シソ(大葉)の育て方|摘心のやり方やタイミング

金子三保子

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シソは料理やお刺身のつまなど、夏には欠かせない葉もの野菜。一株育てておくと必要な時に必要な枚数だけ摘んで使えるので便利です。今回は、一株でもたくさんの葉を収穫できる摘心のやり方とタイミングをご紹介します。おうちで一苗育ててみませんか。

目次

シソ(大葉)とは?

シソ(大葉)

シソは古くから自生しているシソ科の一年草。柔らかい葉は、なんとも言えない爽やかな香りがします。葉だけでなく、芽、花穂、実も食用にでき、薬味や刺身のつま、天ぷらなどに使われます。ミネラルやビタミンなどの栄養価も高い上に、魚の臭みを抑える効果や防腐・殺菌効果などの薬効があり、昔から夏の食卓に欠かせない葉ものとして利用されてきました。

シソは育てやすく料理に使いやすいため、家庭菜園でも定番的な野菜です。苗として流通している時点では草丈15~20cmくらいのものが多いですが、庭や畑に植えると、だいたい約70~80cmくらい、時には1m近くまで育つこともあります。そのため、プランターで育てる際は大きなサイズのものに植えることをおすすめします。

植え付け後はたくさんの葉が茂り、次々と脇芽が出てきます。環境に合えばこぼれ種でも育ち、翌年以降は思いもよらない場所から発芽することがあります。

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シソ(大葉)の摘心のやり方とタイミング

たくさんの葉を収穫するために行う作業、「摘心」をご紹介します。そのまま切らずに葉だけを収穫し続けた株と、摘芯をした株だと、最終的に収穫できる葉の量に違いが出ます。

摘心のタイミング

シソ(大葉) 摘心位置

5月頃に植え付けた苗は、しばらくは苗を大きく育てる期間です。

茎を伸ばし、次々と葉が生長してくるのがだいたい6月以降。茎が5節以上伸びてきたら、3~5節目で摘芯してわき芽の生長を促します。

摘心の位置

シソ(大葉)摘心の位置

シソは大きく生長した葉の脇から次の葉が両サイドに出てきます。摘芯するのは、この小さな葉の上をカットします。小さな葉までカットしてしまうと、次の茎にならないので注意しましょう。摘芯した位置から枝分かれして、倍の量の葉が収穫できるようになります。

シソ(大葉)の葉の構造

シソ(大葉)の構造

シソは茎から2枚の葉が両サイドに翼のように広がって生長します。大きな葉の脇に次の葉になる脇芽が出て、その葉の向きは大きな葉と重なり合わないように90度ずれて、やはり翼のように両サイドに広がるようにつきます。この小さな葉が次第に生長して、大きな葉になっていきます。

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シソ(大葉)の収穫

シソ(大葉)の収穫

シソ(大葉)の収穫はいつから?

いつ植えたかにもよりますが、収穫できるようになるのは早くても6月後半あたりから。それまでは苗を育てる期間です。本格的にたくさん収穫できるのは、夏野菜の収穫が始まる時期と一緒で7月に入ってから。通常の葉の収穫は、本葉が10枚以上になったあたりから下の葉から順次収穫します。

シソ(大葉)と日当たりの関係

シソは日当たりの良い場所から半日陰まで栽培可能ですが、光が足りないと徒長したり、葉の色や香りが悪くなります。

基本的には光が必要ですが、強い日差しが当たりすぎると葉が固くなります。柔らかい葉のシソに比べると、固いシソは食感も風味も落ちるため、植え付ける場所やプランターを置く場所を工夫しましょう。

シソ(大葉)の収穫はいつまで?

しそ(紫蘇) 花穂 

シソは短日植物のため、8月終わりから9月頃からとう立ちして花穂が伸びてきます。短日植物とは、1日の日照時間が短くなると花芽を形成する植物のこと。

花穂がついて葉っぱの出が悪くなってきたシソは、抜かずにそのままにしておくと種がこぼれ、翌年はこぼれ種で発芽することもあります。スペースに余裕がある場合は自然に枯れるまでそのままにしてみてください。来年、たくさんのシソが発芽するかもしれません。

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ちょうどよいタイミングでの摘心、真夏の光の当たり具合を工夫して、柔らかくて美味しい葉をたくさん収穫しましょう。

 

▼編集部のおすすめ

シソ(大葉)

  • シソ(大葉)は草丈約70~80cm位の日本に昔から生育している植物です。シソ(大葉)の葉は柔らかく、とてもさわやかでよい香りが特徴的です。 シソ(大葉)は一度育つとたくさんの葉が茂り、収穫してもわき芽から次々と葉が生えてきます。こぼれ種でも発芽し、まいた記憶もない場所から生えてきたりもします。 緑色の葉紫蘇は別名大葉とよばれています。葉は緑色の他に赤紫の赤じそがあります。赤じそは梅干しの色付けなどに利用されたり、シソジュースの材料としても使用され鮮やかな赤色が魅力的です。  シソ(大葉)は、中国、ベトナム北部、韓国、日本に分布しています。日本では縄文時代の遺跡からも発掘されていることから、古くからシソ(大葉)が生育していたことが分かります。中国後漢末期の名医「華佗」が食中毒の治療に使ったことから、蘇りの薬草として世に広められたといわれています。そのことから紫蘇と名付けられたとも伝えられています。

 

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金子三保子
金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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