編集部のこぼれ種#18「生姜(ショウガ)とスパイスでぽかぽかに温まろう♪」

戸松敦子
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今回は寒い日が続く中、ジンジャーシロップや生姜糖、スパイスの効いた温かいチャイティーがたまらなく美味しく感じて手作りにはまっているというお話です。
皆さんは生姜が好きですか?私は生姜、ニンニク、ネギ、青シソ、セロリなどのあらゆる香味野菜が大好きで、たまに無性に食べたいときがあります。ここのところとても寒いからか、生姜のあの独特な辛味と香りが恋しくなり、辛いけれど甘い生姜糖が食べたくなりました。手作りだったら砂糖の量も自分好みにできるので、家にある生姜で早速作ることにしました。
生姜を砂糖とスパイスで煮てジンジャーシロップを作り、煮出した生姜を天日干しにした後に砂糖をまぶせば完成!
生姜を煮るときにスパイスを入れたかったのですが、急に作り出したので家にスパイスは無く、考えてひねり出したのがチャイティーのティーバッグ。チャイティーのティーバッグには、紅茶やルイボスティーと一緒にシナモン、カルダモン、クローブ、ナツメグ、フェンネルなどのスパイスが入っていますよね。お肉を紅茶で煮ると柔らかく美味しく仕上がるのだから、生姜も紅茶で煮て美味しいはずと思い、第1回目はチャイティーのティーバッグでスパイスの香り付けをしました。問題なく美味しくできましたよ。2回目はシナモン、カルダモン、クローブなどのホールスパイスを用意して作ってみました♪
シナモン
シナモンは、クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたもの。体を温めて血の巡りをよくすると言われます。アップルパイやお菓子などによく使われているとても良い香りのスパイスです。
カルダモン
カルダモンはショウガ科の多年草で、和名では小豆蔲(ショウズク)と呼ばれています。1~2cmくらいの殻の中に種が入っていて、とても爽やかな香りがします。消化を助けてくれたり、臭い消しにもなるので食後に食べると口の中がすっきりします。
クローブ
クローブは、フトモモ科のチョウジノキから作られるスパイスです。花が咲く前の蕾を乾燥させています。そう言われて見ると可愛い蕾の形をしていますよね。腸内環境を整えて胃腸を温め、冷えも改善してくれるそうですよ。
スパイスで煮たジンジャーシロップと生姜糖の作り方やおすすめの食べ方については、別記事でたっぷりご紹介しています。良かったら皆様も作ってみてくださいね。生姜やスパイスが好きな方にはたまらなく美味しい味に仕上がりますよ。寒い冬も生姜とスパイスで体をぽかぽかに温めて元気に過ごしましょう!
▼本格ジンジャーシロップと生姜糖の作り方はこちら
▼前回の編集部のこぼれ種#17はこちら
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生姜(ショウガ)
- 生姜(ショウガ)は古くから世界中の暖かい地域で、香辛料や薬用として栽培されてきました。原産地はマレー、インドを中心とする熱帯アジアといわれています。 日本でも、奈良時代には栽培されていたとされる歴史のある植物です。栽培が盛んになるのは江戸時代からで、それ以降生姜(ショウガ)は、魚肉料理の臭み消しや、薬味、ジンジャーエールなどの飲み物にも用いられ、私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。生姜(ショウガ)は古代中国で、薬として使用されてきました。漢方では主に根生姜(ネショウガ)の部分が使われています。生の生姜(ショウガ)は、吐き気止めや咳を鎮める作用、胃を丈夫にする作用があるとされており、風邪のひきはじめに飲むと効果があります。乾燥させた生姜(ショウガ)は、胃腸などの内臓を温める作用があり、体を強く元気にしてくれる強壮作用があります。