ミニトマトの収穫|時期とタイミング、完熟の見分け方

LOVEGREEN編集部
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6月下旬ごろからみなさんお楽しみのミニトマトの収穫の季節を迎えます。完熟したミニトマトは本当に甘くて美味しいですよね♪完熟ミニトマトの収穫時期やタイミング、完熟の見分け方をご紹介します。
目次
ミニトマトの収穫時期|タイミングと見分け方
収穫のタイミングと見分け方
みなさんのミニトマトもそろそろ赤く色付いた頃ですか?ゴールデンウィークの頃に植え付けたミニトマトの最初の収穫は6月後半ごろです。その後、7月以降は次々に実を収穫できるようになります。
真っ赤に熟したミニトマトは強い甘みを感じ、ちょっとした感動ものです!自分で育てているからこそできる、完全に熟したミニトマトをぜひとも味わってくださいね。
完熟ミニトマト|収穫のタイミングと見分け方
完熟したミニトマトが収穫のタイミング時かを見分けるコツは以下の2つです。
・ヘタの周りまで真っ赤でヘタが反り返っている。
・実にふれると簡単に枝からとれる。
まずはもぎたてをお召し上がりください!
収穫したミニトマト、甘い?酸っぱい?
完熟ミニトマトのお味はいかがでしたか?
品種にもよりますが、昔ながらの青臭いトマトと比べて、現在のミニトマトはとても甘みを感じるものが多いです。甘いトマトも酸っぱいミニトマトもどちらも美味しいとは思いますが……今回は甘いミニトマトを目指して育ててみましょう。
水分量
みなさんはトマトやミニトマトを育てる上で、「水分を抑える栽培方法がトマトを甘くする」と耳にしたことはありますか?
ミニトマトの根は水分が多めでも、乾燥気味でも適応する優れた作物ですが、ミニトマトを甘くするためには、少し水分を控え気味に育てたほうが甘みが増すようです。
ミニトマトの水やりのタイミング
ミニトマトの水やりは、土が乾燥してからたっぷり与えます。ミニトマトは、苗が少々しんなりしてから水を与えても復活してくれるたくましい作物です。
その証拠に、ミニトマトは、大きくなりすぎたわき芽をそのまま土にさしても乾燥状態に耐え、そこから根付いてくれるほど生命力の強い作物なんです。
実を甘くするためには葉の光合成が大切!
もう一つ、ミニトマトを甘くするために重要なポイントは葉の光合成です。光合成とは「植物の葉が太陽の光でデンプンなどの養分を作ること」です。
水を控えめに与えているにもかかわらずミニトマトが甘くならない場合、葉の状態を観察してみてください。ミニトマトの葉は元気ですか?
ミニトマトの葉が元気がなかったら?
葉が少なく元気がないようでしたら、今まで取り除いていたわき芽を取り除かずにそのまま生育させましょう。葉を増やすことにより光合成が増し、ミニトマトの実も甘くなります。
その後も元気なミニトマトの葉は残し、黄葉や病葉は取り除き、適宜追肥(2週間に1度)をして育てていきましょう。
割れたトマトは食べられる!裂果の原因や対策方法
トマトやミニトマトが梅雨明けや長雨の時期に実が裂けてる!そんなショッキングなトマトを目にすることはありませんか?収穫前のトマトの裂果(れっか)についてご紹介します。
ミニトマトの収穫時期に注意する害虫
ミニトマトに穴!
収穫時期に近づいたミニトマトの実を、次から次へと穴を開けながら食害していく害虫がいます。その害虫の名前はオオタバコガ・タバコガです。ミニトマトのヘタの近くから食害されることが多いので、穴を見つけ次第実ごと取り除きましょう。
ちなみに上の画像はオオタバコガ・タバコガではなく、ミニトマトの実が支柱などに当たって皮に傷がついたものです。かさぶたのようなものですので、食べることができますのでご安心を。
いかがでしたか?
みなさんも水やりやミニトマトの葉の生長具合を調節しながら、甘い完熟ミニトマトを目指してみてくださいね♪
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ミニトマト
- トマトの原種は、大玉トマトではなくチェリートマト(ミニトマト)ということが植物学者たちの調査により分かっています。大玉トマトの方が突然変異として、チェリートマト(ミニトマト)よりも後に生まれました。アンデス高原に自生していたトマトの野生種は、いずれもチェリートマトの種類だったようです。 チェリートマト(ミニトマト)は原産地では多年草ですが、日本のような温帯で育てると一年草として栽培されます。 野生種のトマトは、メキシコから北米に伝わり、実際に栽培されるようになったのは19世紀に入ってからです。ヨーロッパへ伝わるには、コロンブスの新大陸発見が大きく影響し、ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは、18世紀以降といわれています。 当初、トマトは観賞用として育てられ、食用とされることはありませんでした。というのも、新大陸からヨーロッパに伝わった時に、トマトの実がとても赤いために有毒植物と信じられていたからです。 日本に伝わったのは、17世紀の江戸時代ですが、同じように観賞用として伝わってきました。やはり「赤茄子」としての価値しか見出せず、しばらくの間観賞用としてのみ育てられていたそうです。 完熟の実にはほとんど含まれていませんが、じつはミニトマトやトマトの花・葉・茎などには、「トマチン」という有害物質が多く含まれています。そのため、ピーマンの葉は食すことはできますが、ニトマトやトマトの葉は食べることができません。 現在では、様々な品種が改良され、青臭さもなく、まるでフルーツのように甘いミニトマトもでき、人気の野菜の一つです。 ミニトマトは緑黄色野菜の1つで、クエン酸、リコピン、グルタミン酸など栄養も豊富。健康や美容に効果があることも人気の理由。サラダから、煮込み料理、ソースなど様々な料理に使えます。 ▼ミニトマトを使ったセミドライトマトの作り方はこちら 簡単!ミニトマトを使ったセミドライトマトのオイル漬け&4種のハーブクラッカー LOVEGREEN編集部のベランダで収穫したミニトマトを使って、セミドライトマトのオイル漬けと、4種のハーブ… 戸松敦子 2021.06.28 料理・レシピ