとても美しいことから、装飾用として花屋で枝もの花材として流通しています。

クランベリー

学名:Vaccinium macrocarpon 分類:常緑低木 樹形:ほふく型 収穫期:9月~12月 クランベリーは秋から冬にかけて、真赤な果実を実らせる常緑低木です。クランベリーの果実は非常に酸味が強く生食には向きません。ジャムやジュースにして楽しめます。

  • 学名:Vaccinium macrocarpon
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:ほふく型
  • 収穫期:9月~12月

クランベリーは秋から冬にかけて、真赤な果実を実らせる常緑低木です。クランベリーの果実は非常に酸味が強く生食には向きません。ジャムやジュースにして楽しめます。

クランベリー

  • うつむき加減に咲く白い花のあとに、丸くてつややかな可愛らしい赤い果実を実らせます。樹高が20cmほどの常緑低木です。本来は湿地や沼地に自生することから、乾燥を嫌い湿気を好みます。暑さにも弱いです。また酸性土を好むので用土に気をつける事がポイントです。暑さに弱いですが、寒さには非常に強く、-40℃でも耐えられるといわれています。それゆえ、暖地では生育が悪く、果実も本来の味になりません。 果実は酸味がとても強いので生食よりも、ジャム、ケーキ、シャーベット、果実酒、料理のソースに利用されています。果実は安息香酸を含有しているため注意が必要です。自家結実性があるので1本だけでも結実します。 果実はほとんど流通しておらず加工品がほとんどです。苗は年中手に入りますが、夏や実が付いている時期のみというところも多いようです。

ガマズミ

学名:Viburnum dilatatum 分類:落葉低木 樹形:木立型 収穫期:10月 ガマズミは秋に小さく真赤な瞑状の果実を枝の先にかたまりで実らせる落葉低木です。ガマズミの果実は酸味が強く生食には向きませんが、ジャムやシロップにして楽しめます。

  • 学名:Viburnum dilatatum
  • 分類:落葉低木
  • 樹形:木立型
  • 収穫期:10月

ガマズミは秋に小さく真赤な瞑状の果実を枝の先にかたまりで実らせる落葉低木です。ガマズミの果実は酸味が強く生食には向きませんが、ジャムやシロップにして楽しめます。

ガマズミ

  • ガマズミとは、日本の山野に自生する落葉高木です。ガマズミにはたくさんの種類がありますが、厳密に「ガマズミ」というとこのViburnum dilatatumを指します。春の桜が咲く頃、ガマズミの花は咲き始めます。真白な円形の集合花序を作ります。秋にはその花を真赤に結実させ、小さな赤い実をぎっしりと実らせます。真赤に熟した果実は酸味が強く生食は出来ませんが、アルコールに漬け込んで果実酒にして楽しむことが出来ます。

 

目次に戻る≫

おすすめの低木|ハーブ3種

ローズマリー

学名:Rosmarinus officinalis 分類:常緑低木 樹形:ブッシュ型、ほふく型 花期:四季咲き ローズマリーは枝葉の爽やかな芳香が特徴の常緑低木のハーブです。ローズマリーには上に枝を伸ばす木立性と、地面を這うように伸ばすほふく性があります。香りやハーブとしての使用方法に違いはありません。

  • 学名:Rosmarinus officinalis
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:ブッシュ型、ほふく型
  • 花期:四季咲き

ローズマリーは枝葉の爽やかな芳香が特徴の常緑低木のハーブです。ローズマリーには上に枝を伸ばす木立性と、地面を這うように伸ばすほふく性があります。香りやハーブとしての使用方法に違いはありません。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木のハーブです。全草に爽やかな芳香があり、料理やお茶、薬用、化粧品、香料として幅広く利用されています。 ローズマリーには肌のターンオーバーを促す効果や疲労回復、血行促進などに効果があると言われています。体調を崩した中世ハンガリーのエリザベート王妃がローズマリーのハーブチンキを使用したところ元気と若さを取り戻し、ポーランド王に求婚されたことから「若返りの妙薬」「若返りのハーブ」などの別名があります。 近年は、ローズマリーの香りが脳を活性化し認知症予防に効果的であることがメディアで紹介され、介護の現場などでも使われています。 性質は非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。刈り込みにも耐えるため、生垣などにも利用されます。ハーブの花の中では比較的開花期間が長い部類で、品種によって多少違いがありますが、晩秋から初夏に枝の先に小さなかわいらしい花を咲かせます。花の色は青紫のほか、ピンクや白があり、そのほか葉を楽しむ品種として斑入り種も流通しています。 木立性ローズマリー ローズマリーは非常にたくさんの品種があり、生長の仕方は上に枝を伸ばしていく木立性、地面を這うように枝を伸ばすほふく性、両者の中間的な半ほふく性に分類されます。植え付ける場所や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

ラベンダー

学名:Lavandula 分類:常緑低木 樹形:ブッシュ型 花期:5月~7月 ラベンダーは香りの良い花を咲かせる常緑低木です。ラベンダーには多くの種類がありますが、ラベンダー独特の甘い芳香を楽しむなら、イングリッシュラベンダーがおすすめです。

  • 学名:Lavandula
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:ブッシュ型
  • 花期:5月~7月

ラベンダーは香りの良い花を咲かせる常緑低木です。ラベンダーには多くの種類がありますが、ラベンダー独特の甘い芳香を楽しむなら、イングリッシュラベンダーがおすすめです。

ラベンダー

  • ラベンダーは地中海沿岸原産の常緑低木。ハーブの女王とも呼ばれ、癒しのフローラル系の香りが人気のハーブです。ヨーロッパでは古くから栽培され、お風呂や衣類の香りづけなど日常の暮らしの中で利用されてきました。花の色は薄紫や濃い紫、白があり、葉には芳香があります。ハーブとして蒸留して得られたオイルは香水などの成分となり、花を乾燥させたものはポプリやハーブティーとして利用できます。 ラベンダーの語源は、lavareという「洗う」を意味するラテン語だと言われています。その精油はリラックスや精神安定にも使われており、とても人気があります。「万能の精油」ともいわれ、アロマテラピーでもっとも広く利用される精油です。ラベンダーにはイングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーなど種類がたくさんあり、種類ごとに精油が作られているため、ラベンダーと名のつく精油はたくさんあります。 ラベンダーは地中海沿岸が原産地のため、高温多湿を嫌う性質です。風通し良く、蒸れないように世話をすれば次第に大株になり、良い香りのする花を毎年咲かせて楽しませてくれます。

マートル

学名:Myrtus communis 分類:常緑低木 樹形:木立型 花期:5月~6月 マートルは和名をギンバイカ(銀梅花)といい、初夏に梅に似た花を咲かせる常緑低木のハーブです。光沢のある葉に芳香があります。

  • 学名:Myrtus communis
  • 分類:常緑低木
  • 樹形:木立型
  • 花期:5月~6月

マートルは和名をギンバイカ(銀梅花)といい、初夏に梅に似た花を咲かせる常緑低木のハーブです。光沢のある葉に芳香があります。

ギンバイカ(マートル)

  • ギンバイカ(マートル)は地中海沿岸原産の常緑低木です。春に花びらが5枚の梅に似た花を咲かせるところから、和名を銀梅花(ギンバイカ)と言います。ハーブとして扱われる場合は「マートル」という名前で流通しています。 冬にはオリーブに似た黒い果実を付けます。光沢のある明るいグリーンの葉には芳香があり、ハーブとして肉料理などに利用される他、ギンバイカ(マートル)の精油も人気があります。ギンバイカ(マートル)は古代ギリシャを始め、ヨーロッパでは昔から神聖な樹とされてきました。「祝いの木」とも言われ、ヨーロッパでは昔から結婚式で使用されてきました。日本でも枝もの花材として流通しています。 常緑で葉の密度も高いことから生垣としてもよく利用されます。斑入りの品種「バリエガタ」は、より柔らかい印象を与えます。また、樹高が1mほどで、葉も小さく比較的コンパクトに栽培できるヒメギンバイカ(姫銀梅花)という品種もあり、別名ドワーフマートルとも呼ばれています。 同じフトモモ科の植物にギンバイカ(マートル)と名前が似ているレモンマートルがありますが、ギンバイカ(マートル)はギンバイカ属、レモンマートルはバクホウシア属の別の植物です。

目次に戻る≫

低木を使いこなしておしゃれなお庭を作ろう

気になる低木は見つかったでしょうか。低木は場所も取らず、管理が楽なものが多いのが魅力です。低木をシンボルツリーにするのもよいでしょう。大きな庭木の近くに低木を植えて高低差をつければ、奥行きのある景色が作れます。楽しみ方がいっぱいの低木を上手に使いこなして、素敵なお庭を作ってください。

目次に戻る≫

 

 

▼編集部のおすすめ

 

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

関連ワード

今月のおすすめコンテンツ

「庭木におすすめ低木30種|花木や果樹、ハーブでおしゃれなお庭に!」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

アバター画像
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

このライターの記事一覧

『庭木・シンボルツリー』デイリーアクセスランキング

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

ミドラス